こんにちは、雷人です。
この季節の雨は嫌になっちゃいますね。週末はドリームカップも控えているので体調には十分気をつけて過ごしましょう。
さて、今日は「アルティメットに必要なスキルとは?」というテーマで書いていきます。
アルティメットをやる上でどんなスキルが求められるのか、改めて考えてみます。
この記事を読むことで、自分に足りないスキルや、向上させるべきスキルを考えるきっかけになれば幸いです。
あくまでも”私が考える”というところなので悪しからず。
アルティメットのスキル
アルティメットはまだまだスポーツとしての歴史も浅く、私自身10年以上経験したような選手でもまだ何か高められるスキルはあると思っています。
そこで今日はアルティメットをプレーする上で必要なスキルはどんなスキルなのかを考えてみたいと思います。
考えがまとまっているわけでもなく、思いつきで書いていくのでまとまりのない記事になる可能性があるかもしれませんがお付き合いください。
ありきたりな答えになるような気がしますが、私自身が考える「アルティメットに必要なスキル」は以下の通りです。
- スロー力
- キャッチ力
- 走力
- レシーブ力
- 空間認識能力
- 予測能力
- コミュニケーション力
深く言えばもっとあるような気もしますが、とりあえずこんなところでそれぞれ解説していきます。
アルティメットにおける基礎スキル
まずはアルティメットをやる上での基礎的なスキルから解説していきます。
アルティメットのスキル【スロー力】
最初は言わずもがな、「スロー力」です。
アルティメットはパスを繋いで、ゴールを目指す陣取りゲームなので、パスを繋ぐためのスロー力は必須スキルとなります。
最低限でもオープンのスローはバック・サイドともに、走ってくる相手の胸に投げられるようにしておきたいスキルです。
このスロー力の中には当然ですが、
- シュート力
- 展開力(スイング力)
- スルー・ザ・マーカーのスキル
等も含まれてきます。
もしあなたが初心者だったり、スローが苦手な人であればインサイドや裏を投げる練習をするよりも、まずは最低限のオープンスローを確実に通せるようになることが大事だと思います。#あくまで個人の意見です
とはいえたまにオープンのパスよりインサイドのパスの方が綺麗に投げられるという人もいるので、自分が自信を持って投げられるパスを一つ作るのが良いでしょう。
スローに関しての記事は以下にまとめてあるのであわせて読んでみてください。
アルティメットのスキル【キャッチ力】
次に「キャッチ力」です。
これも当たり前の話ですが、パスを繋ぐ上でキャッチミスをしてしまうと攻守交代になってしまうので、キャッチのスキルアップはアルティメットにおいて必須になります。
キャッチにも色々ありますが、個人的には初心者の頃から両手で挟んで取る「サンドイッチキャッチ」よりも「手ミート」でキャッチをしておく方が良いと思います。
関連記事:キャッチングの種類について【初心者向け】
実際に私が教えているユースチームでも基本的にスロー練習の時から手ミートで取るように指導していますが、最初は手間どうものの段々と慣れてきているように見えます。
手ミートの方がディフェンスにカットされる可能性は低くなるので、キャッチは手ミートを意識して練習するようにしましょう。
関連記事:日本体育大学に学ぶ、1対1と手ミート文化
キャッチが強ければそれだけでも、キャッチミスをしない選手という評価が得られるかもしれません。
アルティメットのスキル【走力】
次に「走力」です。
アルティメットは走れないと何にもできません。
2022年の現役ラストシーズンにメンタルトレーニングをしましたが、結局「走力」に行き着くほどアルティメットと走力は切っても切れないものです。
関連記事:メンタルトレーニングのセッションを受けました Vol.1
走力と一言で言っても、「持久力」「スピード」「切り返しのスキル」などいろいろあります。
アルティメットをプレーするには最低限必要な「持久力」は備えておく方が良いですね。
走れなくなったらオフェンスもディフェンスもできなくなります。
ここまでがアルティメットにおいてまず最低限必要であろう、土台の土台となる基礎スキルとなります。
2020年2月に書いた過去記事『「アルティメット」における基礎について改めて考える』でもキャッチとスローが大事という風に書いてます。(今なら絶対に走力も追加します)
アルティメットの上級スキル
ここからはそんな基礎の上にあったり、横にあるようなスキルになります。
上級という表現は大げさな感じがするので、中級〜上級という感じです。
