ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」をU.C.ABLAZERSで導入しました

戦術
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、バズバレッツの雷人です。

GWいかがお過ごしでしょうか?私は今日もアルティメット普及の為、マイナー競技認知度爆上祭という普及イベントに出展してきました。2日間も1日中太陽の下にいたので日焼けもしたし、とにかく疲れました。

ただ多くの方にアルティメットを体験してもらって楽しんでもらえたと思います。

さて、今日は『ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」をU.C.ABLAZERSで導入しました』というテーマで書いていきます。

このブログを読んでくださる方のほとんどが大学生だと思いますが、自分たちのチームにも導入するきっかけになれば良いなと思っています。

「SPLYZA Teams」(以下スプライザとさせて頂きます。)を活用していけば、チームの共通認識はより高まり、下級生の理解速度も上がりチーム力の向上は間違いありません。

今日はスプライザがどう言ったサービスなのか、ABLAZERSに導入した理由などを中心に紹介していきます。

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ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」をU.C.ABLAZERSで導入しました

今年の4月から私が立ち上げたユースチームのABLAZERSでは、ゲーム分析ツールのスプライザを導入しました。

スプライザは2019年からバズバレッツでも導入しており、女子の強豪社会人チームのMUDも利用しています。小耳に挟んだところで言うと関西の強豪大学チームも導入しているそうです。

後ほど詳しく説明しますが、スプライザは簡単に言うと動画にコメントを入れたり書き込みをしてメンバー同士でコミュニケーションを取れる動画コミュニケーションツールとなります。

まず最初にスプライザがどういったサービスなのか説明していきます。

ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」とは?

ゲーム分析ツール「SPLYZA Teams」とは、『選手自らが考える力を身につけるためのゲーム分析ツール』とホームページのトップに書いてあり、その通りのツールであると私も考えます。

動画に対して、コメントや書き込みができるツールでYouTubeのコメントと動画の中に落書きができるイメージです。

例えば、「自分がここでディスクを持ったときはこのシュートをこのコースに狙って欲しい」とコメントや矢印を書き込んだり、「ディフェンスの際に体の向きが反対」と先輩から後輩へアドバイスをしたりすることもできます。

自分たちの普段の練習や、大会での動画、さらにはライバルチームの分析などその使い方は多岐に渡ります。

スポーツを通じて考える力を育む

スプライザがこのツールを開発する際に大事にしたことは「スポーツを通じて考える力を育む」ということだそうです。

教育的要素をかなり重視しており、スポーツに限らず各教育施設(例えば授業など)にも導入してもらうよう働きかけ、子どもたちに「考える力」を伸ばすことを重視しています。

特にスポーツはどんな競技でも、「セオリー」はあっても「正解」がないことがほとんどです。

学校の授業ではほとんど正解があることしか教わりません。黒板に書かれたことや教科書に書いてあることをどれだけ覚えて、短い時間の中でどれだけ多くの問いに答えられるかという世界戦です。

しかし、学校の外に出て社会に出ると、正解がないことがほとんどです。

テクノロジーの進化によってさらに変化の激しくなる今後の社会で生き抜くために、仮説、実行、評価、課題発見を回すために必要な力をつけていく。そんな想いを持って生まれたツールだということです。

練習時間以外でコミュニケーションが取れる

スプライザを導入すれば、自分たちの練習や試合の動画をただ見るというだけでなく、そこでコミュニケーションを取ることができます。

しかもそれは、普段の練習がないときに自分が好きな時間にいつでもです。

動画なのでもちろん時間はある程度取られてしまうことになりますが、練習でのコミュニケーションでは理解が追いつかなかったり、そのとき気づいていなかった部分にも後から確認することができます。

書き込みの一例

少しだけALBAZERSのスプライザの画面のスクショを公開します。

上記のような感じでコメントを入れたり、○印で囲ったり、矢印で走って欲しい方向を書いたりすることができます。

動画を再生している途中で書き込みをしたところでは、動画が一時停止するので書き込みを見る時間が確保できます。

ABLAZERSの場合は現状まだまだコーチ陣がユースメンバーに対して、「こう動いた方が良いよ」「このプレー良いね」と言ったような一方的で指導的な書き込みがほとんどですが、ゆくゆくはユースメンバー同士がコメントを自発的に入れられるようになってくればもっと良くなると感じています。

月額利用料金がかかる

大学生チームにネックになるのが、スプライザは無料ではなく月額利用料金がかかるというところです。

とはいえ、一番安いプランで月539円(税込、年払いの場合)となります。月払いの場合は月649円(税込)となり、10ヶ月以上契約する場合は年払いの方がお得になります。

1アカウント毎に月にアップロードできる動画の時間が決まっており、最安のベーシックプランで1アカウントあたり月々40分アップロード可能です。なので月々539円で40分のアップロード時間を買うというイメージです。

