こんにちは、1月の読了数が10冊を超えた趣味読書の雷人です。
今日は2月3日、節分ということで恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりするんでしょうか。個人的には全然やりません。恵方巻きについては実家で全くやってこなかったので存在すら知りませんでした。
節分の話はさておき今日は、「初見の相手との試合でポジション別にチェックできない時どうする?」というテーマで書いていきます。
質問いただきました。
はじめての相手との試合で、情報が全くない時のディフェンスにおいて、チェックがポジション別にできない時はどうすればよいでしょうか。どのポジションもある程度守れるようにしておくのも大事ですが、学生ではなかなかそうもいかないので何かいい方法があれば教えてください
これは世界大会や海外の試合でも良くあることで、対戦相手のリサーチができてない状態だと試合の中で相手のポジションを探っていく必要があります。
もちろん大学生チームでも全国大会などになればこういった場面になることはたくさんあることと思います。
今日はこの「初見の相手のポジションわからんけどどうする問題」について考えてみたいと思います。
初見の相手との試合でポジション別にチェックできない時どうする?
質問者さんも理解しているように、「どのポジションもある程度守れるようにしておくのも大事」というのはまず前提としてあります。
ただ私も大学生の時そうだったのですが、アルティメットを始めたての場合、普段やってない方のディフェンスに対して苦手意識を持っていることもあると思います。
そんな中で初めて対戦する相手は情報がなく、どの人がどのポジションをやっているか、わからないまま試合が始まることは多々あります。
結論としては「試合序盤のディフェンスから始まるセットを2〜3本使って把握するしかない」ということになります。
それもわかっているはずなので具体的にどうやって相手のポジションを探れば良いのか考えてみました。
初見の相手で情報がなくて相手のポジションを探りたい時の策としては
- マンツーマンで奥なしで守って探る
- スローオフをわざと出してブリックスタートになるようにする
- ゾーンディフェンスをかけて探る
- ヤマカンでついてみる
この辺が考えられるのではないでしょうか。
1つずつ解説していきます。
マンツーマンで奥なしで守って探る
まずは一番オーソドックスな方法として、マンツーマンディフェンスで奥なしで守って探る方法です。奥なしで守るというのは、シュートを打たれないようにして、なるべくミートのパスをかさませるようにする守り方です。
試合の序盤で2、3本のパスやシュートで得点されてしまうと、誰がハンドラーで誰がミドルだったのかわからないまま終わってしまう可能性があります。
そこでシュートを打たせないような守り方をすれば、自然とパスの回数は増えるはずなので、そこで相手のポジションを見極めることができます。
ただし、シュートを怖がりすぎて簡単なミートをリズムよく繋がれて、あっという間に点を取られてしまっては本末転倒なので、この辺は考えどころです。
1本目はバックアップ、2本目はサイドアップという風にトラップサイドも変更してやれば、相手がどちらの方が攻めにくそうにしているか探ることもできます。
最初の打ち手としてはマンツーマンディフェンスをシュートなしで守るというのは考えられます。
スローオフをわざと出してブリックスタートになるようにする
次にスローオフをわざと出すという方法もあります。
スローオフは絶対にコート内に入れなきゃいけないと思っていませんか?