この辺のスキルが高い選手は個人的に見てても、いわゆる「アルティメットが上手い」と思える選手です。
アルティメットのスキル【レシーブ力】
最初に「レシーブ力」です。
キャッチ力の中に含めるか迷ったのですが、少し違う気がしたので外出しにしました。
レシーブ力は、簡単に言うと「スローワーの投げたいパスを”引き出す”スキル」です。
日本代表クラスの選手はこのスキルが当たり前のように高い選手が多いです。
2010年代のバズバレッツのミドル陣の松野さん・テツさん・マーシーさんもこの能力がエグいぐらい高く、「レシーバーにスローを投げさせられる」と言う感覚を持つほどでした。
シュートレシーブもそうですが、スローワーがどこを投げたいのかを理解して、スローワーの投げタイミングで走り込んだり、パスを投げさせるスキルはアルティメットを続ければ続けるほど高くなるスキルだと思います。
アルティメットのスキル【空間認識能力】
次に「空間認識能力」です。
これは少年ジャンプで連載された黒子のバスケの中でも「イーグル・アイ」と紹介されたりしていましたが、要はコート全体でどんなことが起きているかを認識する能力です。
ドローンで空撮した映像を見ればイメージつきやすいと思います。
空間認識能力が高くなると、コート上にいながらコート全体を俯瞰で感じ、どこにどのぐらい敵味方がいるのか、自分がスタックのどの位置でDFしているのかなどが瞬時にわかり行動できるようになります。
スローワーになった際も、全体がぼんやり見えていて投げる前にポーチに気がついたり、ゾーンの穴を見つけて投げられるようになります。
自分がディスクを持っていないオフェンスの時には、コート全体の味方の位置関係を把握しながら「オフ・ザ・ディスク」の動きもできるようになります。
関連記事:オフェンスの重要なスキル〜スペースあけ=オフザディスク〜
コートの上にいると、自分の周りの状況がどうなっているのかまでなかなかわからないことが多いですが、この能力が高くなるとオフェンスもディフェンスもかなり上達します。
アルティメットのスキル【予測能力】
次に「予測能力」です。
これは経験がものをいうところもありますが、ディスクの流れがどう動いていくかなどを予測する能力です。
経験値が上がってくると、次に投げられそうなパスや次に動きそうな人がわかってくるので、オフェンスにしてもディフェンスにしても、相手の先手を取って動くことができるようになってきます。#ポーチカットもうまくなる
この能力上げるためには単純にアルティメットをする回数を増やすということもありますが、個人的には映像を見てディスクの流れを掴む訓練も大事だと思います。
相手チームの分析もしていれば、大体次にこの人が動くみたいなこともわかるようになってくるかもしれません。
以上が私が考えるアルティメットが上手い人が身につけていると思う上級スキルです。
アルティメットにおいて欠かせないスキル
最後の最後に個人的にアルティメットにおいて欠かせないと思っているスキルを紹介して終わりにします。
アルティメットのスキル【コミュニケーション力】
それは「コミュニケーション力」です。
アルティメットは究極のコミュニケーションスポーツだと思っています。
先述したような基礎スキルや上級スキルももちろんですが、コミュニケーション能力が低い選手で大成している選手は見たことがありません。(多分。○ーシーさんは怪しい笑)
自分が投げたいパスがあっても、相手が走ってくれなければ投げることができません。
お互い良いところを引き出し合うためには、コミュニケーションをとって自分のことを知ってもらう必要があります。
また、戦術面などに関しても、チーム内でよくコミュニケーションをとって考えているチームの方が、実戦の時の処理能力は圧倒的に高い傾向にあります。
どんなチームスポーツでもそうかもしれませんが、アルティメットをやる上でのコミュニケーション力は欠かせないスキルだと思います。
まとめ
というわけで今日は「アルティメットに必要なスキルとは?」というテーマで書いていきました。
私の考えるアルティメットに必要なスキルは下記の通りです
- スロー力
- キャッチ力
- 走力
- レシーブ力
- 空間認識能力
- 予測能力
- コミュニケーション力
基礎スキルから上級スキルまでありますが、自分自身のスキルを見つめ直すきっかけになればと思います。
アルティメットのスキルは、細かく言えばもっとあると思いますが、思いつく範囲で書いてみました。
各スキルの向上方法は関連記事を読んだりしてみてもらえると何かヒントがあるかもしれません。
というわけで今日はこの辺で。
ではまた!