契約に必要なアカウント数は10アカウントになるので、最低の10人で契約した場合は月々400分の動画をアップロードすることができます。

400分ということは6時間半ぐらいあります。30分の動画を13回ほどアップできます。

自分たちの練習頻度にもよりますが、動画の中でもいらない部分を切り取ってアップロードするなど工夫すれば十分にベーシックプランでも事足りる量の動画をアップロードできます。

とは言え大学生にとって月539円(もしくは月649円)のコストを払って利用するかどうかは考えどころかと思います。

言ってもマクドナルドでセットメニューを頼めるぐらいの料金なので、どうにもならないというような金額ではなさそうです。

1ヶ月の無料トライアル期間がある

なんとスプライザには1ヶ月の無料お試し期間がついています。

なので例えば試しに1ヶ月だけ使ってみて、全然使えないと思ったらそこで辞めれば良いし、これは使えるし継続しようと思ったら契約して利用すれば良いということになります。

やはり実際に使ってみないとそのツールの使い勝手や良さなどは分からないので、一度使ってみることをオススメします。

私も問い合わせから色々とやっていきましたが、担当者の方が丁寧に色々オンライン会議などを使いながら説明してくれるので(先方にとっては見込み客なので当たり前ですが)わからないことがあれば担当者に聞けば大体解決できます。

とにかく興味が湧いたという方は1ヶ月のトライアルだけでも使ってみることをオススメします。

当ブログ経由で初期費用10,000円が無料に!

さらになんとこのブログRising Ultimate経由での利用する場合は本来かかる初期費用10,000円を割引してくださることになりました。

ちなみにどれだけ多くのチームが契約したとしても私に入ってくるインセンティブは1円もありません。

ただただ良いツールだから紹介していて、そこに対してスプライザさんがご好意で初期費用を割引していくださるという話です。

※直接スプライザさんに問い合わせなどする場合は「能勢選手のブログを見て問い合わせしました」と私のブログ経由であることを伝えるようにしてください。

なんにせよ使ってみないと何もわからないと思うので、まずは無料トライアルから試してみてください。

OBや外部コーチに入ってもらってアドバイスをもらうのも一つ

個人的には自分たちでコミュニケーションをとって使うのも一つの良い使い方だと思いますが、OBや外部コーチなど客観的に見てくれる人に入ってもらうのも一つだと思います。

例えば社会人でも続けているOBなどは大学時代よりもアルティメットに対する知識が大幅にアップしています。

そういった人に入ってもらうことで、自分たちが気づけないところまで意見をもらう事が出来て成長につながると思います。

勿論その人の費用は自分たちで割り勘して負担する必要がありますし、プラスコーチ料という形でいくらか渡すのかはそれぞれで考える事ですが、言っても一人当たり100円ずつ出せば10人のアカウントでも1人なら余裕で入ってもらう事が出来ます。

OBじゃなくても外部の人にお願いする(例えば私とか笑)のも一つの手です。OBだとどうしても直属という事もあり、考え方は似通っている可能性があります。

全く違う外部の人から意見をもらう事で、気づけることはたくさんあるはずです。

ぜひオファーお待ちしております。当然限りある時間を使うことになるので費用については要相談ですが・・・。

SPLYZA TeamsをUCAに導入した理由

スプライザをユースチームABLAZERSに導入した理由としては、ただ単純にバズで利用していて使えるツールだと感じていた事が一つあります。

さらに、保護者の方が毎回ありがたいことに高い位置からの動画撮影を行ってくれていて、すぐに非公開でYouTubeにアップしてくださっていました。

素材があり、それを活かすツールもある中で金銭的な面さえクリアできれば導入できると思い、保護者の皆様へ説明をして利用をスタートすることになりました。

普段の練習では2時間だけの練習で、スタート10分前に集まって終わったらすぐに解散しているので、ゆっくりプレーについて話す時間は練習時間中しかありません。

練習時間中もそこまで多くの話をすることはできないので、指導の一環として、動画でのレクチャーも取り入れたいと思いスプライザさんに連絡して使ってみることにしました。

中高生が自分たちのプレーを客観視して、よりプレーについて考えて、さらに意見を交換しあいコミュニケーションが闊達になるというところまで持っていけたら最高だなと思っています。

まとめ

とにかく使ってみないことには良いも悪いもわかんないと思います。個人としては良いと思ったものじゃないとこういったところで紹介をすることはありません。

30日間の無料トライアルもあるので、一回使ってみるのも一つだと思います。

使ってみていらないと思えば辞めれば良いし、お金を払って続ける価値があると思えば継続利用すれば良いだけです。

ただでさえコロナの影響で一緒に動画を見て「あーだこーだ」言うコミュニケーションを取る機会は減っているはずです。そういう不足しているチーム内のコミュニケーションもスプライザで解消する事もできます。

アルティメットはコミュニケーションスポーツで、自分と仲間が考えている事が一致している方がパスの成功率やDFの連携力はアップします。

コミュニケーションをより密にするために是非「SPLYZA Teams」を活用してみてください。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。