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普段の練習でもタイムアウトを使おう

戦術
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、雷人です

富士に向かう車中で執筆させてもらってます。今年早くも5回目?の富士川緑地です。今日明日の合同合宿でマスター日本代表の選考会は終わり、11月に向けてチームづくりが進んでいきます。

とりあえず土日、自分のやるべきことに集中していきます。

さて、今日は「普段の練習でもタイムアウトを使おう」というご提案です。

普段のチーム内練習からタイムアウト使ってますか?

もし使ってないようであれば、是非導入してみてください。

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タイムアウトを有効活用しよう

アルティメットには1分の作戦会議ができる「タイムアウト」があります。

試合形式によって使える回数は違いますが、15点100分のフル試合では前後半2回ずつのタイムアウトが使用できます

GAとして大学生の試合を見ることがあるのですが、「ここでタイムアウトとった方が良いなぁ」と思う場面は少なくありません。

強いチームはゲームの流れを理解していて、ここ一番で得点を取りに行きたいという場面ではタイムアウトを使っている印象があります。

関連記事「アルティメットの試合におけるタイムアウトの使い方

大事な大会の重要な場面で、試合の流れを判断し冷静にタイムアウトを取って作戦を立て直すことで得点を取れるようになることもあります。

もちろんそんなものは結果論なので、タイムアウトをとったからと言って必ず大事なポイントを取れるわけでもないですし、タイムアウト取らずに行った方が良いこともあります。

タイムアウトを使うと相手にも落ち着きを取り戻させたり作戦を考えさせる時間を与えてしまうということは確かにあります。

「疲れたから休むために使う」のではなく、戦術的に使えるようにしておきましょう。

関連記事「アルティメットでタイムアウトを取った時に話していること

普段からタイムアウトを使うことに慣れておこう

ではどうすれば大事な試合の重要な場面でタイムアウトを使えるようになるのか。それは普段の練習からタイムアウトを使う癖をつけておくことだと思います。

タイムアウトを戦術的に使うには慣れが必要です。

普段チーム内でセット練習やゲーム形式の練習をする際に、タイムアウトをありにした状態で練習するようにします。

具体的にいうと、

  • 5本取るまでのオフェンスセットの練習で1回
  • 30分ゲームで1回

といった形でおおよそ大会でもありそうな回数を設定して練習に取り組みます。

この設定を普段からしておけば、「タイムアウトを取る」「いつ残されたタイムアウトを使うか」ということも考えながらプレーできるようになります。

逆にいうとその設定をしていないから、急に大会になった時にいつタイムアウトを使って良いか分からず結局大事な場面でも使用できず一回もタイムアウトを取ることなくゲームを終えるということが起きているんだと思います。

選択肢として持っておいた方が絶対に良いことなので、ぜひ自身のチームでも導入することを検討してください。

60秒で必ず終えて75秒でプレーを再開する

チーム内練習でタイムアウトをとると、タイムアウト中に時間を気にせずダラダラ話し込んでしまう可能性があります。

これでは1分という短い時間で自分たちのやるべきことをまとめる能力が身につきません。

大会ではタイムアウトが2分になったりすることはないので、普段の練習から1分でタイムアウトを終了して75秒後にはプレーを再開できるように癖をつけておきましょう。

そうすれば「いつも通り」の感覚で大事な大会でもタイムアウトを使えるようになるはずです。

タイムアウトの使いどきの判断ができるようになる

普段の練習からタイムアウトを使う癖をつけておくと、どんな時にタイムアウトを使った方がうまくいくのかが判断できるようになります。

タイムアウトを使ったことでオフェンスの流れが止まってしまうこともありますし、必ずしもタイムアウトをとったからと言ってその後の点を取れるわけではありません。

しかし、普段からタイムアウトを使うことがなければ、実践でいきなり使うことになりそれが良かったのかどうかの判断は難しいものになります。

タイムアウトを使うタイミングだったのかどうかを判断するためにも普段の練習から使えるようにしておくと良いでしょう。

そうすれば「あそこでタイムアウト使えたんじゃない」という会話も出てきて、よりチーム全体でゲームの流れを考えることができるようになると思います。

まとめ

というわけで今日は、普段の練習からタイムアウトを使うことに慣れておいた方が良いのではないかという提案記事でした。

タイムアウトは絶対に使った方が良いという話ではありません。アルティメットの選択肢の一つとしてタイムアウトがあるのに使わないのは勿体無い場面もあるよという話です。

ゲームの流れを左右する場面で、自分たちのチームに流れを引き寄せるための戦術のひとつとして持っておくためにも、普段の練習から導入しておけば思い出して使えるようになるかもしれません。

タイムアウト使い慣れしておけばチームでも良い判断ができるようになるはずです。

是非チーム内での導入を検討してみてください。

富士に着いたので合宿行ってきます。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。