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2024WUC閉幕。オープン部門が2大会連続準優勝!

世界大会・海外遠征
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この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、雷人です。

すっかり秋めいてきたと思いきや土日は暑さがぶり返し大変な暑さになりました。

ブログネタが溜まってきたので少しずつ消化していきます。

まずは、なんといっても先日閉幕した「WFDF2024世界アルティメット選手権大会(2024WUC)」の話題になります。

元々私自身オープン代表だったことや結果の面からも今回の記事はオープン部門の話題がメインになりますが、ご了承いただきますようお願いいたします。

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オープン部門が2大会連続準優勝

2024年8月31日(土)〜 9月7日(土)の日程でオーストラリア・ゴールドコーストで行われた2024WUCにおいて日本代表オープン部門が2016年に続けて2大会連続の準優勝となりました。

2020年はコロナの関係で大会自体が中止となっていたので、実に8年ぶりのWUCでした。

大会が始まってから、初戦フランスに苦戦を強いられ、なんとかユニバースを制し勝利したものの、その後の中国戦に勝利した後、オープン代表は苦しい時間が続きました。

一次リーグで勝利したかった今勢いのあるベルギーに敗戦、その後の二次リーグでもアメリカ・オーストラリア・コロンビアに連敗、そのままベスト8を賭けたクロスオーバーゲームでニュージーランドと対戦することになりました。

正直日本代表メンバーはとんでもないプレッシャーを感じていたことと思います。

今までやってきたことが通用しなかったり、うまくいかなかったり、何より勝利から遠のいてしまっていたので、チームとして自信を失っていたことと思います。

それでも自分たちの本来の姿を取り戻し始めたのは、ニュージーランド戦で段々とディフェンスチームの力が発揮され始めてきました。

ニュージーランドを下してベスト8に入ると、それは不思議なことに2016年のトーナメントと似たような座組になっていました。

まるでスラムダンクの山王戦のようなベルギー戦の逆転劇

ベスト4を賭けた試合は、一次リーグで負けたベルギーとの試合になりました。昨年U24の大会でもベルギーには負けており、そのメンバーが多くいることからU24のリベンジもかかっていました。

序盤は取って取られての展開でしたが、先にブレイクしたのは日本で、完全に勢いに乗り7-4とあと一点でハーフタイムというところでベルギーは主力を次々と投入し、破竹の勢いでブレイクを重ね、なんと逆転され7-8でハーフタイムに入ることになります。

ハーフタイム明けOFスタートの日本はまたもやブレイクを喫し7-9にその後互いにオフェンスをキープし、一度日本がブレイクし11-11の同点に。

その後ベルギーオフェンスキープから、またしても連続ブレイクをされ11-14のあと一点取られたら負けという窮地に立たされます。

ところがここからオフェンスがキープして12-14になったあと、とんでもないドラマが待っていました。

そこから連続ブレイクを奪い、14-14のダブルゲームポイントへ。そして、2度のターンオーバーを奪い最後は奥村のシュートが平野に通り15-14で勝利しベスト4へ駒を進めました。

ベルギー戦最後の1点

リアルタイムで見ていましたが、本当にアニメのような展開で感動的な勝利でした。

最後の松野さんのインタビューにもあるように日本代表は強化合宿で何度もこの状況を想定しながら練習をしていたことを知っています。ただ、本番の大一番という舞台で本当に実現させてしまうのは本当に素晴らしいことで、選手の皆様には尊敬しかありません。

チーム一丸となって掴んだリベンジでの勝利となりました。

続く開催国オーストラリアにもリベンジ

準決勝の試合も2次リーグで5-15と大敗してしまった開催国オーストラリアとの対戦となりました。

前日にミックス代表・ウィメン代表がこの開催国オーストラリアにベスト4の壁に阻まれていました。

2次リーグのリベンジを、そして日本代表両ディビジョンの全てを背負ってリベンジが期待される中、準々決勝の勢いそのままに前半からブレイクを重ね最終的に14-8というダブルスコアで勝利し決勝戦に駒を進めました。

こちらも完全アウェイの中での勝利で、オフェンスとディフェンスがよく噛み合ったとても良いゲームでした。

そうして最強アメリカへの挑戦権を得た日本代表は翌日の決勝戦に挑みます。

最強アメリカ

8年ぶり前と同じカードとなった日本ーアメリカの決勝戦で、8年越しのリベンジに燃える日本でしたが、試合開始からオフェンスをキープされたあと、4連続ブレイクを奪われ0-5というスコアになります。

