こんにちは、久々の更新となりましたバズバレッツの雷人です。
12月も半月以上経過し2021年も残りわずかとなってきました。
ブログ更新サボりにサボってしまっております。なかなか朝の寒さにやられてしまい、布団が重たいのか起き上がることができていません。頑張ります。
さて今日はすでに数日経っていますが今更ながら、「第32回全日本大学アルティメット選手権大会本戦・決勝の結果」というテーマで書いていきます。
改めて結果を見てみて感じることなど個人的な感想など書いていければと思っています。
第32回全日本大学アルティメット選手権大会本戦・決勝の結果
先週末12月11日〜12日にかけて静岡県掛川市にて全日本大学アルティメット選手権大会の本戦・決勝が行われました。
私個人としてもゲームアドバイザーで現地に行き、ライブ配信が行われていたコートでの試合をS席でみさせていただきました。
これまで各地区予選については、JFDAのホームページから組み合わせ表をスクショして編集して結果報告をしてきましたが、今回はJFDAの方からすでに結果が出ているので詳しいスコアの結果などはそちらをご確認ください。(https://www.jfda.or.jp/web/wp/wp-content/uploads/2021/12/2021AJUUC_Nationals_MatchResults_1212.pdfJFDAホームページより引用)
最終順位がどうなったのか見てみましょう。
オープンの部
まずはオープンの部から見ていきます。
ウィメンの部
次にウィメンの部を見ていきます。
優勝は男女ともに3連覇
大学選手権を制したのはオープン部門は早稲田大学、ウィメン部門では日本体育大学となり両チームとも3連覇という快挙を達成しております。
ここ数年では優勝校の入れ替えは激しく連覇こそあるものの、3連覇となるとオープン部門は1997年から2000年の日本体育大学の4連覇、ウィメン部門では2002年から2006年の5連覇をして以来ぶりの結果となっています。
男子は20年ぶり、女子は15年ぶりの快挙と考えると本当に素晴らしいことだと思います。
新たなチームが生まれるか?
ちなみに過去の3連覇以上しているチームからは新しく強豪チームが生まれています。
オープン部門で1997年から2000年の日本体育大学の4連覇をしたメンバーの中から文化シヤッターBuzzBulletsへ入団しそれからバズの連覇がスタートしており、ウィメン部門で2002年から2006年の5連覇をしたメンバーを中心に構成されたチームがおそらく中部の強豪社会人チームのUNOです。
こうしたことを考えると、自分たちの強さをしっかりと結果として残したメンバーで社会人チームで再集結して世界と戦うチームを作っているという流れが過去にありました。
15年前以上の話なので現在でもそういったことが起こるとは限りませんが、今後優勝したメンバーがどういった進路を辿るのか楽しみなところであります。
オープン部門の結果を見た感想
先ほど書いたように早稲田大学の3連覇というのは本当に素晴らしく、決勝戦を現地で見ましたがビハインドゲームを巻き返しての優勝でした。
今年の年初に書いた「アルティメットの大学チームが代替わりをしても強さを保つには何が必要か」の記事でも早稲田大学が強い理由について少しだけ触れましたが、結果的に優勝するチームはこういった意識レベルが違うのかなと改めて思いました。
決勝で敗れはしましたが、同志社大学も大学チームとして基礎レベルや戦術のレベルが非常に高く、少ない人数ながらあと一歩まで早稲田大学を追い詰めていました。
前半の主力の怪我や人数が少ないことによる疲労の蓄積が、後半のプレーへ大きく響いてしまったように感じます。ただ驚くべきは4年生が1人の状態でここまでチームを仕上げているということです。
同志社大学でどういった練習をしているのか、機会があればぜひ見にいきたいと思いました。
また、さらに驚いたのは3位となった静岡大学GLANZです。
ディフェンスはほとんどゾーンでしたが、マンツーマンのオフェンスもしっかりとしていてキャッチ・スローの質も高く、シュートもしっかりと打てるチームでした。
中部は中京だけじゃないということを見せてくれたような気がします。
ウィメン部門の結果を見た感想
ウィメン部門についても優勝は先ほど書いたように3連覇を成し遂げた日本体育大学でした。
しっかりとしたマンツーマンと時折混ぜるゾーンディフェンス、スタックからのオープン勝負とボンバーのシュートといった伝統的な日体大らしい戦いは健在でした。
日体大が素晴らしいのは、今あげた戦術がどれも難しいことではなく基本的なことであり、それをしっかりと伝承し継続して強さを保っているところだと思います。(関連記事はこちら)
決勝に進んだ法政大学アサマックスも近年上位常連校です。東京マーベリックスを設立した吉田選手がいた頃から強くなった印象で、そのままOGの選手がマーベリックスで続けていたり、指導に行ったりと強さを継続しています。
3位は成蹊大学でした。準決勝では日体大を相手に前半戦イーブンペースで試合を運んでいましたが、人数も少なく後半にエナジー切れで離されてしまった印象です。それでも3決では強豪の中京を相手に10−6で勝ち3位となりました。
ウィメンの部は上位3チームを関東地区が地区が占める事になり、今年に関しては西低東高と言わざるを得ない結果となっています。
OB・OGがコーチとしてつくチームが増えた
全体として感じたのは、コーチがついているチームが増えたなという事です。
今回結果が奮わなかった母校である大阪体育大学の部長とも、同様の話が出ておりもっとOBOGが練習に来たり、試合について指導する機会が増やした方が良さそうだという話になりました。
多くのチームがコーチやOBが帯同していて、チームにとってプラスになっているように感じられました。
特にコロナで今の大学1、2年生はアルティメットを教わっていない状態で次年度を迎えます。
間に挟まれた現3年生の負担を考えると、少なくとも向こう2年間は卒業生がしっかりと関わっていくことが大事になりそうだなと思いました。
とは言っても自分たちで考えて自分たちでプレーするのが楽しいのがアルティメットの良さでもあるので、プレーをする本人たちが「考えること」を辞めてしまわないように意識することも大事かと思いまう。
まとめ
というわけで先週末に行われた大学選手権の本戦・決勝の結果について書いていきました。
ゲームアドバイザーをしながら、そのチームでの最後の試合を噛み締めている姿に感動し元気をもらいました。
負けられない気持ち、執着心、情熱、歓喜、悔しさ、いろんな感情を見させていただきました。
この大会で大学アルティメットを引退された方もいるかもしれませんが、社会人アルティメットも楽しいので是非社会人になっても何らかの形で続けることをお勧めします。
大会へ参加された選手の皆様、また朝早くから運営に当たっていたスタッフの皆様、お疲れ様でした。
とにかく今年、大学選手権が何とか開催できたことが本当によかったと思います。
当たり前なんてことはないんですね。
日々感謝です。
というわけで今日はこの辺で。
ではまた。