こんにちは、大変ご無沙汰しておりますバズバレッツの雷人です。
すっかり秋めいた季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今ぐらいの季節は過ごしやすくて良いですね。
さて、今日は「全国ユースアルティメット選手権大会に参戦してきて感じたこと」というテーマでレポートを書いていきます。
あくまでも個人的な意見ですので軽く流し見していただければと思います。
全国ユースアルティメット選手権大会に参戦してきて感じたこと
先日2022年9月25日に全国ユースアルティメット選手権大会が山梨県山中湖村の井戸前旅館で開催されました。マスター選手権も同日に行われており、私自身マスター選手権に出れる年代なので懐かしい顔ぶれが多く落ち着く空間ではありました。
それはさておき、全国ユースに自身で立ち上げたアルティメットユースクラブチーム「U.C.ABLAZERS」のコーチとして参戦してきました。
大会の結果としては北海道の北見高校さんとの2チームリーグを3勝して優勝することができました。
チームとして初の公式戦で結果を出すことができて一安心しております。
そんな全国ユースに参加した中で感じたことは以下のこと
- 保護者の熱が相変わらずすごい
- ユース世代でのセルフジャッジは難しい
- 1日開催でも良いがアクセスが大事
- 大会参加までのハードルが多い
一つずつ見ていきましょう。
保護者の熱が相変わらずすごい
3年前2019年に全国ユースを見に行った時にも感じたことですが、ユース世代の大会は相変わらず保護者の応援がすごいと感じました。
過去記事「全国ユースアルティメット選手権大会を観戦して」
今回場所も場所だったので子どもが参加するには保護者の送迎が必要なパターンもあったと思いますが、子どもと同じぐらいの大人が観戦しにきていました。
1点入るごとや、ナイスブロックがある度に歓声が上がり、とても盛り上がっていて運動会のような感じがしました。
残念ながら高校生部門は小中学生とは離れた場所での開催となったため、終日その雰囲気を味わうことはできませんでしたが、短い時間だけでもその熱量が伝わってきました。
我が子を応援する保護者の皆さんも熱量が高く見ていて楽しかったです。
ユース世代でのセルフジャッジは難しい
子どもたちの話を聞いていると、「手を叩かれた」「ぶつかってきた」「時間稼ぎしてる」というような声がありました。
でも「なんて言ったらいいのかわからない」という言葉が後に続き、そうだよなぁと思うと同時にこの世代でのセルフジャッジは限界があるなぁと感じました。
もちろん各チームの指導者がアルティメットを指導しながらルールを教えたり、コールの仕方や意味を教える必要があるということは前提ですが、ユースの大会はある程度オブザーバー的な役割の人が必要だと思いました。
セルフジャッジと言えば聞こえは良いですが、その根底には「ルールを理解している」という前提があります。
客観的に物事を捉えることが難しい世代でもありますので、冷静に議論するというのも難しそうな気がします。
実際に試合後にプンプン言っている子は沢山いました。
それはそれでユースらしくて良い気もしますが、個人的には両チームやリーグ内とは関係ない人で、かつアルティメット経験者が「客観的に見てどうだったか」を伝えて「その後の処理と再開の仕方」をサポートして行くのが良いのではと思いました。
数少ないユース世代がSOTGの側面で揉めて関係性が悪くなったり、あのチームが嫌いだの何だのなるのはちょっと残念な気持ちになりました。
1日開催でも良いがアクセスが大事
全国ユースの大会としては1日開催でも全然運動量的には問題ないかと思いますが、開催地の問題は解消した方が良いと思いました。
色々な事情があって今回は井戸前旅館になったそうですが、前回は都内の学校での開催だったのでアクセスは良好でした。
石垣島や北海道から参加するとなると、やはり羽田空港からある程度アクセスが良い場所が良いでしょうし、ユースチームもまだまだ都内近郊のチームが多い状態なので、都内からアクセスしやすい電車で行けるような場所での開催が望ましいと思います。
そうすれば子どもの大会に早朝から車で2時間かけて山中湖まで行って、帰りは大渋滞で4時間かけて帰るということをしなくて済みます。
この件に関してはユースチームの代表者の中でも総意になっておりすでにJFDAにお伝えしていて、来年度は改善されていくことになりそうです。
大会参加までのハードルが多い
ユース大会も私たちが参加している他の公式戦と同じように、体調管理登録やメンバー登録、現地でのQRコード掲示などの対応が必要でした。
私は高校生部門だったのである程度会話もできるし、スマホを持っているのでそこまで苦労しませんでしたが、小学生だとそうはいかなかったでしょうし、保護者への負担は相当なものだったと思います。
体調管理ももっと簡易化して良いと思いますし(まとめて紙で提出とか)、会場の出入りについても個人的にはまだこんなことやってるのかという気持ちになりました。
もちろん対策をしすぎて悪いことはないと思いますが、世間がwithコロナという方向性になっている中でまだまだ緩和されないこの状況は理解はできるけどまだやるの?という感覚になりました。
まとめ
というわけで色んなことを感じた全国ユースですが、この世代がもっと盛り上がっていかないと全体の競技人口は増えていかないし、アルティメット界は良くなっていかない、日本の競技力は上がっていかない、だからこそ自分はこの世代に関わりたいと思っています。
もっと参加する人が参加しやすく、気持ちよくプレーできるように、私たち指導者や保護者が動いて行くことが次につながることだと思うので今後も自分にできることを少しずつやって行きたいと思いました。
これからもユース世代の育成・普及にはしっかりと関わって、日本のアルティメット界に貢献していければなと思った大会でした。
それではまた。