世界一!WUCC2022でSOTG賞を受賞しました

世界大会・海外遠征
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、ご無沙汰しております。バズバレッツの雷人です。

お盆休みも終わり、心なしか秋を感じさせる空気になってきた今日この頃いかがお過ごしでしょうか。

約3週間ぶりの記事更新で、今更の話ですがようやく振り返る気持ちになってきたので今日は「世界一!WUCC2022でSOTG賞を受賞しました」というテーマで書いていきます。

報告回になるので特に学びがあるわけではないかもしれませんがお付き合いください。

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世界一!WUCC2022でSOTG賞を受賞しました

2022年7月23日(土)〜7月30日(土)にアメリカ・オハイオ州にて開催されたWFDF2022世界アルティメットクラブチーム選手権大会(WUCC)で所属チームの文化シヤッターBuzzBulletsがSOTG賞を受賞しました。

Spirit Score

WUCC2022 Spirit score result

Mutinyが上になってますが、順位が上位の方が受賞ということになりました。

ウィメン部門でも日本の社会人チームのMUDが受賞しており、日本チームが2部門で受賞ということになります。(ちなみにミックスでも途中まで日本のRATELSが1位を狙える位置にいたそうですが、スクラッチとなってしまい逃しています)

4年に1度の世界大会で各国を代表するクラブチームが集まる中、こういった素晴らしい賞を受賞できたことは素直に喜ばしいことだと思っています。

今日はこのことについて色々と振り返ってみたいと思います。

WUCCでのスピリットスコア

まず最初にバズのスピリットスコアについて見てみます。

「received」の方が相手チームからもらったスコアになります。

各チームからのSOTGスコア

SOTGスコアは基本的に「2」を基準として考えるので、全ての試合・全ての項目において対戦チームからの評価は「基準以上」だったということになります。

これは誇らしいことですね。

中でも、「フェアプレー精神」「態度及びセルフマネジメント」「コミュニケーション」の項目でアベレージが高いスコアとなりました。

しっかりと起こった事象やコールに対して、一人ひとりが相手の意見を聞いて自分の意見を言い議論を進めていった結果だと思います。

SOTGスコアはあくまでも相手からの評価になるので、狙って上位を獲れるものではないと思っています。

バズのメンバー全員が2018年から取り組んできた事がこういった結果として評価されたことは本当に嬉しく思います。素晴らしい態度で大会に臨んでくれたチームメイトに感謝します。

BuzzBulletsのスピリットキャプテン

私自身ひょんな事からバズのスピリットキャプテンをすることになり、スピリットキャプテンとしては初めての世界大会でした。

しかし、大会前日から体調不良になり大会3日目までホテルで過ごすことになりました。

3日目にはSOTGスコアが上位であるという話が出ていたのですが、その時はまだベッドの上にいました。

バズではスピリットキャプテンを今年から?山下選手(山P)と2人体制で行ってきていたので不在中からスピリットキャプテンの役割は山Pが担ってくれました。

急に大きな負担をかけてしまったと同時に山Pがいてくれて本当に助かりました。

ぶっちゃけ言うと今大会スピリットキャプテンとしてやったことは1つもないと言ってよいと思います。

山P本当にありがとうございました。

英語と日本語の架け橋「ブライアン」

バズの人が英語でコミュニケーションが取れるの?って感じる方も少なくないと思いますが、バズのメンバーはほとんど英語を話せません。(なんたって7割ぐらい体育大卒)

今回のSOTG賞受賞の立役者は間違いなくブライアン選手です。

アメリカ国籍を持つブライアンが通訳に入ってくれたことで、対戦相手とのコミュニケーションがしっかりと取れたことは言うまでもありません。

ブライアンはルールの理解度も高いので、脳みそが筋肉の選手の言葉もしっかりと翻訳してくれたに違いありません。

チームに一人は英語でしっかりとコミュニケーションできる人材(ルールの理解度も高い人)が必要だと改めて感じました。

BuzzBulletsとSOTG

正直言って昔の「BuzzBullets」は「SOTG」とかなり遠いところにあったと思います。

自分が学生の時はバズが言ってることが正しいというような風潮もあり「バズルール」と揶揄していた事もあったぐらいです。(ちゃんとルールブック読めよって思ってました笑)

2017年に活動停止期間があり、活動再開後から「日本からも応援されるチームにならなければならない」という事で今までないがしろにしていたSOTG面もしっかりとやろうという方向になりました。

そこで2018年の全日本選手権予選の時にスピリットキャプテンミーティングがあり、行く人いないからという事もあって私がスピリットキャプテンを務めることになりました。

2018年の活動再開後からはその当時の日本は全体的にSOTGへの意識の高まりもあって、バズの中でもだんだんとその意識が高くなっていったことを覚えています。

関連記事⏩「アルティメットの歴史から紐解く日本のSOTGへの高まりについて

そんなこんなで活動再開した2018年の全日本選手権では日本一とともにSOTG賞も受賞することができました。

それまでのバズはどこか「自分たちだけよければ良い」「勝てばそれで良い」といった風潮があったような気がします。

もちろん実業団チームで「文化シヤッター」という大きな看板を背負っていたり、多くのスポンサー企業やサポートしてくださる方々がいるので、全日本選手権のタイトルを落とすわけにはいきません。

そんなかでも2017年の活動停止を真摯に受け止め、自分たちで行動していった結果が報われたのではと思っています。

日本国内のSOTGへの意識の高まりもあり、バズバレッツの意識も徐々に変わっていったのでした。

まとめ

今回WUCC2022でSOTG賞を受賞する事ができました。

大会中不在期間もあり、自分がどれだけこのことに貢献できたのわかりません。

スピリットキャプテンとして普段の練習や国内の大会などでも何かしているかと言うとそこまで大した仕事はしていません。

ですが、このチームで1つの世界一を獲れたことは本当に誇らしいことです。

バズバレッツというチームがこれから世界一SOTGスコアの高いチームとして日本チームのお手本となってくれることを願っています。

もちろん、今まで以上に強さを持って。欲しいメダルの色はこれじゃないはずなので。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。