こんにちは、バズバレッツの能勢です。
今日は久々にスキル系のブログ更新です。最近営業活動やSOTG系の記事が多かったので本当に久々です。(そもそもの更新頻度が落ちてしまっていますが只今あることを勉強中なのであたたかく見守ってください)
さて、今日は「ハンドラーを強化する練習方法」についての記事です。
かなり前になってしまうのですが質問箱に
ハンドラー強化の練習などをぜひブログで書いてほしいです!よろしくお願いします!
という要望を頂いておりました。
「など」という言葉が範囲を無限にしてしまいますが今回はオフェンスにフォーカスして書いていきます。
色々考えてこんな練習が良いのでは無いかというものをいくつか紹介していきたいと思います。
ハンドラーの役割は?
そもそもオフェンスにおけるハンドラーの役割を考えてみましょう。
””ハンドラー””と呼ばれるぐらいなのでディスクをコントロールする、「舵取り」みたいな役割なのかなと個人的には思っています。
ディスクをコントロールし、自分たちがやりたいオフェンスをするために起点となる動きをするのがハンドラーの役割となります。
ハンドラーに必要な能力
ハンドラーに求められる能力としては
- シュート
- スルーザマーカー
- 10秒つなぐプレー
細かくいうときりが無いのですが、大きな所でいうと以上の三つかと思います。
「シュート」がなければミドルはミートの選択肢しかなくなるので無いよりあったほうが良いです。
「スルーザマーカー」は攻めの起点となるプレーになるのでスルーザマーカーが上手な人はハンドラー向きと言えます。
「10秒つなぐプレー」はハンドラーにとって一番重要かもしれません。どんな状況においてもディスクを落とさず繋いでいけるハンドラー陣は心強いですね。
ハンドラー強化の練習
ハンドラー強化の練習についてという要望だったので先ほど挙げた三つの力を強化する為の練習を考えてみます。
シュートについては別の記事で書いていますので以下記事を参考にしてください。
ここでは「スルーザマーカー」と「10秒つなぐプレー」にフォーカスして書きます。
スルーザマーカー
まずはスルーザマーカーの練習方法について解説していきます。
スルーザマーカーにも色々な方法があるので自分たちのオフェンススタイルにあったやり方でやってみてください。
ここではバズバレッツがやっているスルーザマーカーを図解していきます。
①が一度奥に走りカットバックを踏み、そこに向かってスローワーがインサイドか裏で投げるシンプルなものです。
注意する点としては
- レシーバーはカットバック後スローワーに向かってまっすぐ走る(点と点にしない、線と線にする)
- スローワーはレシーバーがカットしたタイミングでスローを投げるのが理想的(長いゲインが取れる)
これはミドルでも十分必要なスキルなので結局はチーム全体で練習したほうが良いですね。
一つのスルーザマーカーからオフェンスのスイッチが入りディスクが流れていくことは良くありますので頑張りましょう。
※スルーザーマーカーをすることで相手DFの守りたい場所では無い方(ウィークサイド)で攻めることができるようになります。
ハンドラーの1対1
今度はハンドラーによりフォーカスした練習でハンドラーの1対1のスキルを高める練習です。
つまるところ最終的には1対1の能力が重要でそこで勝てるかどうかがアルティメットの醍醐味でもあります。
ハメ側のパターンとハメ逆のパターン両方やっておきましょう。
1対1ハメ逆のパターン
ハンドラー1対1のハメ逆のパターンは以下のようになります。
1本パスを②に出してからスタートします。
通常②がパスを受けてからミドルを見る時間が少しあるのでその間に相手DFとの間合いを掴んでおきます。(すぐに上がりを狙うとミドルのミートの邪魔になってしまう)
②(スローワー)の目線が①の方に落ちてきたら勝負を仕掛けましょう。
- 上がり(A)のプレーを狙う アルティメット用語辞典「Aのプレー」
- 上がりを狙った後に小ボンバー アルティメット用語辞典小「ボンバー」
- 上がると見せかけてカットバックして展開貰う
- (相手DFとの距離が離れていればその場で貰うのも一つです)