その後オフェンスもなんとかキープし、アメリカから大会2つ目のブレイクを奪い2-5とし、そのあとはキープ合戦で4-8でハーフに入ります。

そして悪夢はその後さらに加速し、なんと後半日本は1点すら取らせてもらえないという展開になってしまいました。

終わってみれば4-15という圧倒的な力の差を見せつけられました。

2016年は11-15というスコアだったので、この8年間でアメリカとの差は広がってしまったと言わざるを得ない結果になってしまいました。

それでも準優勝という結果はとても素晴らしい結果で、最後まで走り抜いた日本代表を私は心から誇りに思います。

今回分析班として日本代表オープンの部に参画させていただきましたが、本当に選手の皆さんがカッコよく、そして強い日本を体現してくれたと思います。

改めて選手の皆様、そしてスタッフ陣の皆様、準優勝おめでとうございます。

ここからまた頑張っていきましょう。

ウィメン部門は5位&SOTG賞

ウィメン代表は先ほどもお伝えしたとおりで、ベスト4を賭けたクロスオーバーゲームで開催国オーストラリアに敗れ準決勝進出を逃したものの、その後5位トーナメントで2連勝し最終的には5位という結果に終わりました。

さらに参加チームの中で一番スピリットスコアが高かったチームに送られるSOTG賞を受賞しています。

ウィメンに関しては予選リーグでもオーストラリアに敗戦しているので、2度開催国オーストラリアに4強入りを阻まれました。

日本よりも上位のコロンビア、カナダとは対戦していないのですが、日本のランキングとしては現状この位置になっているという感じがします。

2016年は4位という結果だったので、一つ順位を落とす結果となってしまいました。

とはいえ世界のトップ5にいていつでもメダルに届く範囲にあると思います。昨年U24では銀メダルという結果を出しているので、また次回2028年のWUCに期待したいと思います。

ウィメン代表の皆様、お疲れ様でした!

ミックス部門は8位

ミックス部門については、1次リーグを2位通過し、2次リーグで3位通過、その後ベスト8トーナメントで初戦オーストラリアとの対戦となりました。

オーストラリア代表には東京マーベリックス所属の吉田選手やミッシェルがいて、チームメイト同士の戦いが見られました。

試合内容としては、序盤から日本がブレイクを重ね7-5の2点リードでハーフタイムに入り、後半もOFキープからブレイクで5-9の4点リードという状況まで行きました。

しかし、そこから開催国オーストラリアのじわりじわりとブレイクを重ねて11-10というところまできます。

その後キープ合戦を繰り返し14-12で日本はマッチポイントになりましたが、そこから3連続ポイントを許し、14-15でベスト8で敗退。

5位トーナメントに進みますが、ここで2連敗を喫し、最終的に8位という結果に終わってしまいました。

2016年は6位だったので、2つ順位を落としてしまいました。

日本より上位の国を見ると、これまでの強豪国だけでなくフランス・イタリア・シンガポールなどが入ってきています。

先日のWU20UCに関する記事でも書きましたが、ここ数年でヨーロッパ諸国の台頭が目立ってきています。

もしかしたらワールドゲームズではミックス部門となるため、その辺を見据えた上で国としてミックス代表から優先的にチーム作りを行なっているのかもしれません。

とはいえ、あと一歩のところでの敗戦なので、実力差はそこまで大きくないと思います。

ミックス代表の皆様もお疲れ様でした。

3部門アメリカ優勝

2024WUCの各部門の最終順位は以下のようになっています。

部門オープンウィメンミックス
1位アメリカアメリカアメリカ
2位日本コロンビアカナダ
3位オーストラリアオーストラリアフランス
4位イギリスカナダオーストラリア
5位カナダ日本イタリア
6位ドイツニュージーランドシンガポール
7位ベルギードイツドイツ
8位コロンビア台湾日本
9位ニュージーランドイギリスイギリス
10位フランスフランスコロンビア

終わってみれば最強アメリカは3部門全てにおいて優勝という結果になりました。

オープンとミックスについては大会通して失点が10点以下という驚異的な強さを見せています。

アメリカと日本の差だけではなく、世界との差すらも広げてしまっているという印象を受けます。

どうすればこの差が埋まるのか。もう一度日本としては考え直さなければならない時期に来ているのではないでしょうか。

まとめ

というわけで、色々あった2024WUCでしたが、最終的に日本代表はオープン部門2位・ウィメン部門5位・ミックス部門8位という成績となりました。

基本的に風が強めの大会だったようで、なかなか思うようなゲームやプレーができなかったと思いますが、どの部門の代表メンバーも日本を背負って戦ってくれたことにリスペクトをしています。

また、大会に向けていろんなものを犠牲にして努力されたことと思います。ひとまず、大会お疲れ様でした。そして数々の感動をありがとうございました。

AOBUCが終わり、WU20UCが終わり、WUCが終わりました。

今年もう一つWMUCが残っています。

今度は私たちの番です。

良い結果を皆様に報告できるよう頑張ってまいります。

引き続きアルティメット日本代表に対するご支援のほどよろしくお願いいたします。

大会に向けてクラウドファンディングに挑戦中ですので、もし良ければご支援いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

それでは今日はこの辺で。

ではまた。

#WMUCまであと60日