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「アルティメット」海外遠征記録〜初めてアメリカ遠征・2011ECC編〜

世界大会・海外遠征
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、バズバレッツの雷人です。

今日は「海外遠征記録〜初めてアメリカ遠征・2011ECC編〜」についてです。

海外遠征シリーズ第二弾です。

9年前の話ですが、微かな記憶を頼りに頑張ってみます。

まだこの時ガラケーだったので写真が全く残っていません笑。

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海外遠征記録〜初めてアメリカ遠征・2011ECC編〜

遡る事9年前。

2011年に大学を卒業した後に、上京し文化シヤッターバズバレッツに入部した私は、8月に初めてのアメリカ遠征を経験しました。

アメリカと言えば、アルティメットを語る上で非常に重要な国ですし、言わずと知れた強豪国です。

初めてのアメリカ遠征は衝撃の連続でした。

飛行機で寝れない話は以前の記事「2010WU23UC編」で語っているので、この遠征も寝れなかった事は割愛して現地に着いてからの話を書きます。

過密スケジュールのECC

2011年バズバレッツが参加したアメリカでの大会はECC(確かEmerald City Classic )という当時のアメリカでは一番レベルの高い大会で、今でいうUS-OPENのような大会でした。

この大会に参加できるのはアメリカのランキング上位数チームと、他国の招待チームのみでした。

つまり全部強いって事です。(ちなみにこの大会をモデルに日本で作られた大会がクラブジュニアさん主催の「CJI(Club Jr Invitation)」です)

驚いたのがこの大会は週末の金土日の三日間で行われるのですが、試合数が4試合4試合3試合とかという感じで劇的に過密なスケジュールで行われます。

当時のルールではマックス17点だったので、1日強豪チームと4試合というその過酷さは想像つくかと思います。

試合間の短さがエグい

想像して頂いたらわかると思いますが、100分強の試合を1日4試合行おうとするとぎゅうぎゅうにスケジュールを詰めなければならないので、当然試合間は短くなります。

アメリカのクラブチームは毎年ランキングが入れ替わるように、どのチームもレベルが高いチームです。ましてやその上位数チームを集めているので楽に勝てるような試合は1試合もありません。

そんな中、試合を終えて一息つくバズバレッツのところに陽気なアメリカ人がやってきて

「ハーイ🙋‍♂️、次の試合、10分後で良いかな?」

と地獄のような言葉をかけてきます。

日本のようにスケジュール管理がしっかりしているわけではないので、両チームの同意で試合がスタートします。

これには正直めちゃくちゃびっくりしました。

自分はそこまで出場機会がなかったのでそこまで疲れがないにしても、アメリカのディフェンダーを相手にするオフェンスメンバーや、ディフェンスのメインメンバーはヘトヘトの中で次の試合に望むことになります。

試合間がここまで短いとウォーミングアップをしているのか、クールダウンをしているのかわからなくなります。

日本の一年分以上の経験ができる

アメリカ遠征を前にバズのベテラン陣が

ECCは日本の一年分以上の経験ができる

とよく言っていました。

その真意がこの大会を経験することで理解できました。

まずアメリカ人と戦うこと自体初めての経験となりましたし、その中でこの過密スケジュールです。

間違いなくアメリカで経験したECCの三日間は何にも変えられない経験となりました。

でかい、うまい、はやい

アメリカ人に限った話ではないですが、海外の選手は「でかい、うまい、はやい」です。

でかいのはなんとなくわかると思います。

それでデカければ遅いかなぁと思いきや足も速い。

そしてスローもうまい。

ディフェンスでプレーする機会を頂いていたのですが、正直言って何もできる気がしませんでした。

これは個人的にはやはり1対1ではなかなか勝負できないと思ったので、仲間と連携して守るということを意識し直すきっかけになったと思います。

シアトルで練習試合してからの車移動3時間

この遠征では、日本から一度シアトルに行き、シアトルで時差調整をしてからもう少し北部の大会会場に移動することになりました。

記憶が定かではないかもしれませんが、大会前日の木曜日の夕方にシアトルの強豪クラブチーム「Sockeye」と練習試合をしました。

その翌日から大会だったので試合終了後に車で移動します。

試合が終わったのはおそらく19時過ぎとかそんな感じだと思うので、そこから移動して大会会場付近の宿に着いたのは夜中を過ぎていました。

そして次の日は朝8時とかから試合が始まり、1日4試合。

しかもダブルベットに2人で寝るという宿だったので、あまり寝れなかった記憶があります笑。

大学生を連れて行っていた

実はこの大会には、現在バズに所属している2名の選手が大学生ながらバズの一員として遠征に参加していました。

「ジェット荒川」こと荒川選手と「キャノン振角」こと振角選手です。(今はアルティメット続けてないけど中京大学からもう1人)

3人は大学3年生ながら、2012年のWUGCメンバー選考に向けて帯同しました。

今考えるとバズもすごいことしてるなぁと思いますし、大学生であの経験をさせてもらえてるのはすごく貴重だなと思います。

のちに3人中2人が入部したのでリクルート成功ですね。笑

手前3人は大学三年生!荒川選手は腰パンで手をズボンに突っ込んでやる気マンマンです

マクドナルドでの注文にはご注意を

海外遠征はやはりいろんな事件が勃発します。

到着した日の夕方4時ごろ小腹が空いたのでマクドナルドでハンバーガーを一つ食べたいと思い注文したら、バーガー二つとポテトとドリンクが出てきました。

しっかりお腹いっぱいになってその日の晩御飯は全然食べられませんでした。

ただの英語力不足だと思いますが笑。

ちなみにアメリカのファーストフード店はドリンク飲み放題のことが多いです。

しかも食べ物もかなりジャンキーで量も多いので、アメリカ人が縦にも横にもデカイ理由がよくわかりました。

もっといろんな事件が起きているはずなのですが、なかなか思い出せません。

最後に

初めてアメリカという国に行って、その文化やアルティメットに触れていろんなものを感じました。

この経験がまたアルティメットを続けている理由の一つでもあるかなと思っています。

ECCはかなり特殊な大会だと思いますが、アメリカは大きな大会がたくさんあり、その大会の結果によってランキングが決まっていきます。

そのランキングが毎回変わったりするほど熾烈な争いをしているので、それは強くなるわなと納得しました。

しかし日本のような島国ではなかなかそのような経験ができないので、チームではいつも海外遠征をさせて頂いて感謝しています。

チームを抱える文化シヤッターには結果で返すしかないです。

私が入ってから10年間これといって結果を残せていないので、2022年のクラブ選手権では恩返しできるように努力していこうと思います。

というわけで今日は初めてのアメリカ遠征についての記事でした。

それではまた。