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「アルティメット」社会人になってもアルティメットを続ける理由とその魅力

BuzzBullets
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、バズバレッツの雷人です。

今日でプログラミング学習9日目になりました。環境も整ってモチベーションもキープできていい感じです。そちらに集中してブログやYouTubeの更新が止まってしまっていますが・・・。同時にいろんなことが出来ると良いのですがなかなか難しいです笑。

現在コロナの影響でステイホームしている人も多いと思いますが、ここで映画を見たりゲームしたりするよりは普段時間がなくてできなかったことなどに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

さて、今日は「社会人になってもアルティメットを続ける理由とその魅力」について書いていきます。

質問いただきました。

去年アルテを始めた新四年生です。私にとって今年が最初で最後の学生選手権でしたが、コロナの影響で開催できない可能性も十分あると考えています。たとえそうなったとしても社会人でその分プレーしてやろうと思うので、ぜひ社会人アルテの魅力について教えてください。

このような素晴らしく前向きな質問をいただいたので、今日は私が社会人になってもアルティメットを続けることになった理由や社会人アルティメットの魅力について書いていきます。

大学で引退する人もいますが、社会人になっても続けている人も少なくありません。

これから近い将来大学を卒業する方で社会人になって続けるかどうか悩んでいる方にとって社会人アルティメットへ踏み出すきっかけの一つになればと思います。

魅力について書きますがあくまでも”私が思う魅力”なのでもっとたくさんあると思いますのでそこはいろんな先輩や社会人に聞いてみてください。

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社会人になってもアルティメットを続ける理由とその魅力

それでは早速本題に入る前にまずは私が社会人アルティメット(しかも日本のトップチーム)へ足を踏み入れたのか、歴史についてしばしお付き合いください。

私が社会人になっても続けた理由

時を遡ること10年。私は大阪体育大学でアルティメットに励みながらも将来の進路に悩んでいました。

大学選手権を迎えるまで私は「卒業後は岡山の田舎に帰ってのんびり暮らそう」と思っていました。今思えばゾッとしますが笑。

転機が訪れたのは2010年の夏。大学選手権の本戦を戦ってると会場に何やらグラサンをかけてウロウロしている方がいました。

そう、「世界の松野さん」です。

昨日もツイッターで紹介した大学時代擦り切れるほど観たDVDの中のスタープレイヤーです。

松野さんは大学の先輩ではありましたが、当時大阪体育大学はバズバレッツと試合をする機会がなくて接点が全くなくて遠い存在でした。(のちに全日本選手権準決勝で初対戦する)

そんな「世界の松野」が大学選手権の会場をウロついている。ビビりまくりです。

当時絡みも少なかったので恐る恐る軽く挨拶をすると松野さんの方から

「2年後ナショナルあるけどどう?」

「どう?」ってどういう事と思いつつも状況を理解しました。

世界の松野がスカウティングをしているではないか。(この裏話をすると長くなるのでまた後日別記事で笑。後日更新「2010年夏Buzzがスカウト活動に注力した理由と背景」)

ともあれ、ありがたいことにDVDの中の人に”勧誘”されたのです。

その後悩みに悩み私はこう決めました。

「2年後のナショナル(大阪の堺で行われた「WUGC2012」)までやろう。」(少しだけ裏話をすると2010年7月に行われたU23の大会で決勝戦に取ったもん勝ちをブレイクされて準優勝に終わった悔しさがあり、世界にリベンジしたかった。)

