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漫画「紅緋のアルティ」について個人的に思うこと

ひとりごと
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんばんは、バズバレッツの雷人です。

緊急事態宣言がまん防に切り替わり、このまま解除に向かって欲しいと願ってならないのですが、数字だけ見るとそうもいかなそうでもういい加減飽きてきました。

徐々に活動を再開できているチームも多くなってきていると思うので、このまま良い方向に向かって欲しいものです。

さて、今日はかなり話題性としては遅れていますが、『漫画「紅緋のアルティ」について個人的に思うこと』を書いていきます。

今日の記事はあくまでも個人的な意見ですので、そこのところはご了承ください。

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漫画「紅緋のアルティ」について個人的に思うこと

フライングディスク競技の1つであるアルティメットがついに漫画で取り上げられました。

アルティメットは1968年にアメリカのコロンビア高校でジョエル・シルバーくんが考案したニュースポーツです。

全日本選手権が2021年度大会で46回目を迎えるので、日本にはおそらく50年ほど前(1970年ごろ)に入ってきていると思われます。

そこまで歴史も長くなく、けして認知度の高いとも言えない、「マイナースポーツ」「ベンチャースポーツ」の域を出られないアルティメットですが、2012年に中学校の学習指導要領に追加されたあたりから少しずつ認知度が上がってきているように感じます。

アルティメットが日本に来て50年(多分)、ついにアルティメットが漫画に取り上げられました。

認知度がさらに上がるきっかけとなるか?

今回の漫画は個人的に本当に嬉しい出来事で、純粋にこの漫画を応援したいと思いました。

今までごくたまにテレビに取り上げてもらったり、各メディアでいろんな選手がPRをしてくれていましたが、それらは一時の効果や話題性はありますが持続性はあまりありません。

もちろん多くの人に届くことを考えれば効果的なPRなのですが、漫画となるとまた違ったPRになります。

持続性があり、連載が終わったとしても漫画は消えることはないので半永久的に残ります。(著者が消したりしない限り?)

そうなるとテレビよりも多くの興味を持った人に届くことになり、テレビ等に比べてより深い興味を持ってくれる人が増えることになると思います。

週一回の更新で現在第8話までリリースされており、マンガワンというアプリで無料で読むことができます。

更新が遅くても大丈夫な人はアプリでなくてもネットでも視聴できるようなので、こちらから読んでみてください。

ちなみに今回具体的な内容については全く触れないようにします。

漫画に対する意見

リリースから2ヶ月ほどが経ち、いろいろな意見がSNS上やコメント欄で見られました。

個人的にすごく悲しかったのが、アルティメット競技者と思わしき人が漫画のコメント欄にとてもネガディブなコメントを残してしまっていることです。

もちろんそれぞれ思うところはあると思います。それは個人の自由です。

ただ、それをせっかくこうしてマイナースポーツを取り上げてくださった漫画家さんがいらっしゃって、時間と命を削って創り上げてくださった作品に対して、あーだこーだ言っちゃうのは如何なものかと思います。

何よりも、「アルティメットをやっていない人たち」がそのコメントや評価を見たときどう思うでしょうか?

「あぁ、アルティメットというスポーツをやっている人たちは、そういうことを言う人たちなんだ・・・・。」と思われても仕方ないと思います。

これではせっかく漫画で興味を持ってくれた人たちも離れてしまいますし、何よりも漫画家さんに失礼ですよね。

素直に、ただ純粋に、「アルティメットを漫画にしてくれてありがとうございます」と思えないのが不思議でなりません。

とはいえ、時代としてはそういうコメント欄からの意見でクリエイターが成長したり気づきを得たりすることはあると思うので、何が正しいかはわかりませんが、言い方は気をつけたいものですね。

そもそも漫画=リアルではない

愚痴っぽくなってしまってますが続けます。ご容赦ください笑。

漫画に寄せられている経験者からと思わしきネガティブなコメントの中には「そんな投げ方しない」「そんな取り方しない」と言ったものが多かった印象があります。

正直言うと、この感想は私自身も感じました。

でも、そもそも漫画ってそんなもんですよね?

日本のサッカー普及の起爆剤となった「キャプテン翼」の翼くんの蹴り方だってあんな足後ろにあげすぎだし、ましてやチームメイト(みさきくん)と同時にボールを蹴って威力をますシュートを打つなんて人間の域を超えてます。

バスケの名作「スラムダンク」だって、不良が入れるような県立高校で人数少ない部活なのにレギュラー5人中3人がダンクできるし、それでインターハイ出て全国の強豪チームを倒しちゃいます。

「テニスの王子様」「黒子のバスケ」「ルーキーズ」etc・・・。ジャンプ男子だったのでジャンプの漫画ばかりですが、どれもありそうでありえない「リアル」から離れたものです。

そんな漫画家さんたちが必死に考えて作り出してくれた、ファンタジーの世界を許容して楽しんでいるのが日本人のすごいところです。(ドラゴンボールとかワンピースなんて異次元中の異次元)

なのになぜ、自分たちがやっているスポーツだとそう思えないんでしょうか・・・。

これも不思議でなりません。

そもそも漫画にリアルを求めること自体間違ってる気がします笑

アルティ? アルテ?

作品の名前は「紅緋のアルティ」となっています。

ぶっちゃけどっちでも良いですがアルティメットを略称で呼ぶ時、地方によって「アルティ」と「アルテ」で異なります。

私の場合は大学時代の関西にいた頃は「アルティ」だったので基本的には「アルティ」派です。

ですが現在は関東に住んでいて、関東の皆さんは「アルテ」と略される方が多いので少し違和感を感じている人も少なくないようです。

日本の「アルティ」と「アルテ」の境界線はどこかわかりませんが、個人的には名古屋と静岡あたりかなと勝手に思ってます。

アルティメットの競技人口から考えると「アルテ」派の方が多いと思うので、「アルティ」にした理由とか知りたいですね。ほんとどっちないとですが笑。

私は応援します。

今回の漫画に対して色々思うことあるのは個人の自由だと思います。

このブログを読んでくださる方はアルティメットが好きな方だと信じています。

せっかくこんなマイナー競技を漫画にしてくださっているので、ただただ応援するのが良いかなと思ってます。

応援されているということは、応援された側にとってものすごいパワーを産みます。

応援にはいろんな形があると思いますので、それぞれ自分の思う形の応援でこの作品に携わっていただきたいなと思います。

私も私にできる形で応援していこうと思ってます。

まとめ

アルティメットが漫画になるなんて自分がアルティメットを始めた頃には思ってもいませんでした。

何が起爆剤となって人気が出るかなんてわかりません。

これからアルティメットの認知度が上がって、競技人口が増えて、応援してくれる企業やスポンサーが増えて、日本の競技力が上がって行けば、もしかしたら日本でもプロリーグができるなんて夢のような話があるかもしれません。

その未来へのファンタジーを純粋に応援していきたいと思います。

というわけで今日は漫画「紅緋のアルティ」について個人的に思うことについて書きました。

あくまで個人の意見でーす。

ではまた。