アルティメット日本代表になる為に必要なこと5選
こんにちは、バズバレッツの能勢です。
昨日出発したU24の選手がドイツに到着したようですね。今回初めて?移動着が統一されていていい感じだな〜と感じました。
自分自身も2010年に初めて世界大会(U23)でイタリアに行った時のことを思い出しながら、随分と状況が変わったなと感じています。
人生が変わった大会だったなと今でも思います。男女共にユニーバスポイントをブレイクされて準優勝というなんとも言えない終わり方をしました笑。
以前プレゼント企画をした際、応募の際目標を添えて貰ったのですが、「日本代表になる」といったような目標がいくつかありました。
そんなことで今日は「日本代表になるには何が必要なのか」を私なりの主観で考えてみました。
一応何度か代表経験のあるんですが、あくまでも私の主観なので当てにするかはご自身で判断してください。(地区選抜も含め、監督・コーチ経験の経験はありません。)
アルティメットの日本代表とは?
現在アルティメット日本代表には以下があります。
- ワールドゲームズ(男女で13人?の少数精鋭、日本代表の最高峰)
- A代表(WUGC向けのフル代表)
- U24(18歳以上?23歳未満?)
- U20(ジュニアと呼ばれ、14歳以上20歳未満)
というようにおおよそ年齢別で分かれている。
今回のU24については””大学生の世界大会””という感じになりますね。
どうやってアルティメット日本代表なるのか?(手段)
ではアルティメットの日本代表になるにはどのような手順が良いのでしょうか。
ここではまず、手順を確認していきます。
日本代表選考会を受ける
各大会のだいたい一年前には選考会が始まります。日本代表になるには各大会ごとの選考会を受け、選考される必要があります。
日本フライングディスク協会のサイトで情報発信されたり、メールニュースで発信されたりしているのでアンテナをはっておきましょう。
選考会を受けないことには何も始まりません。
地区選抜練習会に参加する
U20やU24に挑戦する場合であれば、まずは地区選抜もあるので参加してみると良いと思います。
ある程度の自分自身の実力がどのぐらいにあるのか確かめることができます。代表選考会よりも参加するためのハードルが低いのでまずはここに参加してみましょう。
各地区の監督からもU20やU24の監督にも情報は入るはずなので、地区選抜で活躍できると、各年齢の日本代表にもチャレンジしやすくなります。
まずは地区選抜に挑戦し、選抜され、活躍することが次なるステップへの重要なポイントになるでしょう。
アルティメットの日本代表になる為に必要なこと5選
上記にあげたのはあくまでも手段であって、選考会に受けなければなれませんよって言う話です。
ここからは私が考える「アルティメットの日本代表になる為に必要なこと5選」を書いていきます。
結論から先に言うと
- これだけは誰にも負けないと言う武器を持っていること
- 誰にでもできる事をしっかりやること
- コミュニケーションをしっかりとれること
- 自分で考えてプレーすることができること
- 日本代表になるという”強い”意志があること
です。
1つずつ解説していきます。
これだけは誰にも負けないと言う武器を持っていること
私自身2013年U24の選考をお手伝いしたことがあり、その時15人ぐらいの選手を見てくれとお願いされました。
その時見た事は、スコアに絡んでいるかという項目はもちろんなんですが、その選手が””何を得意としているのか””を見るようにしていました。
項目はたくさんあると思います。
- シュートが打てる
- レシーブ力がある
- DFの時すごく声を出す(単純に声が大きい)
- ポーチカットができる
- ダイブができる
- スローオフができる
- etc
なんでも良いと思います。例えば代表選手28人選ばれるとして、他の27人に「これだけは勝てる」と自信を持って言える”アピールポイント”を作りましょう。
何かの””スペシャリスト””の方が選考する側も、「この場面で使えそうな人材だ」と考えます。
何より”自信がある”というのは大きな要素です。
”チーム”は”個”の集合体なので強力な”個”になりましょう。
誰にでもできる事をしっかりやる