スローオフを出すと相手オフェンスがスタートする場所は「ブリック」か「サイドライン」のどちらかになります。理想はブリックスタートが理想ですね。
この時オフェンスが最初に立っている場所で大体相手のポジションがわかります。ホライゾンであろうとスタックであろうと大体ミドルの人はミドルの位置に、ハンドラーはハンドラーの位置にいることがほとんどです。
また、スローオフを出せば拾ってからブリックポイントやサイドラインまでディスクを運んでくる時間があるので、その間にディフェンス側も自分のポジションとスイッチすることもできます。
試合の最初のセットはオフェンスも固さがあり、ターンオーバーは起きやすい状況ではあるのでディフェンスでガッツリいきたいところです。スローオフを出してブリックスタートにすることで相手が落ち着いて攻めてくるというデメリットもあることは頭に入れておいた方が良さそうです。
あと、そもそもわざと出すのは個人的には好きではないので、この辺はチームとして取り入れるかどうかは話し合いが必要かと思います。
ゾーンディフェンスをかけて探る
ゾーンディフェンスを持っているのであれば、試合開始直後はゾーンディフェンスから入るのも1つの打ち手だと思います。
ゾーンディフェンスを仕掛けると大抵のチームはシュートを極端に狙わなくなり、手前でのパスを多く繰り返してくれます。
そこでハンドラーの位置でプレーしている人がハンドラーです。奥でウロウロしてパパーまで来ない人がミドルでかつディープの可能性が高いですよね。
過去記事で「試合の1本目にゾーンを使う戦術について」の中では最終結論、初見の相手に使うのは個人的には無しと書きましたが、今回のようにポジションを把握してからそのあとのディフェンスに活かしたいという目的があればアリだと思いました。
何事も目的が大事ですね。
ヤマカンでついてみる
最後はちょっとネタ的なところもあるのですが、ヤマカンでついてみるのも大事だと思います。
個人的にハンドラーをやっている人の特徴として多いと思っているのは
- 身長が低め
- 細身
- 帽子
です。(あくまで個人の感想です。)
個人的にはこの三点セットが揃っている人はほぼハンドラーだと思ってるので、初見の相手でこの特徴の人がいたらその人につくようにしています。
覚えやすいのでチェックミスもしなくて済みます。笑
これは参考にならない可能性大なので、そういう予想方法もあるかぐらいで流しておいてください。
最後に少し補足を2点入れておきます。
自分のマーカーの背番号や特徴を覚えておく
初見の相手のポジションがわからない時に探る方法としていくつか提案しましたが、その中でもプレーしながら意識しなければならないのは、自分で自分がついたマーカーの特徴や背番号を覚えておくことです。
自分がついたマーカーがどちらのポジションでどんなプレーをしていたのか、しっかりと覚えておいて次のディフェンスの時にもしそのポジションの人とマーカーを変わるのであれば特徴を伝えてあげるとチームとしてはプラスになります。
試合の1、2セットで相手のハンドラーの背番号ぐらいはチーム全体で共有できているぐらいの状態になるとそれ以降のディフェンスでマーカーに迷うことは少なくなります。
コート外にいる人がチェックしてメモしておく
とはいえプレーしながら相手の背番号を覚えるのは結構大変です。自分も覚えれたことはあんまりありません。笑
なので、コートの外にいる人がノートでもホワイトボードでもスマホのメモ機能でも良いので、チェックしてメモにしておけば良いですね。
- 相手のオフェンスセットが並んだ時点で背番号を縦並びに転記する
- ハンドラーの背番号の横に「H」、ミドルの背番号の横に「M」(ディープは「D」)と書く
これだけで次のセットからは相手のポジションはわかります。
そこから例えばシュートを打った人は誰か、レシーブしたのは誰かとかを横に追記していけば相手がどんな得点パターンでオフェンスをするのかだんだんわかってくると思います。
試合中はコート外にいる人も立派な戦力です。チームのためにやれることをやりましょう。
例として某チームと仮に初めて対戦したら書くであろう情報を一枚貼っておきます。どこのチームの情報か一目でわかりますね笑。
まとめ
というわけで今日は「初見の相手との試合でポジション別にチェックできない時どうする?」というテーマで書いていきました。
再度方法を確認すると
- マンツーマンで奥なしで守って探る
- スローオフをわざと出してブリックスタートになるようにする
- ゾーンディフェンスをかけて探る
- ヤマカンでついてみる
最後のヤマカンはネタですが、個人的な最適解はわざとブリックから始まるようにするです。
ブリックスタートにすれば相手のポジションやオフェンススタイル(スタックorホライゾン)、一番最初にやる自信を持っているであろうセットプレーを全て確認できる可能性があります。
戦略的にスローオフをコート外に出すというちょっとズル賢い方法ですが、初見の相手で情報が欲しい場面では割と有効的なのではないでしょうか。
他にも何か良い方法があれば教えてください。
それでは今日はこの辺で。
ではまた!
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