こんにちは、バズバレッツの能勢です。
オーストラリアの大規模森林火災問題が心配ですね。
環境問題は地球にとって大きな課題ですが、今後もいろいろな災害が起こることが予想されます。
もはや安全な国などないのかもしれません。
ともあれ1日も早くオーストラリアに平穏な日々が戻ることを祈っています。
さて、今日は「チームテーマの重要性」についての解説です。
現在今年オランダで行われる世界アルティメット&ガッツ選手権(WUGC)アルティメットのメン代表候補選手がこぞってSNSでの発信を始めています。
昨年のラグビー日本代表を見習って選手各々が発信することで、日本中に日本代表がどんなものかを知ってもらい応援してもらって「One Team」のように一つになって世界一を目指そうという意図が汲み取られます。
その発信の中で、「One for 1」というハッシュタグがついており、これが今回メン代表のチームテーマになっているようです。
このようなチームテーマを決めることでどのような効果があるのか?これを解説していきます。
チームテーマ・スローガンとは?
チームテーマ・スローガンとは、そのチームがどのようなチームを目指して行くかという指標のようなものです。
小学校の新しい学年に変わった4月にクラスでどんなクラスにしていくかを話し合って
「〇〇〇〇なクラス」とか決めて大きく書き出して壁に貼っていますよね。
それと同じです。
スポーツで言うとプロ野球チームがすごくわかりやすいです。昨年の例で言うと
- 横浜ベイスターズ・・・『Go Beyond the Limit.』
- 読売ジャイアンツ・・・『Show The Spirit~和と動』
- 福岡ソフトバンク・・・『奪Sh!(ダッシュ)』
といった感じです。
一体感を生む魔法の言葉
チームテーマ・スローガンを決めて口にしていくと、その考え方がだんだんとチームのみならず個々に浸透していきます。
そうすると一人一人がチームテーマに沿った行動をするようになるので、チームに一体感が生まれ一つにまとまりやすくなります。
一つにまとまっていれば、チームの目標に対してベクトルが揃っている状態になるので、目標達成のために全員が全力になると言う状況が生まれます。
チームの目標とは似て非なる
チームテーマ・スローガンは「目標」とは別にあります。
別ではありますが、「目標」を達成するためのテーマ・スローガンなので、「目標達成のための考え方・目指すべきチーム像」と言えます。
例えば今回のWUGCメン代表の場合は直接聞いたわけではありませんが、間違いなく目標は「世界一」でチームテーマは「One for 1」です。
短い言葉の裏に込められた想いがある
チームテーマ・スローガンは短い言葉やフレーズであることが多いのですが、その裏には必ずと言っていいほど「その言葉に込められた想い」があります。
自分たちのチームはどう言うチームを目指しているのか?
目標に対する姿勢や覚悟の現れだったりします。
短めのフレーズならそのまま掛け声になる
チームテーマやスローガンは、短いフレーズにしておけばチームでの円陣を組んで声を出す時などの掛け声になったりします。
その時みんなで大声で言っても恥ずかしくない言葉選びが重要ですね。笑。
2016WUGCメン代表のチームテーマ
2016年のWUGCメン代表のチームテーマは 「Break」でした。
- 1人1人自分の殻を破る
- 強豪国を打破る
- 日本アルティメット界の現状を打開する
- 戦況難局を打開する
- 優勝してオレ達がブレイクする
上記のような想いが込められた「Break」でした。
2020WUGCメン代表のチームテーマ
先に述べたように今年のWUGCメン代表のチームテーマはおそらく「One for 1」です。
通常であれば「One for All」なので違和感がありますが、あえて「1」にしている理由がいくつかありそうですね。
「1」については前回成し得なかった世界一の「1」であることは間違いないでしょう。
なので「一人一人が”世界一”の為にできることをやる」といったところが裏のテーマではと思っています。
あとはA代表経験上の予測としては
「一人一人がチームの中で何かの”No.1”になろう」
「一人一人がチームの中心である」
といった意味もありそうです。
もう少し他にも意味がありそうですが間違いなく大きなところは「世界一奪還のために一人一人がやることをやる」でしょう。
自分たちもチームテーマを決めよう
自分たちのチームでもチームテーマ設定してみましょう。
- 自分たちのチームがどうあるべきか?
- どんなチームを目指していきたいのか?
このようなことを考えがらチームみんなで話し合って決めていきましょう。
ちなみに私が大阪体育大学4年生の時のチームテーマは「意志統一」でした。
「大学選手権優勝」が目標であったのに対して、「チームの気持ちを一つにしよう」という想いと「意思」ではなく「意”志”」にしたのは”日本一”という”志”を揃えていこうという想いがあったからです。
「気持ちと志を一つにしよう」といったところです。
チームの目標達成のためにも、チームテーマ・スローガンがまだないチームは決めておきましょう。
まとめ
チームテーマ・スローガンはチームの目標と同じぐらい重要であり、チームが目標に対して向かっていくための道筋のようなものになります。
できればかっこいいチームテーマにして、例えばSNS等で発信したとしても恥ずかしくないものにしたいですね。
今年のWUGCメン代表の「One for 1」に込められた想いをいつか誰かが発信してくれるはずです。
今年は日本全国みんなでメン代表だけでなくアルティメット日本代表を応援しましょう!
応援は必ず力になります。
それではまた👋