こんばんは、バズバレッツの能勢です。
今日はMonthly Spirit&Rule Meetingが日本フライングディスク協会の事務所であるので昼間から新国立競技場を外から眺めてきました。
JFDAが入っている事務所ビル内にオリンピックミュージアムがあるので、行ってみました。
オリンピックの歴史を感じられる施設なので、JFDA事務所へお越しの際は「新国立競技場とオリンピックミュージアム」を見学できる時間も含めておくことをオススメします。
さて今日は、先日も書いた「連携を深めるために必要なこと」について今度はディフェンスにフォーカスして書いていきます。
質問頂いてました。(回答遅くなり申し訳ございません)
バズの試合を見てると連携がすごい!といつも思います。そういった連携や決め事を実践するためにどのようなことを考えて練習メニューを作るんですか?
前回はオフェンスについて書いて行きましたが、今回はディフェンスについて解説します。
どのような事をすればより連携が深まるのか、連携を取るために何を意識しているのかを私なりの意見を書いていきます。
連携を深めるために必要なこと
アルティメットにおいて連携はすごく大事な要素です。
オフェンスの時も書きましたが、ディフェンスにおいてもこれは大事だと感じています。
特に海外のチームと対戦する際は、体が大きく足もはやい相手が多く、1対1ではなかなか勝つことが難しい(もちろん勝ちに行くことは前提で)のでいかに連携をとっていくかが日本が勝つ鍵になります。
ディフェンスでも連携を深めることで、1対1ではなく2対2や3対3、3対2などの状況を作り出すようにします。
個で戦えない部分を組織として戦うようにします。
ではバズバレッツではこの「連携」を深めるためにどのような事を普段やっているのかと言うと・・・特別何かをしている訳ではありません。
特別にやっていることはないけれど、連携が深まっている理由はいくつかあると思うのでそれを解説していきます。
顔を上げているから、連携が取れる
過去の記事でも何度か説明したように、ディフェンスをする際に自分のマーカーだけを見るのではなく、スローワーを見ながらディフェンスをしています。
その際に顔を上げたままディフェンスしているので、周りにいる味方ディフェンスと声を掛け合って連携を取ることができます。
スローワーとマーカーを両方見れるポジションを早くとっておけば、周囲の状況も見れるようになってきます。
関連記事「マーカーと距離が離れても守れる理由」
味方を探しながらディフェンスしている
身体能力が低い選手は、自分一人で戦うよりもだれかと協力してディフェンスする方が公立的だと考えています。
私もそこまで身体能力が高い選手ではないので、早くからそのような考え方でディフェンスをしていました。
海外の選手を相手にするようになると、ほとんどの外国人が自分より「でかい、はやい、うまい」です。
そんな選手をディフェンスで苦しめるには一人よりも二人、二人よりも三人の方が可能性が出てきます。
なので、常に「誰か協力してディフェンスできる人はいないかな」という思考の中でディフェンスするようにしています。
優先順位を考え、時に勝手に動いている
事前に声をかけたり、目が合っていて連携が取れているパターンとは逆に「勝手に」スイッチしたりしていることもあります。
そこをやられてしまうと得点になってしまうというシーンや、このポジションであれば勝手にマーカーを変えても大丈夫というところで声をかけずに自分のマーカーを捨ててスイッチしているパターンです。
フォローし合っているパターン
「パス通されると得点が入る」という場所が空いていれば、防ぎに行かなければなりません。
ディフェンスの枚数が足りず、自分のマーカーを捨ててでも行く必要があればそこを防ぎにいきます。
その空いた場所を埋めて、また埋めてというパターンがよくあるパターンです。
これは特に打ち合わせ等しているわけではなく、各自が「ここを通されたら終わり」という場所を守りに行ってフォローし合っているというだけなので連携とはまた違った話かもしれません。
優先順位の低いところを捨てて、動いているパターン
優先順位の低いところというのは、ディフェンスにとって安全な場所=得点から程遠いプレーのことをさします。
こういった場所では、少しディフェンスが乱れたりしていても痛手になるリスクは少なくて済みます。
そのようなシチュエーションではディフェンスが勝手にマーカーを外してパスカットを狙いに行ったりしています。(ポーチカットという)
連携を深める練習メニュー
思いつくメニューとしては、「オフェンスが数的不利のセット練習」です。
例えばオフェンス6人、ディフェンス7人でセット練習をします。
ディフェンスは常に1人余っている状態なので、その人がどのように動くか、他のディフェンスに声をかけるかが重要になってきます。
つまるところコミュニケーション
色々ありますがつまるところ各自のコミュニケーションが重要です。
ディフェンスの時でも、自分自身がどのように考えてディフェンスしているのかを周りのディフェンスと共有しておきます。
ゾーンディフェンスであればそういった話はよくすると思いますが、マンツーマンでも同じぐらいすると良いです。
一方は挟みたいと思っていても、一方がマンツーでつくという気持ちだと成立しません。
こういう状況でスイッチミスが起こり、1人のOFを2人で守ってしまって痛いところをやられるというのはよくあります。
普段からコミュニケーションを取っておくことで、一言でスイッチできたり、アイコンタクトで挟んで守るようになります。
ディフェンスでも連携を深めたいと思っているのであれば、普段から「こうやって守っている」とか「こんなディフェンスやってみたい」とかメンバーと共有しておく必要があります。
まとめ
ディフェンスで連携を深めるには、各自がどのような考えを持ってディフェンスをしているか、コミュニケーションを取って理解しあうことが大切です。
その中で、フェイスアップしてディフェンスをしながら周りを見て声を掛け合うことで連携が深まります。
それぞれが「やられても良いところ」「やられてはダメなところ」の優先順位を理解しながら、時にはフォローし合いながらディフェンスすることで連携に繋がっていきます。
つまるところオフェンスの時と同じくコミュニケーションが重要になるので、プレー前から話し合い、プレー中もプレー後も声を掛け合ってお互いに思っていることを通わせておくことが連携を深める近道になります。
チームメイトの力を最大限活かせるのはチームメイトであるべきです。
普段からしっかりとコミュニケーションをとっておきましょう。
それでは今日はこの辺で👋