こんにちは、バズバレッツの雷人です。
今日は雨ですね。いよいよ今年も梅雨入りでしょうか。月曜から雨はなかなかテンションが上がりませんが、今週も一週間走り切りましょう。
さて、今日は「選抜予選を終えて、ラストに懸ける想い」というテーマで書いていきます。
すでに選抜予選から2週間が過ぎていますが、先日あるお方から「今の想いをブログに書け」と宿題いただきましたので、早速月曜朝からパソコンを開いています。
今日も一筆書きであまり考えず書いていきます。
選抜予選を終えて、ラストに懸ける想い
5月21日〜22日に全日本アルティメット選手権大会の選抜予選が行われました。
7月に行われる世界アルティメットクラブ選手権大会に向けての最後の国内大会で、チームとしても最後の実践の場となっていました。
チームとしては最終試合ラスカルズに負けてしまい、少しネガティブな雰囲気が残った大会でしたが、得られたものも大きかった大会となりました。
チームのことは一旦置いておいて今回は個人的な話をしていきます。(チームの敗戦についてはこちらにすでに書いた)
先週の金曜日にあるお方に「昨年の全日本決勝から、今回の選抜予選では明らかに動きのキレもチームでのポジションも変わっている。クラブ選手権を区切りにしている中での、その辺の心境の変化など知りたい。だからブログ書け。」と脅されました笑。
確かに、これだけブログで発信し続けてきて、更新を待ってくれている人もいれば、自分のことを見てくれている人もいると思い、そんな数少ないニーズに答えるためにも今の気持ちを書いていこうと思います。
昨年の全日本選手権決勝でのパフォーマンス
2021年度の全日本選手権は本戦から始まり、本戦は個人的にはそこそこのパフォーマンスを保つことができた中で、決勝戦を迎えました。
決勝戦では若手中心のセットの躍動もあり、出番が少なく結局個人としての出場は3セットに留まり、さらに唯一ディスクに触ったシーンで相手にターンオーバーを献上してしまうという苦い試合になりました。
正直優勝しているけど心ここに在らずで、悔しさが勝る決勝戦になってしまいました。
そこで改めてこのままではダメだと感じました。
2022WUCCを最後にする決意
その後冬のオフなどを経て、個人として2022WUCCを自分がトップチームとして活動する最後の大会にしようと決意しました。
というのも、もともと個人的には2018年のクラブ選手権で一線を退く決意をしていました。
それがチームの活動停止があり、クラブに出られなくなったので、今回のクラブ選手権に持ち越された感じになっています。
決意を固めてからというもの、今年の7月にこれまでバズで活動してきた10年もの時間を考えるとこのメンバーとアルティメットができるのもあと数回なんだと思うようになりました。
とにかく残りの時間を1日1日を大事にして、最後に悔いのないようにしようと思いました。
年始に作った曼荼羅チャート
2022シーズンが始まる際にチームの方で各自「曼荼羅チャート」を作ることになりました。
曼荼羅チャートといえば大谷翔平選手が高校時代に作成していたものが有名ですが、あれと同じものを自分でも作りました。
一部お見せできない項目は隠していますが、お恥ずかしながら自分の曼荼羅チャートはこんな感じです。
真ん中には個人の最大目標として「1st DFset」と書きました。
バズの1stDFはチームでも選ばれし7人のセットで一番かっこいいポジションで誰もが入りたいと思っているポジションです。
昨年シーズン終了時の自分のポジションを考えれば、高い目標だったかもしれませんが、これくらいの目標にしておかないと最終的に悔いが残ると思い真ん中におきました。
そして周りに真ん中の目標に対して必要な項目を書いていき、残りの時間で一つ一つ項目を潰していくということをやってきました。
概ね出来ている項目が多いですが、まだまだ出来てない部分も多いので残りの日数で潰していけるものは潰していきます。
メンタルを鍛え、走る量を増やした
曼荼羅チャートを作成した時を同じくして、マイナー競技普及イベントで出会っていたメンタルトレーナーの方から突然連絡をいただき打ち合わせをすることになりました。
