ワールドゲームズ閉幕、疾風JAPANは前回同様5位

世界大会・海外遠征
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、バズバレッツの雷人です。

ただいま埼玉県の飯能に来ております。世界大会前に心と体をリフレッシュするため、温泉とサウナと緑豊かな場所を探したら埼玉県内にありました。

近場の方は是非メッツァへ。

さて今日は「ワールドゲームズ閉幕、疾風JAPANは前回同様5位」というテーマで書いていきます。

ワールドゲームズの配信を見たり結果を振り返りながら感じたことを少しだけ。

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ワールドゲームズ閉幕、疾風JAPANは前回同様5位

7月7日から17日(アメリカ時間)にワールドゲームズが開催され、アルティメットも12日から16日の5日間に渡り行われました。

ワールドゲームズ は準オリンピックとも言われ、アルティメットの中でも世界最高峰の大会にあたります。

ワールドゲームズ日本代表「疾風JAPAN」も参加し、日本の他に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、コロンビア、フランス、ドイツの8カ国にて開催されました。

日本は最終的に前々回大会・前回大会同様5位に終わり、メダルを獲得することはできませんでした。

まずは世界一を目指して世界と戦った選手の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

みなさんの戦う姿に自分自身もやる気がみなぎって来ました。

予選リーグ

大会はまず4チームずつのリーグ戦から始まりました。

Pool Aはアメリカ・ドイツ・カナダ・イギリスの4チームで、Pool Bが日本・コロンビア・オーストラリア・フランスの4チームで行われました。

Pool Aではアメリカが順当に3勝すると思いきや、なんとドイツが13-10で勝利するなど波乱がありました。

お互い1勝1敗でむかえたアメリカーカナダ戦は、負けた方が上位トーナメントを逃すという戦いになりましたが、さすがのアメリカが13-8で勝利しました。完全にギアが変わった瞬間を見た気がします。

ドイツが3勝し1位、続いてアメリカが2位、カナダは3位、イギリスが4位という結果になりました。

Pool Bでは日本の初戦はコロンビアに7-13でした。オフェンスにかなり硬さがあり、手前でのミスが目立っていたように感じます。さらに多くの選手が肩で息をしていたところやユニフォームの汗の量を見ると相当な暑さの中でのハードワークで疲労感からくるミスもあったのではないかと思います。

2戦目はオーストラリアでしたが、11-13で敗退。コロンビア戦以上にブレイクチャンスもあったんですが、再三のチャンスをものにできず流れを引き寄せることができずという感じでした。その後の勝敗を考えるとかなり勿体無い1戦だったかと思います。

3戦目のフランスには13-12で勝利。全体的に硬さも取れてきて、ブレイクポイントも取れるようになってきました。最後の方では疲れからか追いつかれそうになる場面もありましたが、ユニバースを取り切り大会初勝利となりました。

コロンビアが3勝し1位、オーストラリアが2位、日本が3位の、フランスが4位という結果のPool Bのリーグ戦でした。

順位決定トーナメント

順位決定トーナメント(プレーオフ)では上位4チームでセミファイナルから、下位の4チームで5位へのトーナメントが行われました。

まずは5位トーナメントでは最初に日本はイギリスと対戦し13-11で勝利し、逆山ではカナダがフランスに敗退。5位決定戦でフランスと再び対戦し13-11で勝利し疾風JAPANは最終順位を5位としました。

7位決定戦はカナダとイギリスが対戦し、13-12でカナダが勝利しカナダ7位のイギリス8位。

セミファイナルでは旋風を巻き起こしたドイツに注目していたのですが、オーストラリアに対してユニバースポイントを落とし12-13となりファイナル進出はオーストラリアになりました。

逆山ではアメリカとコロンビアが対戦し13-11でアメリカが勝利しファイナルへ。

3位決定戦ではコロンビアとドイツが対戦し、13-11でコロンビアが勝利し、コロンビアが3位。

リーグ戦でアメリカを倒したドイツは最終順位4位に終わりました。

なんとプレーオフは全ての試合が2点差以内の試合というしびれる試合展開となっていて、体力的にもきつくなってくる中で、かなり精神的にも疲れる試合になったのではないかと思います。

出だしの試合と1TOの重み

疾風JAPANの戦いをライブ配信を見ながら感じたことは「勿体無いミスが多い」ということです。

あのポイントを落とさなければというポイントがいくつもあり、チャンスを取りこぼしてしまった感が強く残った出だしの2試合(コロンビア、オーストラリア戦)だったと思います。

とてつもない暑さの中で、さらに少人数での戦いになるので疲れによるものもあると思います。

先日のバズの練習では、みんなそれぞれ配信を見て「あれじゃダメだ」と感化されたのか、集中力の高い練習になっていたように感じます。

「1TO」の重みをしっかりと受け止め「1ブレイク」に繋げて勝利を手繰り寄せていかないと世界戦では勝てないと感じました。

クラブ選手権ではしっかりと初戦に向けて準備をして、1試合目から100%のパフォーマンスができるように調整していこうと思います。

最後に

今回残念ながらメダル獲得とはなりませんでしたが、試合を見ながらやっぱり日本代表ってカッコいいなって思いました。

日本の全アルティメットプレイヤーを代表して選ばれたメンバーの皆さん、本当に大会お疲れ様でした。

そのままクラブ選手権に出場されるメンバーも多いと思いますが、しっかりとケアをして疲れをとって、またクラブ選手権で頑張りましょう。

これから日本チーム勢も徐々に出発します。私たちもいよいよ明後日出発です。

世界大会は6年ぶり。クラブは8年ぶり。楽しみです。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。