こんばんは、バズバレッツの能勢です。
乾燥した日が続いていますが今週末から天気が崩れるようですね。
ちらほら風邪が流行っているようなので気をつけましょう。
週末は雪が降るような週間天気予報になっています・・。
今年は例年に増して暖かく、もう少し寒くならないとウインタースポーツが好きな方にとってはつまらない冬になってしまうのではないでしょうか。
さて、今日は「ディフェンス時のコート外での声の出し方」についての記事です。
過去に「出場機会が少ない選手がコートの外でできること」という記事を書きました。
その中にも共通する事項は多いのですが、特に本日は「コート外で出す声」にフォーカスを当てて解説していきます。
「先輩に外から声を出せ」って言われたんだけど何の声を出せば良いかわからない
試合中、急にメンバーに呼ばれた時に体が冷えてしまって動きが悪かった
上記のような悩みを持っている人はぜひ参考にしてみてください。
練習中でも試合中でもコート外での過ごし方は意識すれば変えることが出来ます。
チーム内練習でセット練習が始まってしまうと、大学1年生や経験の浅い選手はコート内に入る回数が減ってしまいます。
この時コート外でどう過ごすか?
これをするとしないでは成長速度に差が出ることは間違いありません。
ディフェンス時のコート外での声の出し方
主にディフェンスの時にコート外での声の出し方について、解説していきます。
あくまでも私個人の主観であり、私自身がやってきたことで良いと思うことを紹介していきます。
ただ「何もしないよりはした方が絶対に良い」ということは間違いないです。
一番奥側から声を出す
まずは立ち位置からです。
基本的にはミドルの一番奥(ディープ側)の選手よりもさらに奥に立つようにしています。
その場所に立つと首を振らなくても、コート全体を見渡すことが出来ます。
常に一番奥の選手よりも奥のポジションを守るようにディスクや人が動いたら、自身のポジションも変えるようにしています。
ターンオーバーが起きた時は逆にディスクと並行の位置ぐらいにいるようにしています。
シュートがあるのかないのか伝える
コート内の一番奥の選手よりもさらに奥にいるので、スローワーを見てても他の選手は視野に入ります。
スローワーを見てシュートを打ちそうかどうかをコート内にいるディフェンスに伝えます。
「シュートない!」とはっきり言います。
この情報があるだけでも中のディフェンスは奥に追いかける必要がなくなるのでかなり助かります。
たまに不測のシュートを打たれたりするときもありますが、その時は中の選手に謝ります。
そういうこともあるので責任を持って声を出すようにしましょう。
「間違えたらどうしよう」と思うかもしれませんが、「間違えたことがない」人は絶対にいません。
失敗から学びましょう。
誰が一番奥になっているかを伝える
前項と似ているんですが、少し違います。
どの選手が一番奥のポジションになっているかを伝えます。
中の選手に対して「〇〇一番奥!」とか「〇〇次一番奥に”なるよ”」といった声掛けを行い、中の選手の誰が奥のポジションになったかを伝えるようにします。
DFで一番奥のポジションになるとコート全体を見ることが出来ます。
そうすると、前にいる選手に対して「ミート行け」と伝えることが出来ます。
もしその選手がカットバックされて奥に行かれても自分がいるよというメッセージでもあります。
その手助けをするためにも外からどの選手が一番奥のポジションになるかを伝えるようにします。
ディスクと同じラインで声を出す
もう一つの立ち位置は、ディスクと同じラインにしています。
ディスクと同じラインか少しダンプよりから声を出すことがあります。
この時はディスクをメインに、ハンドラーや近めのミドルの選手を中心に見ています。
個人的にはミドルの奥から見る方が見やすくてオススメです。
展開に合わせてアップコールをする
この位置にいる時は主に展開に合わせて「アップコール」をしたり、次誰に展開しそうかなどの情報を外から中の選手に伝えるようにしています。
スローワーはパスを受けて数秒は前方を見ていて、残りの数秒かで横に展開することが多いです。
なので、スローワーが展開の方に目線を移したら、レシーバーにディフェンスしている選手の名前を呼んでからアップコールするようにします。
