まずはアルティメットに興味を持っていただきありがとうございます!
この記事では「アルティメットについて知りたい」「アルティメットを始めてみたい」と思っている方に向けてアルティメットとはどんなスポーツなのか、基本的なルールやアルティメットのスポーツとしての魅力を伝えていきます。
- アルティメットって格闘技じゃないの?
- アルティメットってどんなスポーツなの?
- アルティメットって聞いたことあるけどやったことない。
そんな疑問を持っている方のために、簡単なルールとスポーツとしての魅力について解説していきます。
この記事を読むことでアルティメットの基本的なところを知ることできます。
興味が湧いたらぜひ他の記事も読んでみてください。
それではさっそくアルティメットの基本的なルールから確認していきましょう。
アルティメットとは?
アルティメットとはアメリカ発祥のフライングディスク(俗に言うフリスビー)を用いたスポーツで、7人対7人で行うチームスポーツです。
攻撃側と守備側(敵味方)それぞれに分かれて攻撃側は1枚のディスクをパスしながら運び、エンドゾーンを目指しパスを繋いで進めていきます。
ディスクを持って走ることはできないので、パスをつなぎ、攻める方向のエンドゾーン内でキャッチすると得点が入ります。
守備側は空中に浮いているディスクをはたくか、キャッチする(インターセプト)、もしくは相手のパスが地面に落ちると攻守交代となります。
関連記事「アルティメットの歴史を改めて調べてみた」
アルティメットのルール
アルティメットのルールを簡単に説明すると、『7人対7人で行うチームスポーツで100m×37mのフィールド内でフライングディスクをパスしながらつなぎ、コートの両サイドにあるエンドゾーン(18m)と呼ばれるエリアでディスクをキャッチすれば得点が入るスポーツ。』です。
「アメリカンフットボールとバスケットボールを足して2で割ったようなスポーツ」と表現されることが多いのですが、ざっくり基本的なルールだけ言うと
- フィールドの端にあるエンドゾーン内でディスクをキャッチすると得点
- ディスクを持ったまま歩いてはいけない
- ディスクが地面に落ちたり、インターセプトがあると攻守交代
- 身体接触禁止
- セルフジャッジで試合を進める
となっています。(関連記事「アルティメットのルールを簡単に5つ説明します!」)
アメフトやバスケに似ていると言われますが、身体接触が原則禁止だったり、選手自信が審判を行うセルフジャッジで試合を進めていくことがアルティメットの大きな特徴と言えます。
アルティメットはセルフジャッジで行われる珍しいスポーツ
アルティメットの最大の特徴といえばなんと言っても審判を選手自身が行う「セルフジャッジ」を採用しているところです。
身体接触が禁止されており、フェアプレーを重視しながら、ルールを熟知した選手が「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」(フェアプレイに対する責任感)に則り審判としてもプレーをすることになります。
アルティメットのルールは細かく見るととても多くのルールがありますが、ルールブックを熟読してルールを理解しておくことがアルティメットをプレーする上で重要なポイントでもあります。
ただし初心者の場合いきなりルールを理解することは難しいので、先ほどの5つのルールを最低限覚えておけばとりあえずは大丈夫かと思います。
アルティメットのルールの中には、「経験者は、初心者や若手を含む選手の試合において、ルールや試合中の協議に対するアドバイスをすることができる。」と言うなんとも初心者に優しいルールもあります。
公式の大会や国際大会などの大きな大会になると、選手に対してルールに関する補助をしたり、客観的な視点で意見を述べるゲームアドバイザーという制度もあります。
そのほかルールやスピリット・オブ・ザ・ゲームに関する記事はこちら
アルティメットのスポーツとしての魅力
アルティメットのスポーツとしての魅力は何と言っても、華麗なパスワークや浮いているディスクを飛びつきながらキャッチするダイビングキャッチやロングシュートなどのダイナミックなプレーです。
参考動画「【アルティメット】フリスビーを神業スーパーキャッチ!!【マイナースポーツ】」
アメリカ発祥のスポーツで、アメリカでは現在プロリーグもあり2019年シーズンは2人の日本人が活躍しました。
「やるスポーツ」の楽しさとしても底なしの楽しさがあります。
初心者の段階ではディスクを投げられるようになる楽しさから、思い描いたパスが通せるようになったり、自分たちで考えたプレーができるようになる楽しさがあります。
長い間プレーをしている熟練者でも、新しい戦術を生み出したり実践する楽しさや、気の知れた仲間同士で集まってプレーしたりする楽しさがあります。
