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アルティメットプライベートクリニック総括

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この記事を書いた人
能勢 雷人

大阪体育大学BOUHSEARS(2007~2010)〜文化シヤッターBuzzBullets(2011~2022)〜Bustar
ポジション:ハンドラー
日本代表歴:2010WU23UC、2011,2015,AOUC、2012,2016,WUGC
埼玉県フライングディスク協会事務局長
JFDA公認ゲームアドバイザー
U.C.ABLAZERS(ユースチーム)創設

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おはようございます、今朝実家の母親から、雪が積もったよとラインが入っており30cmほど積もった景色を見て「すごいところで育ったんだな」と感心するとともに、還暦を超えた両親がこれを今から雪かきするのかと思うと「雪なんて災害だ」と思ったバズバレッツの雷人です。

寒い日が続きますが、体調を崩さないように気をつけましょう。

さて、今日は「アルティメットプライベートクリニック総括」ということで進めていきます。

今更感も半端じゃないですが、やってみて分かったことや感じたことをお伝えできればなと思います。

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アルティメットプライベートクリニック総括

私はアルティメットをビジネスにするという目的の中で色々やってきたことの中で、「プライベートクリニック」というものを実施しました。

プライベートクリニックは私自身が大学チームなどの練習場所に行って、練習内容などにアドバイスを行うというものです。(詳しい内容はこちらから確認してください)

あるチームは月に1度で3回、あるチームは週に1度で4?5?回ご依頼いただき、クリニックを実施しました。

今年の初めの話なのでかなり時間が経っていますが、何をやったの?という疑問を持たれる方もいると思いますので総括レポートを残しておきます。

ちなみに現在は私も平日昼間働き始めているため平日での実施が難しかったり、コロナの影響で厳しい状況ですが引き続き募集はしています。

興味のある方はお問い合わせください。

何をやったの?

クリニックって何をしたの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、私がやったことは「練習に参加させていただいて、チームが行っている基礎練習の調整やそのチームにあった基礎練習の提案、ゲーム中の個々のオフェンスやディフェンスに関する動きのアドバイスなど」です。

その時々のレポートについては過去記事で書いてますので以下の記事も併せてご確認ください。
プライベートクリニック初回を終えて
プライベートクリニック2回目を終えて

このレポートは月一回のクリニックを行ったチームについてのレポートになります。

その後2月にはある大学チームに週1でクリニックを行っています。3月もご依頼いただいていたのですが、不運なことにご存知コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。

新メニューの考案

週1で行ったチームの方では、新しく練習メニューを提案させていただきました。(バーティカルスタック向けの練習「F」について

「F」はその大学のイニシャルですね。

この練習はバーティカルスタックをオフェンスをしていたそのチームに対して、より試合を想定して具体的な練習になるように基礎練習を設計して提案しました。

提案してからすぐにコロナの影響で大学チームの練習も長期中断していたので、その後どうなっているか見ることができていません。

アドバイスできることはまだまだあったので、心残りです。

どうか自分たちで「こうした方が良い」とか「この変えた方が自分たちのオフェンスに合っている」と言ったようにアレンジしてくれていたら嬉しいです。

受けられた方の感想

今回クリニックを実施した後にアンケートを取らせていただきました。(ご協力ありがとうございました。今後の糧にします。)

少しだけその中の感想を紹介します。

良かったと思う点

  • 1つ1つの練習でフィードバックがあったり、具体的な練習メニューを提案していただいた。
  • トップレベルの戦略・考え方・練習メニューを知れたこと
  • 練習内容がマンネリ化していたが新たな良い練習を提案してくれた
  • 距離が近かった
  • 基礎の基礎から応用的な練習法までそつなく教えてくださった点
  • 外の目線でチームの直すべきところを指摘してくれる点
  • アドバイスの際に普段の話し合いでは出ないような事を言ってもらえたところ
  • 選手の質問に対して、一緒に考えようとすること

