こんにちは、バズバレッツの雷人です。
今日も朝からブログ執筆です。
気分は乗りませんが、避けて通れない道なので本日は「2つの敗戦を経て感じること」というテーマで書いていきます。
あくまでも個人的な話で一筆書きで書いていきますので、どうなるかわかりませんがご容赦ください。
2つの敗戦を経て感じること
すでに情報は出ているので隠すこともありませんが、文化シヤッターBuzzBulletsは4月に行われたCJIで大阪スピリッツに、先日行われた全日本選手権の選抜予選ではラスカルズに敗れました。
日本国内でバズが負けるのは私が入ってからもほぼ初めてです。
過去ドリームカップに2つに分けて出た時や、中堅以下でチャンピオンズリーグに出た時など、フルメンバーじゃない状態で大会に出て負けたことはありましたが、メンバーが揃った状態での敗戦は経験がありませんでした。
また、全日本選手権という公式の大会で負けたのは実に20年ぶりとのことです。
練習試合でちょろっと負けることはありましたが、大会で負けを経験したのは本当に稀なことです。
今回はその敗戦を経て感じたことを振り返ってみたいと思います。
勝ち続けることの難しさ
まず最初に「勝ち続けること」は本当に難しいことで、改めて数年もの間「勝利」を重ねてきたことは尋常じゃないことをしてきたのだと感じました。
「盛者必衰」という歴史を証明する言葉があるように、どんなに強いチームや人や組織も、いつかは衰えて滅んでいきます。
そんな中で20年もの間、国内で勝利を重ね続けたことはすごいことで、改めて大きな歴史の上に自分は立たせて頂いているということを認識しました。
今回そのチームの歴史に「負け」がついたことは本当に大きなことで、この敗戦を受けてどうチームが変わっていくかがこれからのバズにとって大事なことだと感じています。
勝って当たり前のプレッシャー
スラムダンクの山王工業も「勝つ事が当たり前と言われたチームの試合に対するプレッシャーは挑戦者のそれの比じゃない」と言われていましたが、私たちも試合に対してプレッシャーはあります。
チーム内では「勝って反省」という言葉がしばしば聞かれるように、誰も負けることを前提に話をすることはありません。
全日本選手権優勝というタイトルを取った時も、嬉しさというよりは「ホッとする」という感情の方が強いのが正直なところです。
常に試合の結果よりも、試合の内容で評価を受ける中でのプレッシャーもなかなかのもので、私たちも私たちなりに色んなものと戦っています。
実業団としてのプライド
私自身もバズに所属してすでに13年目のシーズンに入っていますが、バズは世界的に見ても珍しい会社が抱えるチームであり実業団チームです。
そのこともあり、国内では負けられない(負けることが許されない)チームです。
国内唯一会社というバックアップがありながら国内で負けてしまうというのは、プライドが許さないのです。
私も2019年まで文化シヤッターの社員として働いていたので、会社内でバズの大会結果がどんな風に共有され、社員メンバーがどんな声をかけられるか知っています。
そんな社員メンバーのことを思うと、強化選手として勝利に貢献できなかったという悔しさでいっぱいです。肩身の狭い思いをさせてしまって本当に申し訳ないと思います。
「バズを倒したい」という全アルティメット男子の想い
どんなスポーツでもそうですが、王者として君臨しているとそれを倒したいと思う人がいるのが普通です。
かつて大学4年生の頃の自分もそう思っていました。
大学アルティメットを引退して社会人に進む際に能力のある選手は、「バズに入る」か「バズを倒せそうなチームに入る」かを選択しています。
ただの思い違いかもしれませんが、ここ数年は後者の数が多かったように思います。
「アメリカを倒して世界一を獲りたい」と思っている私たちのように、国内でバズを倒したいと思っている選手はゴロゴロしています。
そんな中でも勝ち続けないといけない苦しさとも戦っているのがバズバレッツというチームですね。
負けは負け。財産にして前に進む
と、どれだけ国内で負けられないチームだと豪語していても負けは負けです。
「勝つ強さがなく、弱い」から負けました。もちろんいろんな要因が絡み合って敗戦に繋がっていますが、誰がどう見ても負けは負けです。
悔しい気持ちでダラけてしまいそうなところですが、腐っていても時間は過ぎ去って行きます。
8年越しのクラブ選手権はあと60日を切っています。残り2ヶ月の1日1日をどう過ごすかで、クラブ選手権のできが決まってきます。
自分としては最後の世界戦。悔いのないように前を向いて進んで行きたいと思います。
まとめ
今回の敗戦で今までバズを応援してくださった方々をガッカリさせてしまいました。取り返すには結果を出し続けるしかありません。
「勝たなければならない」という一種の「呪い」はとてつもなく厳しいものですが、一つ一つ前へ進んでいきます。
国内では倒すべき目標として見られがちなチームですが、これからも全身全霊突き進んで行きますので応援して頂けると嬉しいです。
反省することは反省して、残りの時間を大切に、情熱を燃やして過ごしていきます。
チーム、個人とも応援よろしくお願いいたします。
というわけで今日はこの辺で。
ではまた。