こんばんは、バズバレッツの能勢です。
昨日はある方にお会いしたのですが、成功されている方の話はとても為になります。
「先人に学べ」はあらゆることにおいて鉄則ですが「アメリカに勉強しに行ってみては?」と言われました。
アルティメットの先進国であるアメリカまで色々学ぶというのは盲点でした。
現在の所有マイル数で往復できないことはないので、いつか時期を見て行けたら行ってみようと思います。
さて、この季節は風の強い日が多いですね。
「風の強い日はアルティメットするの嫌だな」と思う方は少なくないのではないでしょうか。
今日はそんな風の強い日こそ意識して使いたい「インサイドの上がりのプレー”A”」について解説していきます。
このプレーを意識的に使うことで強風時にもうまく対応してオフェンスできるようになります。
用語辞典でも少し解説しています。(アルティメット用語辞典「A」)
また過去記事「強風時のプレーで意識すること」でも少し解説していますので合わせて読んでみてください。
「A」とは?
アルティメット用語辞典では以下のように説明しました。
- インサイドの上がりのプレー。
- 強風時やレシーバーがフェイスでDFされている時に有効なプレー。
細かく解説していきます。
「A」のプレーの利点
まずこのプレーの良いところは「レシーバーが前を向いてディスクをもらうことが出来る」ところです。
ハンドラーが前を向いた状態「A」のようにパスをもらう事で、次のパスを出しやすくなります。
レシーブ後相手ディフェンスは後ろから追う形になるので、前方どの角度にもパスを出せるようになります。
またミドルについているディフェンスも「上がりからのシュート」を警戒する可能性があり、ミートに抜けやすくなるということがあります。
アルティメットは前に前に攻めて行くスポーツなので前を向いてパスが受けられるのは大きなメリットとなります。
ディフェンスが2択になる
横で貰う「展開」の一択だとハンドラーのディフェンスは展開を狙いに来て、どんどんダンプに下がってしまうことがあります。(ダンプの説明記事)
そこで「A」のプレーを使うことでディフェンスの頭には「上がり」と「展開」の2択の選択肢が出来ます。
上がり「A」もあると思わせることができれば、ディフェンスとしては後手になってしまうので結果的にレシーバーは「展開」も貰いやすくなります。
強風時に使いやすい
強風時のスローはディスクがブレやすく、コントロールするのがすごく難しくなります。
特にミートについてはレシーバーも取るのが難しいですし、スローワーも神経を使って投げる必要があります。
そんな時に「A」のプレーはディスクの特性を活かし、スローワーが前方に浮かせるようなスローを投げることができます。
またレシーブする側もディスクと走る方向が同じ方向なので、ミートよりも簡単にキャッチすることができます。
「A」を狙う時の注意点
注意点としては、
- 事前にスペースがあるか確認する
- リードパスが長いとミドルにポーチカットされる
- 目が合ってないのに走らない
上記に注意して狙う必要があります。
事前にスペースがあるか確認する
特にレシーバーはパスをもらう前に、前方(上がりの方向)のスペースが空いているか確認する必要があります。
確認しないままに狙ってしまうと、ミドルのミートと被ったり、そもそも人がいたりという状況になりパスを出すことが出来ないことがあります。
スペースが空いていることを確認してからパスを要求しましょう。
リードパスが長いとミドルにポーチカットされる
当然のことですが試合ではミドルもいるので、リードパスが長いとミドルにポーチカットされてしまう可能性があります。
特にホライゾンでのオフェンスの際はミドルとハンドラーの間のスペースを使うことになるので、長いパスは危険が伴います。
リードパスは、あまり欲張りすぎないようにする必要があります。
目が合ってないのに走らない
他の状況でも共通することですが、レシーバーが勝手に走り出してしまうとスローワーはパスが出せません。
スローワーと目を合わせて、呼吸を合わせてパスをもらいに行くことが大事になります。
「A」の練習方法
バズでやっている「A」の練習方法は以下の通りになります。
両サイドで行い、「ストーリング→スローワー→逆サイドのDF→レシーバー」の順番で行います。
DFとレシーバーの間は一人ストックがあった方がスムーズにいきます。
追い風も向かい風もやると良いです。
最低4人いれば片方ずつやろうと思えば出来ます。(別記事「少人数での練習」)
ディフェンスをつけて行う
この練習では必ずディフェンスをつけて行います。
ただディフェンスはわざと「上がりをやられるディフェンス」をします。パターンとしては以下のようなやられ方があります。
- スローワーを見ないでフェイスでついて先投げでやられる
- スローワーのスローに合わせて展開をカットしに行って、逆を突かれてやられる
ディフェンスはそこまで本気でやる必要はありませんが、工夫しながらやることをお勧めします。
試合をイメージして自身が「上がりでやられるパターン」を思い出しながら「上がられ上手」なディフェンスを心がけます。
色々なスローを試す
スローワーは投げるスローも色々試します。
ハイリリースで投げたり、下から投げたり、先投げで投げたり、様々なスローを試します。
その日の風向きなどによって投げやすいスローなどを確認しましょう。
レシーバーも色々な貰い方を試す
レシーバーももらい方を色々試します。
止まった状態でスローワーに先に投げてもらったり、わざとダンプの位置からスタートして駆け上がるなど試合でもよくあるパターンを中心に試してみます。
強風時は角度によってパスの容易さが変わるので、あえて下げた位置からのスタートの方が投げやすかったりします。
意識する事「スローワーが呼び込む」
「A」のプレーをする際に意識することは、『スローワーが「A」を投げる』というメッセージをレシーバーに送ることです。
わかり易い例としては、「フェイク」を入れるとわかりやすくなります。
動画でも解説していますのであわせてご確認ください。
レシーバーがスローワーのタイミングを考えずに走り出してしまうと、スローワーは焦ってスローをすることになってしまいミスが増えてしまいます。
スローワーが「投げるよ〜」というメッセージを送って、レシーバーが「OK」という状態だとプレーが成立しやすくなりますので、意識してやってみましょう。
「A」のプレーの映像
2020年1月12日にYouTubeにて解説動画公開しました。
そのほかYouTubeにて解説動画アップしていきますのでチャンネル登録よろしくお願いします。
まとめ
インサイドの上がりのプレー「A」について紹介しました。
特に風の強いには有効的なプレーなので意識して使ってみましょう。
風が強くない時でも選択肢として持っておけばオフェンスの幅を広げることもできますし、ディフェンスは守りにくくなります。
特にハンドラーの人は意識して練習や実戦で試してみてください。
アルティメットのオフェンスでパスを貰う際は”2択を作る”ことを意識してやることが重要です。
そんなとこで今日は終わります。
それではまた👋