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米=インフレ。日本=円安。今度の遠征に必要なお金ってどのぐらい?

世界大会・海外遠征
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、ワクチン3回目の副反応が肩の痛み程度でおさまっているバズバレッツの雷人です。

ちなみに昨日ユースチームの練習があったので、軽く運動もしました。これから悪化するのでしょうか。過去二回のことを考えるとこのまま無事に土日を迎えられそうです。

さて、今日は「米=インフレ。日本=円安。今度の遠征に必要なお金ってどのぐらい?」というテーマで書いていきます。

今年海外遠征を控えている人はそこまで多くないので、ほとんどの人にあまり関係のない話かもしれません。

ただ、遠征に行かない人にとっても知っておいた方が良いことだと思います。自分自身でも理解するためにアウトプットさせてください。

最初に断っておきますが、私は経済学を学んだわけでもないので、細かな間違いや考え方がおかしいというところもあるかもしれませんが、暖かい目で読んでいただければと思います。#体育の京大

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米=インフレ。日本=円安。今度の遠征に必要なお金ってどのぐらい?

2022年7月23日〜30日にアメリカのオハイオで世界アルティメットクラブ選手権大会(WUCC)が行われ、文化シヤッターバズバレッツとして出場します。

海外遠征は2019年にUS OPENに行ってから実に3年ぶりになるので、かなり久々になります。

それまではありがたいことに毎年どこかに遠征させていただいていて、ある程度慣れているところもありますが、今回はいつもと金銭面的にかなり様子が変わりそうです。

遠征にかかるお金が今までと比べて上がっています。

理由はアメリカ国内のインフレと、現在進行している日本の円安です。

さらにコロナ対策で出入国の際にPCR検査を受けなければならなかったりということで、必要経費はかさんでいきます。

そこでちょっと気になったので2019年からのインフレと円安の数字について調べてみました。

アメリカのインフレ率

2019年からのアメリカのインフレ率を調べてみると

2019年1.18%
2020年1.25%
2021年4.69%
2022年7.68%

となっていました。

コロナ前の2019年やコロナが始まったばかりの2020年は1%前半という数字でしたが、アメリカはコロナ対策で金融政策をガンガンに進めたためその反動で2021年4.69%、2022年は7.68%にまで上昇しています。

改めて「インフレ」とは?

インフレとは”モノの値段が上がり続ける状態”のことです。モノの値段が上がるということは、言い換えると「お金の価値が下がる」ことになります。

コロナ対策でお金を刷りに刷りまくって、その反動でインフレを起こしているという状況です。(いろんな要因があると思うのであくまで1つの要因にすぎませんが)

ここで考えたいのが、前回行った2019年の遠征の時からどのぐらいインフレして、アメリカの物価が上がっているのかということです。

2019年初の100ドルだったものは、だいたい115.5ドルになっている計算です。(多分です。計算の仕方があっているかわかりません笑)

なんと2019年初来から、だいたい15.5%ほどモノの値段は上がっていることになるんです。

日本の円安

続いて日本の円安について見ていきます。

連日ニュースになっているので、「日本って今円安らしい」という程度で知っている人も多いと思いますが、海外遠征では円安の影響はもろに受けます。

インフレ率と同様に2019年からのドル円の為替レートを確認してみました。

2019年106.27円〜111.66円
2020年103.89円〜109.97円
2021年103.69円〜114.02円
2022年(5月まで)114.85円〜128.88円
2022年6月9日現在134.45円
ドル円の為替レート(月間の平均レートで最高値月と最安値月の数字)

前回遠征に行ったのは2019年の8月だったのですがその時は1ドル106.27円でした。

しかし現在は残り1ヶ月で為替がどう動くかはわかりませんが、現状1ドル134.45円です。。。

2019年に100ドル換金するのに10,626円だったのに、現在では13,445円必要です。(手数料は一旦おいて)

実に26.5%も上がっています。

インフレと円安のダブルパンチ

アメリカはインフレ、日本は円安というダブルパンチで考えると2019年からどうなっているんでしょうか?

アメリカは物価が15.5%上昇。日本円はドルに対して26.5%ほど円安へ。

さてここで問題です。

2019年に100ドル(10,626円)で買えたモノは現在どんぐらいかかるでしょう?

すぐにはわからないですね。

まず100ドルだったモノはアメリカ国内で115.5ドルになっています。(多分!モノによるだろうけども)

115.5ドルを現在のドル円為替レートで考えると、115.5ドル×13,445円=15,529円になりますね。

2019年に10,626円で買えたモノは現在15,529円出さないと買えない状況ということです。

3年前の感覚から考えると約1.5倍ぐらいになっていると思っておいた方がよさそうです。

半端ないダブルパンチですね笑。

遠征費も滞在中の必要費用も・・・

旅行会社から遠征費の見積もりが出された際に、驚いたと思いますがいろんなところで値上げが起きています。(ロシア・ウクライナ問題とかももちろん)

宿代ももちろん上がっているはずなので、遠征費が以前よりも割高なのはそういった影響があるからです。

遠征費については事前に分かっている金額なので100歩譲ってOKだとしても、注意したいのは現地に滞在中の食費等の必要な費用です。

今までの感覚で行くと、1.5倍の日本円が必要になっているので、1.5倍のスピードで財布の中身は減っていきます。

ちょっと前でも海外で食事をすると「高いなぁ」と感じていたと思いますが、今回は「たっか!」と思うでしょう。

日本は全くというほどインフレしておらず、海外から見て相対的に安い国になっているということも理解しておいた方がよさそうです。

今回の遠征では久々の海外なので、アメリカ現地のモノの値段など色んなことを感じながら過ごしたいと思います。

まとめ

今回は久々の遠征を控えている中で、アメリカのインフレと日本の円安から考えて現地でどのぐらいお金が必要になるのか考えてみました。

結論としては前回2019年頃の1.5倍必要ということになりました。現地で50,000円使っていたとしたら75,000円は必要ってことになりますね。背筋が凍りそうです。

ワールドゲームズやWUCCへの遠征を控えている選手の皆さんは、この事実は知っておいた方がよさそうですね。

そうじゃなくても、現在日本がどういった状況で、アメリカや世界の状況がどんな感じなのかを知っておく必要はあります。

経済は複雑に色んなものが絡み合っているので、回り回って自分の生活に直接影響する話になってきます。

自分の将来をしっかりと考えたいのであれば、ある程度の金融知識は身につけておきましょう。笑

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。