そして、メンタルトレーニングを手がけるGOLDMENTALの中嶋さんとサポート契約を結ぶことになり、メンタル面の強化を進めました。
最初のセッションで今自分に足りていない要素が何かをハッキリさせて、それが「走力」だとわかったので、平日のトレーニングは「走る」ことに重点をおきました。
なるべく平日でもアルティメットをできる環境を作ったり、ナイターに行ったりして走る量を増やしたり、ナイターが無ければランニングをして、走行距離を中嶋さんに共有する形で見える化していきました。
だんだんとアルティメットの体力もついてきて、思った通りの効果が出てきて体のキレも出てきました。
甲州OP、ドリーム、CJI、そして選抜予選
2022年シーズンを迎えるにあたり、チーム首脳陣にアピールできる大事なポイントはいくつかありました。
それがチームとして参加予定だった甲州OP、ドリーム、CJI、選抜予選です。
この国内大会でどれだけのパフォーマンスができるかで、クラブ選手権でのポジションが変わってくると誰もがわかっていました。
もちろんその大会ごとで出られるポジションは、普段の練習でのパフォーマンスがあってのことです。
個人的には大会を重ねるごとに、だんだんと体の状態が良くなって、それに伴ってチーム内でのポジションも上がっていきました。
直近の選抜予選では配信の中でも実況のたくえいさんから「体キレてますね」とお褒めの言葉をいただきました。#ベテランは余計
チームメイトじゃない周りの人が見ても体がキレているという評価をいただけるのは、選手として自信にもつながるありがたい話です。
昨年の決勝戦では3ターンしか機会はありませんでしたが、今回の選抜予選ではチームの戦い方の影響もあり、様々なDFで選ばれる状態まで持ってくることができています。
個人的な目標「1stDF」まであと少し
クラブ選手権で曼荼羅チャートの真ん中の目標である「1stDF」に入るには今回の選抜予選がラストチャンスだと思っていました。
このタイミングで入っていなければ「1stDF」に選ばれるのはかなり難しい状態になるので、ここで入ることを直近で最大の目標にしていましたが、それは叶いませんでした。
ただ、まだ残りの47日間をどう過ごすか、残り少ない練習でどれだけアピールできるかで本大会でまだチャンスはあると思っています。
大会の中で調子が上がってくるパターンもありますし、個人的には連日試合がある方がプレーがよくなる傾向があるので、クラブ選手権の中でさらにパフォーマンスをあげて、最後まで「1stDF」にこだわって行こうと思っています。
最後に懸ける想い
今の自分はこれまでのバズでの競技人生の中で一番良いパフォーマンスができている状態だと個人的には感じています。
それはやはり今年のクラブ選手権を最後にすると心に決めて、そこに対して後悔したくないという思いが強いからそうなっているんだと思います。
自分の他にも今年のクラブを最後にすると決めている選手はいますし、そう考えると今のメンバーでバズのアルティメットができるのは残り数回になっています。
大会は残りクラブのみですし、そこで最高の結果を出すためにも最後の最後に「自分がチームにいた証」を残し、爪痕を残してやりたいと思っています。
走っている”ベテラン”の背中を見せることで、バズとしての”プライド”と”誇り”を今の若手に伝えていく必要があるとも感じています。
今年のWUCCが最後です。そう決めています。
終わった時にスッキリした気持ちで終われるように今日も走ります。
まとめ
ちょっと宿題の回答としては違った方向性になってしまった気もしますが、今の心境としては残り日数を個人目標である「1stDF」を目指し努力し続けることで最後に「やるだけのことはやった」と言える状況にしておきたいということです。
2022WUCCを最後にして区切りにすると決めてから、本当に1日の大切さを身にしみて感じています。
時間は1日24時間しかないし、精神と時の部屋があれば飛び込みたい気分です。
でもそんなものは現実世界にはないので、”いまここ”で出来ることを最大限に努力するしかありません。
11年のバズバレッツ人生を懸けて、15年のアルティメット人生を懸けて、最後に笑って終われるように、今日も走ります。
というわけで今日はこの辺で。
ではまた。