こんにちは、鎖骨三男の雷人です。
ようやく手術の傷が塞がり、運動許可も出ましたが骨のくっつきは悪くまだまだ油断はできません。
ちょっと最近ブログ熱が高まっており更新が続いています。引き続きよろしくお願いします。
さて今日は『大学生と「SPLYZA Teams」について打ち合わせしました』というテーマで書いていきます。
今日の記事を読むことで自分たちのチームにも動画分析ツール「SPLYZA Teams」を導入するきっかけになればなと思います。
関連記事「ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」をU.C.ABLAZERSで導入しました」
大学生と「SPLYZA Teams」について打ち合わせしました
約1週間ほど前に、スプライザの担当者から1本の連絡がありました。
「ある大学生チームがSPLYZA Teamsの無料トライアル期間中で導入検討中なんですが、能勢さんのチームでどのようにSPLYZA Teams(以下スプライザ。社名ですがご了承ください。)を活用しているのか可能な範囲で教えていただきたいです。」
という話があり、特に断る理由もないのでお受けしました。
そんなこんなで26日の日曜日にzoomで打ち合わせをしました。
聞かれた内容としては
- 自分たちのプレーを分析したいのですがどのようなタグつけをしていますか?
- 書き込みの当番などはどうやって決めていますか?
- 抽象的な質問になりますが、アルティメット においてどのように活用するのが良いと思いますか?
と、こちらの3点を聞かれました。
一つずつここでも回答しておきます。
スプライザでのタグ付けについて
スプライザではプレーに対して「タグ」を付ける事ができます。
大きく二つあり、「プレイヤータグ」と「プレータグ(自由に作成する)」があります。
こちらは見た方がわかりやすいと思いますので、画像を添付します。
05:47:63のところでは、3つのプレイヤータグと4つのプレイヤータグがあります。
その時に起こったプレーやそこに絡んだプレイヤーをわかりやすくする事ができます。
このタグの良いところは動画を見るときに「タグ」をクリックするとそのタグに関連する箇所だけを抽出して動画を確認する事ができます。
自分のところだけを見たい場合は、自分のタグを選んで確認すれば自分のプレーだけを確認することもできます。
打ち合わせをした大学生の方は、「自分たちのミスの種類を分析して大会前にミスを減らしていく作業をする際に、しっかりとデータに基づいて対策していきたい」という意図もあり素晴らしいと思いました。
アルティメット は当然ミスが少ない方が試合では勝つ確率が高くなるので良い考え方だと思います。
スプライザの書き込み当番はどうするか?
スプライザは動画に書き込みができるという優秀なツールではありますが、「誰が書き込むか?」という問題が出てきます。
何も決めないで誰でも自由に、としていると恐らく積極的に書き込みをする人と全く書き込みしない人と二極化すると思います。
バズですらそんな感じです。せっかく有料でお金を払っているのだから積極的に活用した方が良いです。
では当番制にするか?という話ですが、ここも難しいかもしれませんが個人的に大学生チームでは当番制はアリだと思います。
大学チームでは経験年数に大きな差がなく、アルティメット の理解度がそこまで大きく開かないので互いの意見を理解し合える環境だからです。
これが社会人チームだと20年選手と5年選手が一緒になっているので、若手選手が書き込みにくいという構造はどうしても発生してしまいます。(わからないことを聞くには絶好の場ですが・・・)
なので大学生チームでスプライザをやるのであれば、動画の中で時間を区切って、0〜10分は2年生、11分〜20分は3年生、21分〜30分は4年生という感じで担当する書き込み箇所を分けるのも良いかもしれません。
もちろん書き込む人を数人選んで宿題のようにやるのも無くはないです。
当番制をやるデメリットとしては当番以外のところへの書き込みがしにくくなるということです。
フリーでやるにしても当番制でやるにしてもどちらにもメリットデメリットがあるのでその辺は自分たちでやってみながら改善していくのが良いと思いました。
アルティメットにおけるスプライザの活用方法
アルティメットにおいてスプライザをどういう風に活用するのが良いか?ということですが、これは大きく3つあると思います。
- プレーのコミュニケーション深化
- 先輩から後輩へのレクチャー
- 相手チームの分析
です。
プレーのコミュニケーション深化
1つ目は「プレーのコミュニケーション深化」です。
アルティメットはコミュニケーションスポーツです。自分のやりたいプレーと味方が思っているプレーの一致が多いほどプレーの成熟度は増し、ミスは少なくなります。活かし活かされる必要があります。
そのためには「自分がどんなプレーがしたいのか」を主張する必要があるのですが、練習時間になかなか伝えられなかったりするので、それをスプライザで補う事ができます。
改めて客観的に動画で確認してみると、「ここはこうしたかった」というのが出てくると思うのでそれを書き込むと良いです。
そうしていくことでチーム内で「誰々はここでパスを貰ったらこういうプレーをしたい」というものが共有されていくので、チームとしてプレーの成熟度は上がっていきます。
先輩から後輩へのレクチャー
2つ目としては「先輩から後輩へのレクチャー」として活用する方法です。
アルティメットの理解度としては先輩の方が後輩よりも高い傾向にあるので、先輩が「こうした方が良いよ」ということを書き込んでいきます。
アブレイザーズではユースのメンバーが書き込むことはほとんどなく、コーチ陣がプレーのアドバイスをする場所として活用しています。(メンバーからの質問とかが出てくると良いのですが・・・)
先輩の方も後輩に対して理解していることをアウトプットすることで、自分の中での理解度は増していきます。(関連記事「大学3・4年生が急にアルティメットが上手くなる理由」)
後輩もこうやって動くと良いんだというプレーの理解が早くなります。
デメリットとしては後輩があまり考えなくなるという事があるかもしれません。
その辺は当番制を活用するのか、うまく対応していきたいですね。
相手チームの分析
最後に「相手チームの分析」として活用する方法です。
単純に映像を流して相手チームを見るのも良いですが、スプライザだとこういうプレーが多いとか、このパターンで攻めてくるとかそういった事が直接画面に書き込む事ができます。
より高いイメージを持って相手チームの分析ができます。
タグをつけておけば大会前にそのタグの部分だけ確認する事で、短時間で相手の特徴をつかむ事ができます。
ただ、アルティメットはその場で感じることを大事にしなければならないことも多くあるので、事前情報にとらわれすぎず「今起きていること」に対応していくことも非常に大切です。
まとめ
スプライザは月額539円(税込、年払いの場合)かかり有料ツールですが、ツールとしては優秀です。
大学生でなかなかお金を捻出するのは難しいと思いますが、1ヶ月の無料トライアルもあるので無料期間だけやってみるのも良いかもしれません。
当ブログ経由で契約すると初期費用10,000円が割引してくださいます。
なんにせよ使ってみないと何もわからないと思うので、興味のある方はまずは無料トライアルから試してみてください。
今回連絡をくれた大学生チームについてはこれからもいろんな形で支援していけるようにしたいと思います。
バズを引退したことで土日の時間ができたのでクリニックにきて欲しいなどあれば連絡ください。
というわけで今日はスプライザについての記事でした。
ではまた。