「アルティメット」チームのベクトルを合わせる方法

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この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんばんは、バズバレッツの能勢です。

いよいよ今年もお盆が終わりました。お盆をすぎると暑さが和らいでいくといいのですが明日は台風一過で暑くなりそうですね。

練習の際は熱中症に十分気をつけてください。

さて本日は「チームのベクトルを合わせる方法」というテーマにしました。

質問箱に

チームの決め事を守ってもらえないのはどうしたら良いでしょうか。

チーム内の熱量の差があります。どうすれば良いですか。

といったような質問を頂いていました。

そこで本日はチーム運用していく上で重要だと思うことを私なりに解説していきたいと思います。

何を今更という部分もあるとは思いますが少しでも参考になればと思います。

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ベクトルを合わせる?とは。

「ベクトルを合わせる」というのは「組織や集団の個々が、同じ目標に向かって力を合わせて行動する」ということです。

どれだけ良い個々が集まっていても、個々が同じ方向を見ていないと組織として成り立ちません。

チーム作りをする上で個々のベクトルを合わせることは競技力向上させることよりも重要なことかもしれません。

目標の重要性について

「同じ目標に向かって」とありますのでチームにおいて目標は重要な指標になります。

チームは一つの船だと例えられることがあります。同じ船に乗っているのに、船長はA地点、副船長はB地点、操縦士はC地点を目指していてはゴール(目標)にはたどり着けないでしょう。

なのでチームを作っていく上で、明確な「目標」はチームや組織にとって重要なものとなります。

全員で納得できる”目標”とする

目標の重要性はわかったところで、何を目標にするかというのはもっと大事になります。

全く届きもしない目標にしても他の選手が納得しない、簡単すぎる目標にしてもモチベーションが上がらない。

チームにとって”ちょうどいい”目標は必ず全員で話し合い納得した上で日々の練習に取り組むようにしましょう。

そしてチームの誰に聞いてもその目標が””同じ回答””になるようになっていることが良いです。

その目標にそぐわない行動をしている人がいれば、全員で注意すべきですしすぐにミーティングするなどして解決するようにしましょう。

目標を細分化する

目標の立て方ですが、ご存知の通りスモールステップで立てていくのが一般的です。

大きな最終的な目標が一つあって、その手前にいくつかスモールステップとなる目標を立てましょう。

学生選手権優勝が目標であれば逆算して、新人戦、ドリームカップ、地区の大会等、DUOなどの目標を立てておきます。

スモールステップでの目標が達成できなかったら目標を修正する必要があります。

最終的な目標が達成できるように目先の小さな目標を作っておきましょう。

口うるさく言い続ける

これは結構大事なことで、キャプテンや中心となる選手が毎回の練習や大事な場面で自分たちの目標を”口に出して言い続ける”ことです。

人の意識は何もなければ忘れ去っていきます。

ずっと意識し続けるためにも言い続けましょう。

チームを強くしないのであればなおさらです。

言う方も言った分だけ行動しないといけないので、口にする人間の数が多いチームの方が強くなるでしょう。

まとめ

以上簡単に書いていきました。

個人的にはチームのベクトルが合わないとチーム運用がうまくいかないと思っているので、そこがあっていないなと思うのであれば練習よりもミーティングを設けて解決してから練習した方が良いと思います。

1人でも疑問に思いながら練習している人がいるとすれば、すでにベクトルがずれてしまっていると言うことになります。

「楽しみながらやりたい」と言う人もいれば「やるからには勝ちたい」と言う人もいます。

個人的には大学時代は有無を言わさず””学生選手権アベック優勝””が目標でしたので、それに向かって頑張るだけでした。(色々苦労はありましたが笑・・・。)

どんな思いでアルティメットをやっているかは、本当に人それぞれですし、誰の意見も尊重されるべきだと思います。

しかしチームに所属する以上は、しっかりとメンバーと話し合って自分自身もチームメイトも全員納得した上でプレーするのが良いですね。

チーム全員が同じ方向を見て走っていけるチームは強い

それでは、また。良い週末をお過ごしください。