というわけでこんな経緯があり「文化シヤッターBuzzBullets」に入団することになりました。

2年だけのつもりがあれよあれよで今もやってるという感じです。笑

これが私が社会人アルティメットを続けた理由です。

単純に「世界大会でのリベンジ」がモチベーションでした。

なぜここまで長く続けているか

2年のつもりがなぜここまで(今年で9年目かな)続けることになったのか。

その理由は「単純に楽しいから」と「悔しさの連続だから」だと思っています。

単純に楽しい

アルティメットを大学から始めて、やめたいと思ったことは何度かありますが、アルティメット自体つまらないと思ったことは一度もありません。

これほど未開拓で、奥が深くて、難しくて、楽しいスポーツは他にはないと思っています。

そして何よりチームメイト”仲間”と一緒にいるのが楽しいです。

どんなに平日疲れていても土日に真剣にアルティメットをやって笑い合える環境があるので、ただただ単純に楽しいのです。

もちろん身体は疲れますが、心は満たされます。

この「楽しさ」が続けている理由の一つです。

悔しさの連続

そもそも社会人アルティメットを始めたきっかけも”悔しさ”が元になっていますが、その後も悔しさの連続です。

大きな国際大会もそうですが、普段の練習も悔しさの連続です。

特別世界大会での悔しさは大きくなかなかリベンジを果たせません。

国際大会に行ったことがある人はわかると思いますが、国際大会はめちゃくちゃ楽しいんです。中毒性がマックスです。

U24で世界大会を経験した人で続ける人が多いのはこの辺が関連してると思ってます。

この二つの理由が私がまだアルティメットを続けている大きな理由です。

社会人アルティメッターの生活

社会人アルティメットの魅力を話す前に社会人アルティメッターがどんな生活をしているのか紹介します。

多くの社会人チームが土日もしくはそのどちらかで練習をしています。

平日はもちろん仕事です。多くの人(95%ぐらい?)が平日週5月から金までフルで働いています。

そして土日にアルティメットです。

正直言ってベリーハードです。

やってない人や一般の人からは「いつ休んでるの?」と良く聞かれます。

お休み出来るのはたまに来る祝日か雨の日でグラウンドが使えないときぐらいです。

ちなみにバズバレッツの場合、「土日練習、月曜アクティブレスト、火曜OFF、水木金でジム」という感じでメニューが出てます。

大会明けの月曜日の出社なんて地獄です。笑

社会人になってから社会人アルティメッターがいかに大変かを知ることになります。

脅かすようですが事実なので知っておいてください。

でも何故多くの人がこんなハードな生活をしてまで「社会人アルティメット」を続けているのでしょうか。

社会人アルティメットの魅力

ようやくここから魅力についてです。

2018年時点でのJFDA資料によると社会人(23歳以上)の競技者は1500人強、割合にして約30%程度になります。(会員登録者のみなので内在的にはもう少しいるはず)

ちなみに大学生は3500人弱の約69%なのでいかに大学生がアルティメット界を支えているかわかりますね。

2人に1人が社会人アルティメットを続けている?ことになります。

前置きが長くなってしまいましたが、ここから私が思う社会人アルティメットの魅力を紹介します。

学生にはない成長がある

社会人アルティメットをすると所属するチームにもよるかもしれませんが、間違いなく成長がありアルティメットが上手くなります。

大学生はどうしても四年間という縛りがあったり、教えてくれる人が先輩しかいなかったりします。

しかし社会人は長くアルティメットをやっているので、よりアルティメットを考えてやっています。

そんな中でまた社会人1年生からアルティメットをやると、多くの先輩が活かしてくれるはずです。

四年間という期間的な縛りもないので続ければ続けるほど連携の成熟度は増し、アルティメットへの理解度も高まり、より成長に繋がります。

「仲間」と呼べる関係ができる

大学での同期も仲間と呼べる存在なのですが、社会人でのチームメイトも仲間と呼べる関係になります。

友達じゃありません。「仲間」です。個人的には年が上でも「仲間」だと思ってます。(怒られるかな笑)もちろん年下でも一緒です。みんな大切な「仲間」です。

社会人アルティメットで色々な苦労や楽しさを分かち合ってより一層「仲間」という関係を築いて行くことができます。

大学四年間も濃いですが、その後はもっと濃いです。

社会の荒波に揉まれながらも悩みを打ち明けられる場所が作れると思います。

ちなみに私はケツメイシの「仲間」がマイベストソングです笑。

BuzzBulletsの”仲間”

日本中もしくは世界中に友達ができる

社会人アルティメットを続けていくと、日本中や人によっては世界中に友達ができます。

大学生の頃よりも金銭的に少し余裕ができるので、地方の大会に遊びに行ったり、アジア圏の大会に行ったりすることが出来るようになります。

その各地各地で一緒に大会に出たり対戦したり、飲み会をしたりしていると、各地に友達ができます。(「友達」と呼べる関係かわからないけど間違いなく「他人や知らない人」ではない)

日本全国に、世界各地に友達がいるって素晴らしいことだと思います。

そういった関係が作れるとプライベートで旅行に行ってアテンドしてくれたりもします。もしかしたら家に泊めてくれるかも知れませんね。

各地のピックアップの大会に出まくっている人も多くいますが本当に楽しそうで生き甲斐を感じてる感満載です。

社会人になっても運動を続けられる

当たり前のことですが、運動不足解消になります。

これを主の目的としている人はあんまりいないと思いますが、社会人になると運動する機会(時間)が減ります。

何も運動をしていない人はやがてビール腹になり、30歳を迎える頃には青春時代とは違った姿になるのが多くのパターンです。

アルティメットは走るスポーツなので体が重くなると競技力にモロに影響が出てしまいます。

続けていれば30歳になる頃に言われるでしょう。

「羨ましい」

と。

まとめ

今日は社会人になってもアルティメットを続ける理由とその魅力について」私自身のエピソードや考えなどを紹介していきました。

社会人になっても続けている理由の中でも、おそらくこれは全員一致の絶対共通事項は

みんなアルティメットが好き

なんだと思います。

根本にこの気持ちがあるから辞められないんだと思います。

アルティメットが好きで、一緒にやっている仲間が好きだから続けているんです。

今年で32歳になりますがこの歳になっても青春できてると思うと、そりゃ地元の友達や同世代の色んな人から言われます。

「こんな歳で打ち込めることがあって羨ましいなぁ」って。

これを読んでいる大学生もアルティメットを大学生だけで終わらせるのではなく社会人になっても続けてみてはどうでしょうか。

いろんなレベルのいろんなチームがあるので、多くの人が自分にあったチームで続けていけばいいのではと思う今日この頃でした。

最後にバズの上村哲也選手#11が当時大学四年生(のちにノマディックトライブ)の本名拓選手に送った言葉で締めくくります。

アルティメットが面白くなるのはこれからです。

それでは今日はこの辺で👋