意外とこの練習ではDFの方も重要です。
DFもフェイスでついたり少し離してタイミングよく距離を詰めたりと駆け引きしましょう。
1対1ハメ側のパターン
ハンドラー1対1のハメ逆のパターンは以下のようになります。
ハメ逆同様に1本パスを出してからスタートし、ミドルを見る時間を考慮して勝負をスタートします。
- シンプルに駆け上がりで貰う
- 上がった後にくるりと反転してインサイドで貰う アルティメット用語辞典「くるり」
- カットバックし裏展開をもらう
ハメ側の場合もハメ逆の場合も共通して言えることですが必ず「上がり(ゲイン)でもらう」ことを意識して練習しましょう。(ミドルのポーチがいる事も考慮した上ですが)
また、はっきり動くことが重要です。後の3対3の時のも重要になるのですが、あまり細かいカットを踏まないほうが良いように思います。
ハンドラーの3対3
1対1の次はより実戦に近づけて3対3を行います。
ブリックぐらいからスタートして、ゴールが入るまでハンドラーのみで進めてみましょう。
先述した1対1の技術を使いながら組み合わせてゲインしていきます。
DFは始める前にトラップを決めて守ります。この練習をする時はポーチを意識させる為、1人ミドルの位置に立っておきます。
ディスクがワンサイドに行った際によくある展開パターンを一つだけ紹介します。
- ハメ側で③がディスクを持っている状況
- ②が駆け上がりでパスを貰おうとするも出せない
- ①が②が駆け上がった事により出来たスペースでパスを受ける
- ②は駆け上がりの位置から①がいたスペースへ小ボンバーして貰う
このパターンはあるあるなので覚えておきましょう。
この時②は①がフォローに行けるポジションにいるかどうかを把握しておく事も重要です。
また、②がはっきり動かずあたふたしていると①はどうにも動けないのではっきりと動きましょう。そのほうがスローワーも他の人も助かります。
ミドルとハンドラーの循環がよく起こるチームの場合、ミドルも含めてこの練習をすると展開でのミスは少なくなります。
この3対3では絶対にディスクを落とさないことを意識して練習しましょう。(10秒つなぐことを意識する)
※より実戦っぽくやるには4対4にして、ミドルの位置からフォローに入っていくようにしてみます。基本は3対3で1組はミドルの位置で待つ、1組はけて足りなくなったら参加する(はけた1組はミドルの位置でフォロー待ち)
相互理解が大事
色々紹介しましたが、最終的には相互理解が一番重要です。
チームメイトのことを一番知っているのはチームメイトなはずです。相手が知らずに自分達だけ知っている得意なプレーは相手が誰だろうと通用します。
そのプレーをいくつ組み合わせられるかでオフェンスの幅が広がり厚みが出てきます。
”この人が持った時はこのプレー”という相互理解が多いチームの方が強いですね。
ただのオープンの展開でもそのスローが得意かどうかで貰い方は変わってくるはずです。
誰に対しても同じ貰い方にならないように、スローワーが投げたいスローを引き出せるように意識して練習することが大事です。
まとめ
ハンドラーのオフェンス強化という面で書いていきました。
必要な能力としては
- シュート
- スルーザマーカー
- 10秒つなぐプレー
だと思いますので、今回紹介した練習をまずは取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただ今回のはあくまで一つの事例です。
ここから自分達がやっているオフェンスや目指したいオフェンスはどんな形なのかをよく考えて、練習を工夫して変えていく・考えていくことがすごく大事です。
先輩に教わった練習はあくまでも先輩が考えたことなので、いまの自分達にフィットしているとは限りません。
今いるメンバーの最適解を探しそれにあった練習をできるように心がけましょう。
久々にアプリを使いましたが何やら新しい機能を追加しようとしているようですね笑。
開発者の多忙により修正等が遅れているようです。アプリ開発に精通している人がいたら連絡ください。手助けしてほしいです。
もし興味ある方はアプリも入れてみてください。
それではまた。