アルティメットのコートサイズと簡単な作り方

初心者向け
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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おはようございます、本日3回目のワクチン接種を控えているバズバレッツの雷人です。

1、2回目ともに大した副反応が出なかったのでワクチンのことを完全に舐めきっていますが、今回も副反応は出ないことを願っています。

さて、今日は少し視点を変えて「アルティメットのコートサイズと簡単な作り方」というテーマで書いていきます。

下級生やチームの若手がアルティメットのコート作りをする事が多いと思いますが、なるべくならサクッと簡単に短い時間で作りたいですよね。

今日の記事ではバズの若手が実際にやっているコートの作り方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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アルティメットのコートサイズと簡単な作り方

アルティメットは広い土地とディスク1枚さえあればだいたいどこでもできるスポーツです。

さらっと集まって適当にゴールゾーンを作ってしまえば、人数がある程度いれば楽しむ事ができます。

今日はアルティメットの公式サイズ(7対7で行う)を確認して、そのコートを簡単に作れる方法を紹介していきます。

アルティメットのコートサイズ

まず最初にアルティメットのコートサイズを確認しましょう。

7人で行う場合の公式のアルティメットのコートサイズをおさらいすると

  • 縦100m×横37mのプレイングフィールド
  • 両サイドから18mのところにゴールラインがあり両サイドのエリアがエンドゾーン
  • エンドゾーン以外の中央のエリアがセントラルゾーン
  • ゴールラインからさらに18m(エンドラインから36m)のコート中央にブリックマークがある

というサイズ感になります。

JFDAホームページ「WFDF アルティメット公式ルール 2021-2024 年版」より抜粋

100m×37mというのはかなり広い場所がないと確保できないですね。

大会運営も多くのチームを集めようとなると、場所が限られてしまったりコートサイズを変更して開催するというのも納得です。

人数に応じて臨機応変にコートサイズを変更できる

アルティメットの良いところは、参加人数に応じて臨機応変にコートサイズを変更できるところです。

参考記事「アルティメットの3対3ミニゲームに最適なコートサイズとは?

人数に対してコートサイズを広くすればスペースはそれだけ広くなるので、1対1やスルーザマーカーがしやすくなります。

反対に狭くすれば1人が使えるスペースは少なくなるので、連携を合わせたりスピードを意識した練習になります。(ちょっと競技性が変わってきますが・・・)

だいたい同じくらいの縦横幅を守りながら拡大・縮小していけばあらゆる人数に対応する事ができます。

アルティメットコートを作るために必要な道具

コートの作り方を考える前に、コート作りに必要な道具を2つ紹介します。

チームとしてまだ用意してない場合は購入をしておきましょう。

三角コーン

これはほとんどのチームが持っていると思うので問題ないかと思いますが、三角コーンはアルティメットコートを作る上では必須の道具になります。

市販でもだいたい2000円以下で手に入るので、チームで出し合って用意しておきましょう。

クラブジュニアさんも三角コーンの販売してますね。

セーフティコーン大(8個set)
アルティメットチームには必需品! コート作りには必須なコーン8個セット サイズ:高さ22.5cm、台座13.5cm×13.5cm

三角のコーンと、プラスアルファで平べったいタイプのマーカーコーンがあるとより良いですね。

ゴールゾーン用で三角コーンを8つ、ブリック用で平たいマーカーコーンを4つ用意してあるのが理想的です。

三角コーンはディスクと同じぐらい必需品になりますので用意しておきましょう。

巻き尺(100m)

もう1つ、コート作りを楽にしてくれるものが、100mの「巻き尺」です。

50mの方がコンパクトで運びやすいのですが、2つ用意しなくてはならないことと、楽さを考えるとやはり100mのものを用意した方が無難です。

また、可能であればこれも2つ用意しておくとサイドラインにそのまま置いておくと、サイドラインの役割を担ってくれるので、ラインが引かれてない際によくある「イン・アウト問題」を解決できます。

チームとしてまだ持っていないのであれば用意しておくと便利です。15人で1人100円ずつ出せば1本変買えます。

若干荷物になることは否めないのですが、これがあればコート作りは格段に楽になります。

アルティメットコートの作り方

それでは本題のアルティメットのコートの作り方についていくつか考えてみましょう。

大事なポイントは「100m」「37m」「18m」「36m」となります。

「巻き尺を持って横幅37m歩測する」

バズの若手がやっていて、時間もかからず一番簡単だと思う方法が「100mの巻き尺を持って横幅37mは歩測する」というものです。

手順としては以下のようになります。

  1. 100mの巻き尺で縦幅100mを測る
  2. ゴールゾーンを形成する0m、18m、82m、100mに三角コーンを置き、36m、64mにブリックポイントの印で平らなマーカーコーン(もしくは三角コーンを倒して)を置く
  3. 巻き尺を両端(人がいれば真ん中あたりも)で持って、真横に37m歩測して巻き尺を置く(置きっぱなし)
  4. ②と同様に三角コーンとマーカーコーンを置いて終了

この方法でバズの若手は高速でアルティメットのフルコートを作っています。だいたい5分かからないぐらいでしょうか。

もちろん「ちゃんとした直角が取れない」「歩測なので横幅37mが曖昧」というデメリットはありますが、そこまできっちりやろうと思うとある程度の時間がかかります。ある程度は許容範囲です。

サイドラインが真っ直ぐ取れたり、ゴールゾーンの縦幅がきっちり取れたり、何よりも時間がかからないというところがメリットです。

巻き尺が2本あれば、最初に2本とも100m引っ張って1本はそこに置いたまま、2本目を持って横幅を歩測していけば両サイドに巻き尺のラインが引いてある状態になるので、かなり試合と近い感じで練習ができます。

ラインを引いていないのに際どいところの「イン・アウト」を議論することほど不毛なことはないので、そういったことをなくすこともできます。

巻き尺を置きっぱなしにしていると引っかかって危ないのでは」という意見があるかもしれないですが、巻き尺のテープは思ったより軽いので怪我のリスクもそこまでないかと思います。

端っこの本体が堅いですが、そんなこと言ったら三角コーンもそこそこ危ないですよね。

もしどうしても心配であればマーカーコーンを縦に複数枚置いてライン代わりにすると良いと思います。

まとめ

以上アルティメットのコートサイズとフルコートの簡単な作り方について紹介しました。

本当はもう1つ「三平方の定理(ピタゴラス数)」を使ったコートの作り方も考えているのですが、考察がまだ浅いので煮詰まったら共有します。

全て歩測でやっているチームがほとんどかと思いますが、巻き尺 100m一本あればかなり楽にコートを作ることができます。2本あればなお楽です。

チームの若手や下級生はささっとコート作りを済ませてスロー練習に時間を使いましょう。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。