マイナー競技のアスリートはスポンサーに何を返せるのか?

レポート
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

Follow Me!!

こんにちは、雷人です。

連日のゲリラ豪雨は凄まじいものですね。現在私も会社から動けず足止めを食らっております。

さて、今日は「マイナー競技のアスリートはスポンサーに何を返せるのか?」というテーマで書いていきます。

今年の春頃から11月の世界大会に向けて、どうやって遠征費を作るだのスポンサーを探すだの色々と動いてきました。

しかしどこかでこのことがいつも引っかかっています。

「果たして自分はスポンサーや支援してくれた人に、何を返すことができるのだろうか?」

この悩みはきっと自分と同じようにマイナー競技のアスリートはみんな抱えている悩みなんだろうなと思います。

スポンサーリンク

アカデミックアスリート勉強会での学び

先日アスリートとスポンサー企業のコミュニティAthlifesのアカデミックアスリート勉強会がありました。

そこでプロ野球にも関わったことのある方を講師に迎え、下記のテーマでお話しいただきました。

  • 企業目線でアスリートが気をつけるべき事
  • 企業がアスリートに期待していること
  • 昨今のアスリート界隈の問題からディスカッション

「スポンサーに対して何を返すことができるのか?」「結果以外の価値をどう創造できるか?」ということを話されており、やはりそこの問題はクリアしなければならない問題だと強く感じました。

自分で考えろって話かもしれませんが、最後に質問として「もし〇〇さんがスポンサーをしたとして、何を選手にされたら嬉しいですか?」と聞きました。

スポンサー同士を繋ぐイベント

まず一つ目に、「スポンサー同士を繋ぐイベント」をするのは良いということでした。

スポンサーが複数あることが前提になりますが、スポンサーしてくれた企業の担当者や経営者を集めてマッチングするようなイベントをアスリート主催で行うという感じです。

これは個人的には、難易度が高いですが複数のスポンサーを集められた場合、かなり良いやり方だと思いました。

イベント内でスポンサーに対して面と向かって挨拶やお礼をすることもできるし、スポンサー同士が繋がることもできます。

大会に向けての壮行会や、大会が終わってからの結果報告会などをこういった形でやるのは一つありだなぁと思いました。

スポンサー企業に講演会しに行く

もう一つがスポンサーしてくださった企業に講演会をしに行くというものです。

昨今のコンプライアンス強化の流れを受けて、企業の社長や上司は「叱る」という行為ができなくなってしまっています。言いたいことも言えない社長や上司は沢山いることは容易に想像できます。

そこで、アスリートとして自分の頑張ってきた経験や辛かった経験などを、社員に向けて講演することで社員のモチベーションアップを狙えるのではということです。

これは一定数の需要はありそうな気がしますが、人前でプレゼンないし講演をするというハードルが待っています。

人前で話すのが得意とか好きという人は、リターンとして「講演会開催できる権」的なものをスポンサー獲得の際に出すのもいいかもしれません。

最後は本人の熱意

それはそうだと思いましたが、意外と欠けてしまうところだと感じました。

講師の方は、「最後の最後は本人の熱意が一番大事だと思う」とおっしゃってました。

自分のことを一番熱く語れるのは自分のはずです。どれだけセルフプロモーションできるか。競技の魅力や可能性について語れるかということが大事ですね。

ここは自分も意識して動いていこうと思います。

これまで自分はどんな人と繋がってきたのか

自分の周りの人をどれだけ巻き込めるかという話もありました。

今までの人生で、どんな人と出会い関わり繋がってきたのか。これは人それぞれ違います。

この部分をどうやってスポンサーさんに繋げることができるかということも大事になりそうです。

例えばアルティメットだと競技人口の構成的に大学生が多いので、就職先の紹介として企業にプレゼンできたりしそうですね。

大学も有名な大学チームが多いですし、SOTGやセルフジャッジでやるスポーツを競技としてやっている大学生はきっと精神的にも自立していたり、意見を言ったり聞いたりすることができる人が多いはず。

意外とこう言ったニーズはありそうな気もしてきました。

まとめ

改めて考えてみましたが、自分が考えていたリターンとしてはこのブログでの企業紹介やSNSでのPRばかりでした。

確かにこれだけなら楽は楽ですが、魅力的ではないのでもっとしっかりとアルティメットの魅力や、自分自身のことを整理して、こんなリターンがありますというものを考えていく必要があると感じました。

もうすぐ11月の世界大会に向けたクラウドファンディングも始めてみます。

こちらも本気で向き合っていくので応援よろしくお願いいたします。

それではまた。