コロナ期間でBuzzBulletsが失ったものと得たもの

BuzzBullets
この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC、2024WMUC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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こんにちは、今日も朝から冷たいパソコンと戦いながらブログを書き始めたバズバレッツの雷人です。

コロナの足音がそこまで来ていて、自分の周りでも近くの人が感染したという話を聞く機会が増えてきました。ただ最初から一貫してやれることは変わらないと思いますので、引き続き個人でできる対策は続けていきましょう。#手洗いうがいマスク

さて今日は「コロナ期間でBuzzBulletsが失ったものと得たもの」というテーマで書いていきます。

皆さんのチームに置き換えられるような話ではないかもしれませんが、最後まで読んでいただければと思います。

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コロナ期間でBuzzBulletsが失ったものと得たもの

2020年2月ごろからコロナが日本にも上陸し、世間を恐怖に陥れてから早くも2年が経とうとしています。

多くの組織や団体が活動制限を強いられる中で、例外なくBuzzBulletsもコロナによる活動制限を受けました。

実業団チームである以上、会社との折り合いをつけながら自分たちでできる活動をしていくしかありませんでした。

制限としては

  • 完全自粛
  • 2〜3人での自主練
  • 県ごとでの自主練
  • 2グループでの自主練
  • 全体練習(参加前に抗原検査)

という風に主に東京の感染者数を指標にしながら、ステージを分けて活動してきました。

その他にも、チーム独自での毎日の検温と体調チェックや行動記録表をトレーナーさんへ提出するようにしており、もし万が一チーム内で感染者が出たとしてもチームの活動が止まらないようにするための資料も準備しているという状況です。

前置きが長くなってしまいましたが、本日のメインはそのコロナ期間でBuzzBulletsが失ったものと得たものについて書いていきます。 #あくまで個人の感想です

BuzzBulletsが失ったもの

まずコロナ期間でバズが失ったものは以下の通りです。

  • 他チームとの交流、練習試合
  • チーム内の連携
  • 持久力

1つずつ解説します。

他チームとの交流

言うまでもなく他チームとの交流は完全にコロナ期間でほぼ0になりました。

「小岩からバズが消えた」と思っているチームも少なくないのではないでしょうか。

コロナ前までは多くのチームが集まる小岩で練習をしていましたが、「なるべく接触を避けるように」と言うことで小岩以外の場所で練習するようになりました。(そもそも最初は少人数からでしたが)

小岩では居合わせた他チームとその場で練習試合を組んだり、そうでなくても多くのチームが集まっていたので、交流しようと思えばいくらでもできる場所でした。

個人的にはそういう他のチームの人との交流もアルティメットが好きな理由に入っているので、他チームと交流できないのは結構辛いものがあります。#今もなお継続中

ディスクで繋がる縁が切れるわけではないですが、疎遠になっていくのは悲しいですよね。

チーム内の連携

約1年半近くチームとしての全体練習は出来なかったので、チームの全体としての連携は失われた部分が多いと思います。

オフェンスセットの連携だったり、ディフェンスセットのゾーンやジャンクなどの連携が重要なセットについては、同じメンバーやペアとの阿吽の呼吸なども重要です。

コロナで一緒にプレーできない期間が長く空いたことで、その連携の感覚が崩れてしまったところも少なくないと思っています。

そのままコロナがなければ完成したり生まれたりしていた何かがあったかもしれません。

ただ、現在は全速力で修復と増築を進めています。

持久力

あとはやはり単純に持久力は失われたと思います。

チーム全体練習が始まるまで地域ごとなどで練習はしていたものの、フルコートを使って走り回るような練習は出来ませんでした。

アルティメットの体力はアルティメットでしか培えないと個人的には思ってます。

フルコートのアルティメットから離れていた分の持久力の低下は否めないところです。#こちらも全力で修復中 #ラントレ嫌い

BuzzBulletsが得たもの

次にコロナ期間でバズが得たものは

  • 個のスキルアップ
  • 各ブロックごとの連携
  • 短期集中の練習
  • チーム内練習の重要性に気づいた

となります。

個のスキルアップ

個人的に一番大きかったと思っているのは「個のスキルアップ」が出来たことです。

コロナが来てしばらく少人数の自主練習が続いたところで、私は「個のスキルアップのチャンス」だと捉えて、普段のチーム練習では出来ないチャレンジを少人数の自主練で意識的に取り組みました。

