こんにちは、雷人です。
少し寝坊をしましたが、今日もブログ更新します。
さて今日は「各種全日本選手権大会の参加費値上げについて」というテーマで、自分が思ったことを書いてみようと思います。
あくまでも自分の意見なので正しいとか正しくないとかといった観点ではなく、あなたはどう思うかということを考えてみていただけると嬉しいです。
大会参加費実質値上げ
すでに1ヶ月ほど前に日本フライングディスク協会(以下JFDA)から連絡がありましたが、JFDAが主催するアルティメットを含むフライングディスク競技の各種全日本選手権大会における参加費が実質値上げ変更されました。
コロナ禍でなんとか大会を再開させてきた中で、2021年から大会参加費の中に「コロナ対策調整費(500円)」というものが含まれていてたのですが、2024年度以降の大会では「コロナ対策調整費」は廃止するけど、大会参加費はそのままにしますという流れです。
変更前 | 変更後 | |
競技者 | 6,500円(コロナ対策調整費500円含) | 6,500円(コロナ対策調整費廃止) |
チームスタッフ | 3,500円(コロナ対策調整費500円含) | 3,500円(コロナ対策調整費廃止) |
コロナ期間中は、大会会場にプレイヤーやスタッフ以外が入場できないように規制したり、体温計測やアルコール消毒の設置など様々なコロナに対するコストが発生していました。
その対応をするための人件費も余計にかかっていました。
厚生労働省から2024年度以降の新型コロナウィルス感染症への対応についての内容が変更されたため、JFDAでも実施していたコロナ対策は廃止する流れになっています。
コロナが始まる前は大会参加費が6,000円だったので、コロナ対策調整費がなくなり戻るかなというところでの値上げになりました。
値上げというか据え置きという感じですね。
物価上昇の波
理由としては「国政情勢を背景とした物価上昇の影響により大会運営コストの増加」が挙げられています。
自分たちの生活の中でもいろんなものの値段が上がっている中で、大会参加費も上がっていくのは仕方ないことかなと思います。
100円前半だったコンビニのおにぎりもいつの間にか180円前後ぐらいになっているし、数年前に比べて迂闊に手が出せない金額になってきています。
賃金上昇を伴っていない物価上昇なので家計としては苦しいところです。
JFDAもひとつの運営組織なので、参加費は収入ですが大会運営にかかるお金はコストとしてあります。
収支のバランスを考えると大会参加費の値上げはせざるを得ないことだったんだと思っています。
借金返済
JFDAでは収支が元々ギリギリだったことに加え、コロナ期間中に大会が中止になり多くの収入を失い協会を継続するためにも5000万円の借り入れをしました。
今の大学生は知らない事象かもしれませんが、その借金は我々JFDA会員が間接的に返済していかなければならない借金になっています。
この借金を少しずつでも減らしていくためにも今回のように大会参加費などからちょっとずつ集めていかないと返済できない状況なのかもしれません。
ちょっと前にも書いた大会参加賞でウルトラスターが配られなくなったのも、コスト削減の波を受けているのではと想定しています。
削れるものは削って支出を減らし、収入を増やしていけば借金もなくなるし、健全な運営ができるようになります。
これまでその年しのぎの自転車操業で動いてきたJFDAから会長も代わり大きく変化しようとしている前段階なんだと勝手に思っています。
健全な経営ができるようになれば、もっとJFDAの体制も整ってきて選手たちの方にも良い影響が出てくるはずです。
内部のことは詳しくわかりませんが、ボロボロの組織を支えてくれている今のスタッフには感謝です。
5000円→6000円にはいつ上がった?
ふと思ったのは「前は5000円じゃなかったっけ?」ですが、2019年の大会要項を見ると大会参加費は5000円でした。
6000円に上がったタイミングやニュースを探してみたのですが見つかりませんでした。
ちゃんと調べてないのでいい加減なことは言えませんが、2020年のコロナ期間中に色々変更があって変更になったんだと思います。
ということはここ数年で大会参加費は1500円の値上げになっているということです。
年会費もどこかのタイミングで1000円の値上げを実施しています。
チームスタッフから参加費を徴収するようになったのも同じタイミングだったかと記憶しています。
念願の値上げ
いつだったか、これまでJFDAは大会参加費・年会費ともに消費税が入る前から一度も値上げをしていなかったということを聞いたことあります。
消費税が導入される前ということは30年以上も値上げをせずに耐えてきたということになります。
それはそれですごいことだとは思うんですが、30年間で消費税は10%上がったし、この間にも物価上昇は起きているので、当然コストとしては上がっているはずです。
会員数は増加傾向にあったのでその競技人口増加で財政面としては明るみになっていなかった部分なのかもしれません。
いずれにしてもJFDAとしては念願の値上げができたことで、年会費+大会参加費のある程度年間予算が計算できるところでの収入を上げることができました。
年会費(1000円アップ)+大会参加費(1500円アップ)で一人当たり2,500円アップしていて、JFDA会員は5000人ほどいるので、単純計算すると年間1250万の収入増になっています。
その中でいろんなコストも上がっていたり、借金返済をしてりするのでまだしばらくは厳しい財政状況は後3〜4年は続くのかなと感じてます。
長い目で見ていく必要があるしJFDAがなくなれば我々競技者は公式大会を失うことになるので、協力していくことが大事だと思っています。
まとめ
今回大会参加費が実質値上げ(据え置き)となりましたが、組織が大きくなったり健全な運営をしていくためには必要な値上げだと個人的には思っています。(逆に今まで上がってなかったのがおかしい)
JFDAのスタッフも日々プレイヤーが気持ちよく大会ができるように、ディスク界の発展のために決して高くない給料で少ない人数で働いてくれています。
そういったスタッフのためにも一人一人が少しの負担を増やすことでフライングディスク界全体が良くなっていくのであれば、それに越したことはないと思います。
我々競技者も自分たちだけが楽しければ良いやという考えではなく、どうすればもっとこの競技が広がったり業界全体が良くなるように考えていけると良いですね。
というわけで今日はこの辺で
ではまた