アルティメットを始めたばかりの人が、試合中によく聞く言葉のひとつが「ポーチ」。
「今ポーチしてる!」「ポーチ気をつけて!」など、先輩たちが声を出しているのを聞いたことがある人も多いはずです。
でも、最初は「ポーチって何?」となりますよね。
この記事では、アルティメットにおける「ポーチ」の意味と、なぜその言葉が使われているのかを、初心者向けにわかりやすく解説します。
「ポーチ(poach)」の意味
「ポーチ」は英語の poach がもとになっています。
この言葉には、
- 盗む
- 横取りする
- 本来の持ち主以外が取る(密猟する)
といった意味があります。
アルティメットではここから転じて、自分のマークを離れて、他のスペースやパスを狙いにいく守備という意味で使われています。
アルティメットでの「ポーチ」とは?
通常アルティメットののマンツーマンディフェンスでは、1人が1人を守るというのが基本です。
ですが「ポーチ」はその原則を少し崩して、あえて自分のマークを捨てて、別の場所を守りにいく動きになります。
本来マンツーマンで守っている自分のマーカーを捨てて、パスカットを狙いに行ったりディスクが来そうなところに行ったりする動きです。
個人的な感覚では、競技性が似ているバスケ出身の選手が得意としている印象があります。
私もどちらかというとマンツーマンでのカットよりも、ポーチカットの方が得意としています。

過去に一世風靡したこの写真もWUGC2012のイギリス戦でミドルへのパスを違う場所からポーチでダイブカットしにいったものです。
動画もあったので併せてどうぞ。
ポーチの具体的なプレー例
例えばこんなシーンが挙げられます。
- ハンドラーの近くに寄ってパスコースを消す
- ディープに投げられそうなスペースを先回りして守る
- ミドルをあえて放置して、中央のレーンを埋める
これらはすべて「ポーチ」です。
つまり、“危なそうな場所を優先して守る”動きとも言えます。
関連記事「スタックに対するディフェンスの中でのハンドラーのポーチディフェンス」
なぜオフェンスの人も「ポーチ!」と声を出すのか?
試合中にオフェンス側の選手が「ポーチ!」と言っている場面がありますよね。
これは主に、相手DFがポーチを狙っていることをチームに伝えるためのコールです。
つまり、「今チャンス(またはピンチ)があるぞ!」という合図なんです。
たまにポーチを「自分がパスもらえる状態」と勘違いしてなんでもかんでも「ポーチ、ポーチ!」と叫びながら走ってる人を見かけますが、それはちょっと意味が違ってます。
過去にDFをしっかり引き連れながら「ポーチ!」って叫んでくる後輩がいたことがあります笑。
フリーとの関係
ポーチが起きると、必ずどこかにズレが生まれます。
その結果、フリーの選手や空いているスペースができる。
これがオフェンス側にとってはチャンス。
逆にディフェンス側は、そのズレをカバーするためにポーチを使う、という関係になっています。
ポーチはサボりじゃない
初心者のうちは、「マークを離れる=サボってる?」と思うかもしれません。
でも実際は逆で、チーム全体を守るための戦術的な動きです。(サボるためにやってる人もいますが・・・)
例えば、
- スイング(横のパス)を遅らせる
- ハンドラーにプレッシャーをかける
- ディープのシュートレシーブを防ぐ
といった目的で、あえてポーチを使うことも多々あります。
まとめ
最後にポイントを整理します。
- 「ポーチ」は英語の「盗む・横取りする」という意味から来ている
- 自分のマークを離れて、他のスペースやパスを守る動き
- 試合中の「ポーチ!」はズレやチャンスを知らせるコール
- フリーが生まれる原因にもなる
- サボりではなく、戦術として使われる重要なプレー
アルティメットは「スペースのスポーツ」です。
ポーチを理解すると、「どこが空いているのか」、「なぜパスが通るのか」が一気に見えるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、試合中に「ポーチ」を意識して見るだけでも理解はぐっと深まります。
ぜひ意識してプレーしてみてください!
その他いろんな用語についても以下の記事にまとめていますので併せて確認ください。
それではまた。