今更ながら「手ミート」と、スロースピードと高さにこだわって「長いレンジのスロー(シュートじゃなくてミートに出す方)」を正確に出すということに取り組みました。

おかげと言ってはいけないかもしれませんが、改めて基礎の基礎をみっちりと1年ほどかけて見直すことができたと思っています。

各ブロックごとの連携

練習が県ごとだったり、2グループに制限されたことで、それぞれのグループでの連携は多少深まっていると感じます。

なんせ1年間ほど同じメンツで少人数でやっていたので、誰が何ができて何ができないなど改めて確認できます。

今後はそのそれぞれで培った連携をどう他のところと組み合わせていくかがチーム向上のキーになって来ると思っています。

短期集中の練習

コロナ前までのバズの練習は基本1日練習でした。

9時半からアップが始まって、お昼を1時間ほど挟んで最終的に終わるのが16時とかが当たり前でした。

ここについても会社の方からコロナということもあり、時間を短縮しなさいという指示の元、現在では9時から13時ごろまでで練習を終えるという短期集中の練習に切り替わっています。

小腹が空いたらそれぞれ練習の合間にエネルギーをチャージして、基本的にノンストップで練習を続けます。

短い時間で練習が終わるので、1つ1つ集中して練習ができていると感じています。

これはチームにとっても良い変化だと思います。

何より練習後に時間があるのが結構ありがたい。サウナも行けます。

チーム内練習の重要性に気づいた

最後にチーム内練習の重要性に気づいたことが大きなところです。

コロナ前のバズの練習はとにかく練習試合をたくさんしていました。

もちろん人数的にチーム内練習が難しい時もあったので、仕方ない日もあったのですが、そうでない人数がいるときでも練習試合を組みたがっていました。

試合のクセをつける分にはよかった部分かもしれませんが、練習試合だと試合に多く出れる選手とそうでない選手の差が大きく開いてしまいます。

あまり試合に出られない選手は1日の練習でも運動量が少なく、多く出ている選手との格差がどんどん広がるような構図が出来ていたんだと思います。 #這い上がればいいだけだけなんだけども #時代は変わってる

ある種強制的にチーム内練習しかできなくなり、そこで改めてチーム内練習が日本で一番トップクラスの練習であることを再確認しました。

もちろん多くの若手が入ってくれたことでチーム内練習で7対7ができるようになったことも大きなことです。(新加入メンバー紹介記事はこちら

毎週毎週、日本でトップクラスのオフェンダーやディフェンダーに揉まれているので成長しないわけがないですね。

WUCCの世界一は若手が成長すればするほど近づくと思います。#桜木花道 #中堅ベテランも頑張る

もちろん練習試合で試したいことなどもたくさんあるので、練習試合もしたいですがチーム内練習の重要性に気づけたのはバズにとって大きな収穫だったと言えます。

まとめ

今日は「コロナ期間でBuzzBulletsが失ったものと得たもの」というテーマで書いていきました。

改めてまとめると

コロナで失ったもの
他チームとの交流、練習試合」「チーム内の連携」「持久力」

コロナで得たもの
「個のスキルアップ」「各ブロックごとの連携」「短期集中の練習「チーム内練習の重要性に気づいた」

ということになります。

多くのものを人類から奪っているコロナですが、本当に失ったものばかりでしょうか。

少なからずコロナの影響で悪しき習慣が改善されたりと、良くなったこともあると思います。

良い面にも目を向けてこれからも前に進んでいきましょう。

というわけで今日はこの辺で。

ではまた。

#WUCC2022開幕まで180日
#WUCC2022世界一まで186日