また基本的には接触禁止のスポーツであるため、老若男女が同じコートの上でプレーすることも可能なスポーツです。
関東近辺ではナイトアルティメットというピックアップのナイターイベントが多数あり、チームメイトを超えた地域での交流も深まる魅力があります。(各地ナイトアルティメット情報はこちら)
関連記事「アルティメットの魅力とは?」
アルティメットという名前の由来
続いて「アルティメット」という名前の由来について紹介します。
アルティメットはフライングディスク特有の飛行特性を扱う投げるの技術や走力、跳躍力や持久力(簡単に言うと「投げる」「跳ぶ」「走る」「捕る」)など様々な能力を必要とする為「究極=Ultimate」と名前が付けられています。
参考動画「5分でわかるアルティメット」
学校教材としてのアルティメット
2012年度以降、中学校の学習指導要領にアルティメットがゴール型の競技として採用されました。
道具を扱う技術や、運動量の豊富さ、また、セルフジャッジの為”相手を尊重する心”や”自分たちで競技を進める能力”が鍛えることができます。そういった効果もあり、徐々に学校の授業でも採用され始めているようです。
またその範囲は中学校体育だけでなく、小学校や高等学校の体育、また総合型地域スポーツクラブ等でも採用され始めています。
公式大会ではまだまだチーム数は少ないですが、高校生以下のユースの全国大会も開催されており盛り上がりを見せています。
参考動画「第6回(2019)全国ユースアルティメット選手権大会」
アルティメットのオリンピック競技入りの可能性
現在、世界フライングディスク協会(WFDF)が国際オリンピック委員会(IOC)へも加盟しており、アピール活動を続けています。
2028年の開催地がアメリカのロサンゼルスに決定し、アルティメットの強豪国であるアメリカがメダルを取れる可能性が高い競技のため追加競技として採用される可能性があります。
2021年の末ごろにはWFDFはアルティメットをオリンピックの競技に追加すべく、新しく4人制アルティメットを提案しています。
現在は準オリンピックと言われる”ワールドゲームズ”に採用されています。
※2023年3月追記
残念ながら2028年のロサンゼルスオリンピックへの競技入りはなりませんでした。
アルティメットの初心者の方へ
まだ少ないですが初心者向けの記事も書いています。
アルティメットで使用されるフライングディスクの投げ方や取り方、簡単なルール説明や少人数で行える練習メニューについての記事を書いてますので、以下の記事から読んでみてください。
特に以下の投げ方の記事は多くの方に読んでいただいている記事になりますので、参考にしてみてください。
・アルティメットの投げ方解説!サイドスロー(フォアハンドスロー)編
・アルティメットのバックハンドスロー 握り方・投げ方【初心者向け】
アルティメット専用ディスク
アルティメットを始めるにはディスク(フリスビー)が必要になります。もしよければ以下のリンク先から購入いただけると幸いです。
筆者の運営するユースチームU.C.ABLAZERSを応援しつつフライングディスクを手に入れたい方
⇨U.C.ABLAZERS グッズ販売ページ
株式会社クラブジュニアのオンラインショプ
⇨クラブジュニアのオンラインショップ Club Jr.netより
Amazon・楽天・Yahoo!は以下より
アルティメットを始めてみたい方
アルティメットやってみたいけどどこでできるの?という方は、まず最初に各地で行われているナイトアルティメットに参加してみるのが良いかもしれません。
また、アルティメットをやってみたいけどどうしたら良いかわからないという方は以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
全国各地どこでも相談できる人はいますので、ご自身にあったチームなどを可能な限りご紹介いたします。
埼玉県に勤務、在住の方
埼玉県内であれば以下のアカウントやホームページから情報発信を行っていますのでフォローをお願いします。
埼玉県フライングディスク協会アカウント(Twitter・Facebook・Instagram)
アルティメットは究極のスポーツ!!
以上アルティメットの基本的なルールやスポーツとしての魅力について解説しました。
ここまで読まれた方はもうすでにアルティメットの魅力を十分に人に伝えられるようになっています。
まだアルティメットをやったことのない方はぜひ一度プレーしたり、動画で視聴していただけると嬉しいです。
まだまだ認知度も低いマイナー競技ですが、競技の楽しさは語り尽くせないほどあります。
是非アルティメットの沼にはまってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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