固定の人に声を出し続ける
一人のディフェンスに固定して声を出し続けることも一つのやり方です。
特に上級生は下級生に対して声をかける時、このようなやり方のほうが下級生にとってわかりやすいかもしれません。
例えば外から、「ポジション反対!」とか「次ミートくるぞ!」と言ったようにプレー中に指示やアドバイスを出すこともできます。
上級生も外にいるからと言ってサボっていてはいけません。
ディスクが動いた時は自分も動く
基本的にディスクの動きに合わせて外でも位置を変えます。
奥にいる場合でシュートを打たれたときも真っ先に一番奥まで走ります。
奥にポジションを取っていてハンドラーの位置でターンオーバーが起きた時には、猛ダッシュをしてディスクと同じラインまで行きます。
得点した時すぐに駆けつけられる
これをすることで、得点をしたときにすぐに駆けつけることが出来ます。
ディフェンスに声を出していて、ターンオーバーが起きて、得点を取ったという事は「ブレイクした」ということになるので、すぐに駆けつけ盛り上げます。
バズでは得点後すぐに駆けつける人たちを「喜び組」と呼びます。
体が冷えない
もう一つディスクと一緒に自分も動くことには良いところがあって、それは「体が冷えない」ところです。
外にいる時同じ場所から声を出していて、動くことが少なければ体は冷え切ってしまいます。
体が冷えてしまうと、せっかくアップしたのに試合で良いパフォーマンスをできないということが起きてしまいます。
ディスクと一緒に動いたり、声を出したり、喜び組をしていると体が冷える事はありません。
そうすれば試合中に突然メンバーに選ばれたとしても、体は温まっているのでパフォーマンスが落ちる事はないでしょう。
コートの外にいてもコートの中に入っているつもりで声を出す
例えコート外にいても”コートの中に入っている気持ち”で過ごすことが大事です。
試合の時も練習の時も同じです。
特に練習のセット練習等から意識してやっておきましょう。
急に試合になったからできるという事はありません。
試合というのは練習の発表会みたいなもんで、練習でやっている事以上のことはできません。
ということはいかに普段の練習が大事かということがわかるでしょう。
意識をコートの中に持っていくと「具体的」な声が出せるようになってきます。
ディスクの流れを見ることができる
コート外にいても集中してコート内を見ていると「ディスクの流れ」がわかるようになってきます。
なんとなくながら、次はこっちにディスクが流れそうだな〜という”予測力”がついてきます。
ディフェンスにとって予測というのは大きなプラスになり、早くポジションチェンジができたり、相手の動きを先回りすることができるようになります。
コートの外は休憩場所ではない
コート外は7人に選ばれなかった人の「休憩する場所」ではありません。
コート外でもやるべきことはたくさんあります。
コートの外でもコート内の選手に対して声を出すことは、チームにとっても個人にとってもプラスになります。
チームのために何かできることはないのか?と常に考えていれば行動は変わってくるはずです。
まとめ
「ディフェンス時のコート外での声の出し方」についてまとめると
- ミドルの一番奥側から、シュートがあるかないかなどの情報を伝えたり、誰が奥のポジションになっているか伝える
- ディスクと同じラインから、展開に合わせてアップコールなどでディスクの動きを伝える
- 上級生は下級生の個人に対して声をかけ続けることでプレー中の手助けを行う
- ディスクの動きに合わせておけば、体も冷えず得点後すぐに盛り上げに行くこともできる
- コート外でもコートの中にいる意識でいれば、ディスクの流れが予測できるようになる
コート外であっても意識を変えるだけでこれだけの効果があります。
ぼーっとしてそのセット練習を見ている人と、そういう意識で声を出している人ではどちらが上達が早くなるでしょうか。
もし、やれそうだなと思ったらどれか一つからでも構いませんので次の練習から”行動”に移してみて下さい。
(追記・・これをやってるとゲームアドバイザーをやるときにすごく役立ちます。)
それでは今日はこの辺で👋