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「For Life」福島で田植えをお手伝いさせて頂いた時の話

For Life
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんばんは、バズバレッツの能勢です。

最近暑さが緩んできましたね。個人的に長袖のシャツで過ごせるこの季節が一番好きです。

暑いのも寒いのも苦手なのでこのぐらいの気温がずっと続けばいいのになぁと思っています。

今日は今年の5月に東北の父である、ディスクヴィレッジのとかさんのところに田植えを手伝わせて頂いた時の話を書いていきます。

アルティメットの話題ではないのですが、紀元前から伝わるこのビジネスに学ぶことがあったので備忘録として残していきたいと思います。

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東北の父・とかさんってどんな人?

もちろん知ってるよって人も多いと思いますが、知らないって人もいるかもしれないので簡単にとかさんの紹介をします。

とかさんは上智大学FREAKS出身で、現在は福島県の下郷町というところで、米・りんごの農家をやっています。

東北地区でディスク競技の普及や大会運営等もしており、東北地区ではその名を知らない人はいないのではないかと思うぐらい慕われています。

とかさんとの出会いは毎年行われているクラブジュニアさん主催の”東北クリニック”でした。

印象としては「すごく綺麗な、澄んだ目をした人だな〜」です。

なぜ「とかさん」というのかはご本人に聞いてみてください笑。

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ディスクヴィレッジ

お米とフライングディスク

なんとも結びつかない二つですが、この二つを結びつけているのが「ディスクヴィレッジ」です。

アルティメッターなら一度は食べたことありますでしょうか。

美味しいですよ。「とか米」

ディスクヴィレッジのサイトはこちら

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南会津郡下郷町産コシヒカリを、農家直送でご注文をいただいてから精米してお届けします。 フライングディスクの販売、指導も行っております。

手伝おうと思ったきっかけ

今回とかさんのところで田植えを手伝いたいと思ったきっかけがあります。

大きくは単純に「やったことがなかったこと」だったからです。

私は結構の田舎生まれなんですが田植えは親族を含め、実家でやっていなかったため触れ合う機会がなく、未経験だったのでやってみようと思い、とかさんにお願いしました。

もう一つは今年に入りいろいろな本を読んで勉強していく中で、農業に興味を持ったからです。古くから伝わる農業は、今後もAIなどに変わることのなく、そして人が生き続ける限り無くなることはないビジネスとして注目しました。

何より自分でできるようになれば最低限生きていけますね。

そして何より、いつも色んなことを教えてくださるとかさんに何か恩返しがしたいと思ったからです。

これらのきっかけで、とかさんに相談させてもらったところ、田植えを手伝わせて頂けることになりました。

紀元前から伝わるビジネス・農業から学んだこと

日本では弥生時代、紀元前から稲作は始まっています。

こんなに古くから存在する農業から学べることは必ずあると思っていました。

「やってみたい」という単純なきっかけで行ってみた「田植え体験」でしたが、学ぶべきことはたくさんありました。

たくさんあったはずなんですが覚えている限り紹介してみます笑。

ずっと続けていればいつか成し遂げられる

農業に限ったことではないのかもしれませんが「ずっと続けていれば成し遂げられる」という考え方が特に素敵で、感銘を受けました。

最初の作業としてビニールハウス内で育てた稲をトラックに積み込む作業がありました。

こんな感じに積み込む

ハウス内の稲は地面のシートに根がくっついているため、トラックに積み込むまで

稲を育てているケースを地面から”剥がす”→トラックに運ぶ→積み込む

この地面から”剥がす”作業がなかなかきついんです。

そこで凡人素人”能勢くん”は「どうやったら早く効率よくできるかな」と考えました。

行き着いたのは「最初にある程度の数のケースを地面から剥がしてから、あとで運ぶことに集中する。」でした。

でも疲れました。

そこでとかさんから一言。

農作業において身体的疲労は大きな損失になる。大きく頑張っても次の日疲れて働けませんではダメ。長く、細く、平均的に作業しても、必ずゴールには辿り着くのが農業。他のビジネスでも一緒だけどね。

と教えてくれました。

言葉ではわかりにくいかもしれませんが、この考え方を聞いた時何かすごく気持ちが楽になりました。

頑張りすぎるということは逆に足かせにもなりうるってことですね。

ばあちゃんはその道のプロ

とかさんは以前、父親に「農業のためにはおばあちゃんをよく観察しなさい」と言われたことがあるそうです。

農作業においてはばあちゃんは大ベテランであり、その道のプロです。

体力や筋力が落ちても続けることができるのは、効率よく疲れないやり方をしているからなんでしょうね。

その話を聞いた後、自分自身もとかさんのお母さんの所作を観察するようにしました。

何事でも上達するには先人を真似するというところからスタートしますね。

毎日続けているとサボっていい日も作れる

学びがあったのは田植えの時間だけではありませんでした。

とかさんは毎朝早起きし、ランニング、近くの公園でディスクゴルフをディスカソンしながらやっているそうです。他にもヨガ?と英語で海外の農業のyoutube鑑賞も日課とのことです。

毎日の習慣になっているので、少々体が痛いな〜っていう時は休んじゃうらしいです。

これも「長く、細く、」続けているからこそ、休む(サボる?)ことに対して抵抗がなく思い切って休めるそうです。

見習いたいですがこれがなかなか習慣づかないんです・・・。

物事には全て理由がある

この田植え体験で学んだことは色々あったんですが、やはり改めて「物事には全て理由がある」という事を気づかされました。

なぜ、田んぼは段々になっているのか

なぜ、草刈りをするのか

なぜ、水が美味しいとお米もうまいのか

なぜ、昨年の藁を田んぼに残したままにするのか

なぜ、なぜ、なぜ?

なぜ?の答え(理由)は必ずあるんです。

なのでこれからの時代、一つの情報を鵜呑みにせず、物事の真意をしっかりと捉え判断することが大切だなと感じました。あまりにも情報過多ですからね。

まとめ

とかさんの田植えをお手伝いさせて頂いた中で色々と気づかされたことも多く、本当に感謝感謝の4日間でした。

そして知らない事を知るということが楽しかった4日間でした。

やはり人は知らない事を知る事で成長していくんだなと改めて思いました。

これからも、もっともっと本を読んだり、旅をしたり、いろんな事を勉強して行きたいと思います。

今回学んだことは

  • 長く、細くの精神
  • 先人に学ぶこと(その道のプロ)
  • 継続することの大切さ
  • 物事には必ず理由があること

でした。

とかさん本当に多くの学びをありがとうございました。

また遊びに行きますね!

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それではまた。