こんにちは、バズバレッツの雷人です。
さて、今日はスローシリーズ最後となる「スクーバスローの握り方と投げ方」について解説していきます。
アルティメットを始めたばかりの方や、これから始めたい方向けの記事になります。
バックハンドスロー、フォアハンドスローが投げれるようになったら挑戦してみましょう。
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スクーバスローの握り方・投げ方【初心者向け】
スクーバスローはアルティメットの投げ方でバックハンドスロー、フォアハンドスロー、アップサイドダウンスローの次によくある投げ方です。
一般的に「スクーバ」と略したり「スクーバー」とのばして言う人もいます。
ちなみに「スクーバ」は「潜水」からきているそうです。
ハンマーと同じようにディフェンスの上を通すような三次元のスローになりますので、このスローを投げられるようになるとプレーの幅が大きく広がります。
特にゾーンオフェンスをする際にはこのスローで打開することも良くあるのでしっかり練習しましょう。
ハンマーに比べて距離が出にくいスローになりますので、近くの味方に対してディフェンスの頭を越してパスを通したいときなどに多く使用されます。
スクーバスローの握り方
まずは握り方の確認です。(写真は右利きです。)
スクーバスローはフォアハンドスローと同じ握り方をします。
ツーフィンガーズ・グリップ


ディスクの表面のギザギザの部分に親指が来るぐらいのところで握ります。
ディスクの裏側は人差し指と中指がディスクの内側、薬指と小指はディスクの外側になり、中指と薬指でディスクのリムを挟むように握ります。
中指の腹がリムの側面に当たるようにします。
この時ディスクと親指の付け根プニプニの部分に隙間がないようにします。
自分自身がリラックスして握ることができる方法でやってみてください。
※これが絶対に正しいという握り方はありません。色々と試してみて自分にあった握り方を見つけましょう。
握りが安定しない方向け

より初心者の場合で、どうにも左右にぶれて安定しない場合は、人差し指と中指を離して握る方法もあります。
この握り方は安定こそしますが、力が伝わりにくく飛距離が出にくい傾向にあります。
あまり強く握らなくても大丈夫
個人的な感覚の話になるのですが、スクーバスローを投げるときはほとんどディスクを握っていないです。
親指の付け根(プニプニのとこ)と中指で支える程度です。
最終的に中指に引っかかっていればディスクは飛んでいくので、私の場合はあまり強く握らないようにしています。
スクーバスローの投げ方
握り方を覚えたら投げ方です。

構え
まず最初は投げる方向(ベンチがある方)に対して、正面にして立った状態から利き手と同じ方の足(右利きなら右足)を少し前に出します。
ディスクと裏返しにして体の横で持ちます。
正面を向いて腕だけでも投げられますが、最初は体をひねって投げたほうが投げやすいと思います。
体重は両足に乗せた状態でリラックスして構えます。

テイクバック
構えとさほど変わらないですが、少し体をひねりつつ脇を開いて肘を抜きやすくします。
少し重心を前の足に持って行きます。
足を開いたまま投げる場合は軸足(右利きは左足)の方に重心移動する。

テイクバックからリリースへ
体のひねりを戻しながら、肩→腕→ひじ→前腕→最後に手首のスナップ!と連動するようにリリースに向けてディスクを動かす。
腕をしならせるようにする(鞭みたいな感じ)
スクーバは他のスローに比べて肘の曲げ伸ばしをうまく使ってスナップが効くようにすると良い気がします。

リリース
特に手首のスナップを意識して動かし中指で弾き出すようにしてリリースします。
中指の腹に引っかかっていれば良い感じです。
腕を振り回すようにするのではなく、肘の曲げ伸ばしの勢いを使って手首のスナップで投げるようにします。
リリース角度は風向きにもよりますが、10時の方向ぐらいです。
アップサイドダウンスローと同じようにディスクが放物線を描くように飛んでいくので投げ出し角度や高さなど色々試しながら投げてみてください。

フォロースルー
リリースが終わったら体が投げたい方向に向くようにします。
最初は体のひねりを上手に使って投げてみてください。
慣れてくれば、足を開いた状態でも上半身のひねりだけで投げられるようになります。
また、スローの軌道が左上から右下に向かって流れて行くので、狙いとしては受け手よりも少し”左上らへん”を狙って投げると良いです。
アップサイドダウンスローと同じようにディスクが放物線を描くように飛んでいくので投げ出し角度や高さなど色々試しながら投げてみてください。
風向きによって投げ出し角度を変える
アップサイドダウンスローの時と同じように風向きによってディスクの投げ出し角度を変える必要があります。
向かい風の時はディスクを12時の方向にし、縦にして投げ出します。より強く投げ出さないと向かい風では飛びません。
追い風の時は逆にディスクを10時の方向に倒して投げ出します。追い風だと多少力を抜いても距離が出ます。
追い風でのスクーバスローは投げやすいので最初は追い風で練習すると良いかもしれません。
横風や斜めの風など状況によって投げ分けなければならないので向かい風や追い風だけでなく色々な角度(風向き)で練習しておきましょう。
横から見た場合





スクーバスローで意識すること
スローの際に意識することは以下の通りです。
- 体のひねりを使って投げる
- リリースの瞬間まではリラックス
- 中指の腹でリムを押し出す
- 肘の曲げ伸ばしからの手首のスナップを意識して投げる
- 体の連動性を意識する(肩→腕→ひじ→前腕→最後に手首のスナップ)
- 受け手のやや左上を狙って投げる
- 風向きによって投げ出し角度を変えること
- とにかくディスクの回転数を上げること
スクーバスローをうまく使いこなすには、投げ出し角度を色々試して見ることが大事です。
投げ出し角度や、リリースの位置など色々と変えながら投げてみてください。
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まとめ
スクーバスローの握り方から投げ方を紹介しました。
次回スローを投げる時は先ほどの意識するポイントを意識して投げてみてください。
スクーバもハンマーのように家の中で1人で練習できなくもないです。
フォアハンドスローと同じ握りなので、スナップを意識してベッドの上で寝転んで天井に向かってコソ練しましょう。(周りに割れ物置かないように注意が必要)
個人的に10数年間アルティメットをやっていますが、試合でスクーバはほとんど投げたことがありません笑。
でも投げてる人は投げてるスローなのでやってみたら意外と得意なスローになるかもしれませんね。
投げ方をマスターしたら次は練習です。
というわけで今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。。