これも一つの判断基準になると思いますし、もし自分が選考する側であればこれができているかを選考基準に入れます。
誰にでもできることとは、ディフェンスの記事でも書いてますが
- スローオフのチェック
- 浮いたディスク(シュート等)を追う
- ストーリング
- 声を出す
などがあります。
上記は初心者であろうがベテランであろうができることです。なのでやってないと目立ちますね。
”当たり前のことを当たり前に”これをしっかりやることが大事です。
コミュニケーションをしっかりとれる
チームメイトや仲間としっかりとコミュニケーションが取れる方が良いです。代表選手は少ない選考会や合宿などでコミュニケーションをとり連携を取る必要があります。
また大会期間が1週間と短い中で、修正しなければいけない事項もあるのでその際にもコミュニケーションをしっかり取れる必要があります。
自分の考えをしっかり主張でき、相手と合わせることができる、そんな力が必要と言えます。
自分で考えてプレーすることができる
日本代表では監督がいます。人選したり、戦術を決めるのは監督かもしれませんが、コート内で体現・プレーするのはコート内の7人です。
状況によって対応する力が必要になります。
決められた事項の中で、何が自分にできることなのか、求められていることがなんなのかをしっかりと考えプレーすることが大事になります。
チームの中でもしっかりとした”個”を持ち続ける必要があります。
日本代表になるという”強い”意志がある
根本的な気持ちの問題ですが、これがないと日本代表になる事は難しいでしょう。
「日本代表になる」という強い目標を持っていることが大事です。その意志の強さがディスクへの執着心を生み出し、目の前の相手に勝つという勝利への執念を生み出します。
もっと言うと「日本代表になる」という目標ではなく、「日本代表になって世界一になる」とか「日本代表のオフェンスセットに入る」とかその先の目標まで立てている方が良いと思います。
最近では情報も色々なところから入りやすく、誰でも日本代表に挑戦しやすい状況になっています。挑戦する人が増えてくれば、競争率も上がるので代表選考をパスするのが難しくなります。
また、ユースの経験者も増えてきています。大学生から始めるより、経験値が高いので今後さらに競争は激化すると思われます。
沖縄の石垣島には中学3年生がアルティメットの日本代表になる為に陸上をやっていて、県内でもトップレベルの陸上選手になっている、なんて選手もいます。彼の目標は「”アルティメット”の日本代表になる事」でした。楽しみな選手でした。
今後そんな選手がどんどん増えてくると思いますので、相当な意志の強さがないと厳しくなってくると思います。
なるべく早く挑戦する
補足としてですが、年齢的にU20に挑戦できるんであればすぐにした方が良いと思います。
全国のライバルがどれぐらいのレベルなのか、自分の位置がどこなのかがわかります。
たとえ選考をパスできなくても、”悔しい”という経験が自分を成長させてくれるでしょう。
石垣の中学生にも「どうやったら日本代表になれますか?」と聞かれたので、本人の能力の高さもありましたが「早く受けた方が良い」と答えました。
行動は早い方が良いです。
まとめ
まとめるとアルティメットの日本代表になる為には
誰にも負けない”武器”を持って、当たり前のことを当たり前にし、強い意志を持って挑戦すること
が大事だと思います。一度きりしかない人生です。
挑戦こそ人生
多くの人に日本代表に挑戦してほしいと思います。世界大会は本当に楽しいです。
日本代表という肩書きもあると思いますが、何より世界を相手に自分がどのぐらい通用するのか挑戦することが本当に楽しいです。
アルティメットを始めると日本全国に友達ができるように、世界でも繋がることができます。
また2028年にはロサンゼルス五輪でのオリンピック種目入りも可能性があります。
もしかしたらオリンピック選手になることができる、そんな可能性も秘めていますね。
それではみなさん、とりあえずこの1週間はみんなでU24日本代表を応援しましょう!
WFDF2019世界U-24アルティメット選手権大会・日本代表特設ページ
U24日本代表の皆様、頑張ってください!
ではまた。