文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会優勝しました

BuzzBullets
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、バズバレッツの雷人です。

今日も秋晴れの気持ち良い朝を迎えております。

さて、前置きもなく今日は「文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会優勝しました」という報告回になります。

Twitterでも報告済みで、すでに周知のことと思いますが改めて報告記事として残させてください。

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文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会優勝しました

昨日10月23日(土)神奈川県大和市の大和なでしこスタジアムにて文部科学大臣杯第46回全日本アルティメット選手権大会の決勝戦が行われました。

中部の若いチームで勢いのあるラスカルズと決勝戦を戦い、15ー10で勝利し優勝することができました。

文化シヤッターバズバレッツとして21回目の優勝となります。(自身が所属してからは9回目)

来年行われるWUCC(世界クラブチームアルティメット選手権大会)の出場枠1枠を勝ち取り、世界への挑戦権をゲットしました。

あとはドーピング検査(試合後に1名抜き打ちで検査がある)をクリアするだけです。

対戦してくださったラスカルズのメンバーの方々、大会運営にあたり朝早くから動いてくださったスタッフの皆さま、コロナ禍でも大会を開催してくれた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

個人的にはブレイクチャンスでスローのずれからターンオーバーを起こしてしまい、悔しさの残る決勝戦となってしまいましたが、チームとして優勝できたことを嬉しく思います。

とりあえずは一安心

とにかく今大会は今までで一番不安の大きい大会となりました。

所属チーム文化シヤッターバズバレッツは日本唯一の実業団チームで、文化シヤッター株式会社という会社の中に属しています。

もちろん会社の方からコロナ禍における活動の制限もあり、全員が集まる全体練習をすることはなかなかできませんでした。

さらには、対外試合もしないようにという制限もあったため、小岩で練習試合をするということもなく本大会を迎えることになり、今自分たちの現在地がわからない状態でのスタートとなりました。

いざ大会が始まってみれば、思っていた以上に結果も出て、自分たちのチーム内練習が実を結んでいたことがわかりました。

今年のチームの最大目標である全日本選手権の優勝を達成することができて、とりあえずは一安心したという心境です。

チーム内目標はあと1つ

過去記事(全日本アルティメット選手権本戦を終えて)にも書いた通り、バズバレッツには大会中の裏の目標設定がありました。

内容はチーム内の話なのでオープンできませんが、チームとして2つの目標がありました。

そのうちの1つは危ないところは何度もありましたが無事に達成することができました。もう1つの目標は、あと1つというところで未達成という結果になりました。

チャンスがなかったわけではないので、チームとしての裏目標があと1つというところで達成できなかったことは反省が残るポイントです。

新生バズバレッツ

本戦でライブ配信がなかったので今回の決勝戦で久しぶりにバズの試合を観た方は、セット割りや人員配置の変化に驚かれた人も多かったのではないでしょうか。

実況の卓栄さんも「今までと全く違うチーム。来年のWUCCを見据えている。」と最高の褒め言葉をくださっていました。

本当にその通りで、バズバレッツの目標はあくまでも世界一の奪還にあります。

その上で高齢化の激しかったオフェンスセットの入れ替えや、メンバーの補充を行い、いろんなメンバーでオフェンスを組んできました。

さらに、オフェンスから溢れた今までのオフェンスメンバーがディフェンスセットに入り、囲み系のディフェンスをしたりという戦い方が実現しました。

まだまだ残りの期間でメンバーの入れ替えやポジション争いは激化すると思いますが、本番まで時間がない中で1つの結果が出せたことはチームにとって良かったことだと思います。

決勝も光った若手の力

本戦で輝きを見せた若手のマンツーマンは決勝戦でも結果を出してくれました。

本戦で起用されていた、純粋な若手セットではなかったものの、中堅・若手がミックスしたマンツーマンディフェンスのセットでブレイクを重ねてくれ勝利を手繰り寄せてくれました。

世界大会では1週間の長丁場の戦いになり、若手セットがいかに力を発揮できるかで、オフェンスセットやベテラン選手の後半戦の疲労度が変わってきます。

予選リーグをいかに無駄なく勝ちきり、トーナメントに入ってから思い切り力を発揮できるかが世界大会を勝ち抜く鍵になってきます。

そんな中で大会通して若手の活躍は本当に頼もしいものであり、今後が楽しみになりました。

逆に決勝戦ではベテラン・中堅の囲み系のディフェンスで課題が残る場面が多かったので、これから修正が必要になってくるところだと感じました。

苦しかった1年半

思えば自粛が始まった去年の3月から1年半、本当に苦しい時間が続きました。

完全活動自粛から始まり、2〜3人の少人数、県ごとでの活動から2グループでの活動と、感染状況に合わせて活動が制限され、思うように活動できない日々が続きました。

特に最初の頃は闇の中で光も見えないような状況で、大会もあるかわからず目指すものもなければモチベーションも低下し、腐りかけたこともあります。

それでも埼玉メンバーに支えられ、なんとか踏ん張ることができたと思います。

本格的に全体練習が始まったのは今年の7月からで、チーム独自で検温記録と行動記録表の提出をトレーナーへ提出し(これはずっとやってます)毎週抗原検査を行い常時マスク着用にて練習、大会にあたってはチームでPCR検査の実施を行って対策してきました。

まだまだコロナ対策という点では終わりがなさそうですが、1つの節目として今回の全日本選手権が終わりました。

いろんな大会やイベントが再開し始めているので、本当によかったなと思います。

来年のWUCCへ向けて〜Road to Gold 2022〜

祝勝会できないのでおうちで。

先ほども書いた通り、バズバレッツのチーム目標はWUCCの優勝であり、世界一の奪還です。

昨日の決勝戦でその挑戦権を得たわけですが、来年7月に行われるWUCCまでは残り10ヶ月をきっています。

そこを見据えてコロナ禍でも活動してきたわけですが、ここからより一層世界を意識した調整や、ポジション争いがチーム内で始まります。

まさに今、世界の絶対王者に君臨し続けているアメリカでその出場権をかけた戦いが行われています。

アメリカに与えられたWUCC出場枠は2枠で、すでに国内ランク9位のポニーと国内ランク3位のリングオブファイアが決勝戦に進み、このあと決勝が行われる予定です。ちなみに国内ランク1位のサカイは準決勝で敗退するなど、アメリカは国内のトップ争いも超絶激しいものとなっています。

来年のWUCCもコロナの状況によってどうなるかわからないところもあるとは思いますが、とにかくチームの最大目標であるWUCCの優勝に向けてより一層精進します。

1つでも良いポジションで大会を迎えられるように、毎回のチーム内練習が勝負になってきますので日々の努力を続けていきたいと思います。

最後に

最後になりますが、今回の全日本選手権では本当に多くの方に感謝したいと思います。

開催にあたり尽力してくださった協会の方やスタッフの方々、応援してくださった文化シヤッター関係者、チームスタッフ、チーム首脳陣、チーム埼玉、チーム柏、バズバレッツメンバー、対戦してくださった対戦チームの方々、本当にありがとうございました。

また改めてここからがスタートです。

世界への挑戦をさせて頂けることに感謝しつつ、今日は1日ゆっくりしてあしたからまた頑張ります。

引き続きよろしくお願いします。

ではまた。