こんにちは、今週の木曜日深夜には日本を飛び立ちます、雷人です。
先ほど大まかなパッキングを済ませて、あとは残りの期間体調に気をつけて過ごすだけです。
さて、今日は先日行われた「第35回全日本大学アルティメット選手権大会」について書いていきます。
それではいきましょう。
第35回全日本大学アルティメット選手権大会 閉幕!
9月から地区予選が行われた「第35回全日本大学アルティメット選手権大会」の本戦決勝が11月2,3日に福島県のJヴィレッジで行われ、その幕を閉じました。
参加された選手・スタッフの皆様、大会運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。
また、この大会で引退となる4年生の皆様、コロナで大変な時期からスタートした世代かと思いますが、本当に4年間お疲れ様でした。
できればどんな形でも良いので、アルティメットに関わり続けてください。
それでは、気になるトーナメントの結果を見ていきましょう。
オープン部門:國學院大学が初優勝
オープン部門は各シードが順調に勝ち上がっている中、関西・中四国1位通過の同志社大学が初戦で同地区の近畿大学に敗れる波乱の幕開け。
また、優勝候補にも入るような日本体育大学がエントリーの段階でミスがあり本戦欠場という事態も発生。
そんな中、國學院大学と中京大学が決勝まで進み、7-4で國學院大学が勝利し初優勝を果たしました。
1993年創部とのことで、30年の時を経ての初優勝です。
國學院大学はOBOGのバックアップ体制が本当にしっかりしていて、現役選手がアルティメットに注力する環境をOB OGの皆さんでサポートしています。
自分が知る限り、現場レベルであれだけサポートがあるチームは他にないと思いますし、自分たちも含め見習わなければならない部分だと感じています。
國學院大学トライアンフの皆様、改めて優勝おめでとうございます。
ウィメン部門:日本体育大学が6連覇
ウィメン部門は日本体育大学が他を寄せ付けない圧倒的な強さで1993年〜1998年に達成した6連覇に並ぶ快挙を果たしています。(2020年のコロナでの中止を挟んでます)
準優勝は中京大学、3位東京都立大学、4位早稲田大学と続いています。
東京都立大学は創部以来最高順位でメダルを獲得、全日本選手権でも本戦出場していたので今後も躍進が期待されるチームです。
しかし、なんといってもやはりウィメン部門では日本体育大学の6連覇達成が素晴らしいと思います。
連覇をするチームの心情を少しは理解できるつもりですが、学生でそれをやってのけているのは尊敬に値します。「当たり前に勝つ」ってめちゃくちゃ難しいことなんです。
プレイヤーはもちろん、首脳陣やコーチ陣も凄まじいプレッシャーの中で戦っていたと思います。
キャプテンとは少しABLAZERSでお世話していた縁があるので知っていますが、彼女の置かれている状況を考えると本当に辛く苦しい1年だったと思います。
どうか彼女に会った時は「お疲れ様」と伝えてやってください。
個人的な話で申し訳ないですが、本当に頑張ったと思うんで書かせてもらいました。
大学選手権を観て思ったこと
ここまでは結果的なところのお話をしました。
ここからは土日、ライブ配信を見ながら思ったことを少しだけ。
投げるのは上手になっている
ゾーンをメインとして戦術に入れるチームが多いからか、投げる能力は昔に比べて上がっているような気がします。(気がする程度)
ただ、マンツーマンをベースにしていない場合、1対1の勝負をしていない(力を入れて練習していない)ことが多いので、相対的に『強い選手』が少なくなっているのかなぁと思います。
マンツーマンと1対1を意識して練習していくと、その次の世代や将来のA代表の強化にも繋がるんだろうなぁと。
ただ、多くの大学生にとって日本代表がどうのという話は関係ない話だと思うので、この話は適当に流してもらえると助かります。
チームにコーチがいるチームが上位に
特にオープン部門では上位に入っているチームのほとんどが、チームにコーチがいる(もしくはOBが試合に帯同している)状態でした。
これは近年ずっとそういう傾向にあると思っていて、コーチ不在のチームが上位に来ている例が少なくなってきています。
いよいよ本戦を目指したり、学生上位チームを狙うのであれば、OBで社会人チームで続けている人や、他大学でコーチ経験のある人間をチームに迎え入れる必要があるかもしれませんね。
母校の大阪体育大学もなんとかしたいと思いつつ、距離的な問題もありますが、いろいろ何かできることを考えていかないといけないなぁと思いました。
15点ゲームにして欲しい
これはもう何度も言ってるし、いろんな場所から声が上がっていると思いますが、大学選手権の本戦で45分ゲームは短すぎます。
いろんな要因があって11点の45分ゲームになっているとは思いますが、45分で11点も入りません。
15点ゲームのハーフタイムが50分なので、大学選手権は11点ゲームと言いながら、本来の15点ルールの半分しかやってません。
60分のマスで1試合を回したい運営側の都合もわかるけど、45分ゲームと100分ゲームでは試合の運び方、選手起用方法、戦術が大きく変わってきます。
大学生アルティメットプレイヤーを大学生のままで終わらせないためにも、せめて本戦だけでも15点の公式ルールでやってほしいと思います。
よく考えたら、今の大学生で15点ゲームやったことある大学生ってCJIと本戦に出たことあるチームだけなんですね。。。
これは切実に変えてほしいと思うところです。
まとめ
というわけで、今年の大学選手権について書いていきました。
情熱を注いだ時間が見える大学選手権は個人的に観戦するのが好きです。このプレイヤー伸びそうだなぁとか変な目線で見てます。
ここで引退する4年生も多いかもしれませんが、社会人になってからの方がアルティメットは楽しいです。大学アルティメットには大学アルティメットにしかない楽しさがありますが、社会人になっても熱中できることがあるということは本当に大きなことです。
ぜひこれからもアルティメットを続けてください。
どこかで一緒にプレーしましょう。
とりあえず、お疲れ様でした。次は私の番ですね。
それでは、また。