と言った感想をいただきました。

やはり自分たちで練習をしているのと、外の人が見てくれるのとでは状況が変わるので、スポットで外の人に見てもらうのは正しい方向に進んでいるのかなど確認する上でも必要になるのかなと思いました。

改善してほしい点

  • 試合の中でポジションごとに考えるべきところを教えていただけたら嬉しかったです。
  • もう少し個人個人へのアドバイスをもらえたら、なお良い思いました。
  • 同じコート内でプレーさせていただきたかったです。
  • 試合中や練習中などにもっと個人やチームに対して指摘が欲しかった

改善点については上記のような感想をいただきました。

どうしても少ない回数・時間の中でどこまで言っていいのかと悩む部分があり、少し踏み込めなかった部分もありました。

もし次に機会があれば、上記の改善点を意識してやってみます。

アンケートにお答えくださった学生の皆様、ありがとうございました!

クリニックした側が感じること

東北クリニックに行く機会が減ってしまったので、今回久々に大学生の練習を間近に見ることになりました。

クリニックした側として感じたことを少しだけ。

最初に感じたのは、東北クリニックでも毎回思っていたことなんですが、基礎練習にリアリティがないということです。

試合のどの場面を想定したものなのかがわからなかったり、どこのチームがやっても同じ練習になっているように感じることがありました。

クリニックで私が伝えることは練習の内容もそうですが、「意識」の部分に重きを置いて伝えます。

同じ練習をしていても「意識」が違えば結果が全く違うものになるからです。

「学生日本一」を目指すのであれば「日本一意識の高いところで練習」する必要があると思っています。

もう1つは、「クリニックをしたチームはその後の結果も気になる」です。

過去にいくつかの大学チームに関わらせて頂きましたが、自分が指導したチームには愛着が沸くものです。実際に地区予選を観に行ったり、本戦出場という目標を果たしたチームを観るために富士まで行ったり、ドリームカップで試合を見たりしました。

そこで試合などを見てまた改めてアドバイスを行ったりしています。

これは講師をした側の人しかわからないかも知れませんが、スラダンで花道が初めてジャンプシュートを決めた時の桜木軍団の気持ちと同じです。多分。

とにかく関わったチームはその後も気になってずっと観てるよってことです。

先日イチローが智弁和歌山に指導に行ったことが話題になりました。イチローが締めの挨拶で「ちゃんと観てるから。ちゃんとやってよ笑」と言っていました。

そういうもんなんだと思います。

UNOが「出張アルティメットコーチ」を実施中

日本の女子トップチームであるUNOが「出張アルティメットコーチ」を実施しています。

なんとチームの練習にUNOのメンバーが来てくれて一緒にプレーしたり指導にあたってくれるようです。

しかもコーチ料金は無料とのことなので、近畿・中部地方のチームはチャンスですね。すでに1チーム行われたようです。

このチャンスを活かすかどうかは皆さん次第です。

UNOのメンバーはお茶目な人も多く楽しく教えてくれるはずです。

詳しくはUNOのFacebook・Instagram・Twitterをご確認ください。

冷静に考えてトップチームのプレイヤーが10人以上チームの練習に来てくれるってエゲツないですね。

まとめ

クリニックをしているチームや個人や企業はいくつかありますが、そんなに多くあるわけではありません。

少ないチャンスを活かせるかどうかは各チームの勇気にかかっています。

もし自チームの周りにそういった活動をしていなくても、学びを得られそうなチームがあったら自分たちからお願いしてみるのも1つの手だと思います。

1つ確かなことは「新たなことを学ぶことで成長できる」ということです。

チャンスの神様に後ろ髪はないので、自らチャンスを掴みに行きましょう。

というわけで今日はこの辺で。

先日大学一年生向けにディスクを配る企画「Disc : ReBorn」をスタートしました。詳しくはこちらまで。

また、自身立ち上げのアルティメットクラブチーム「U.C.ABLAZERS」のオリジナルディスクを販売しています。チームを応援していただける方は購入してくれると嬉しいです。(販売ページはこちら

ではまた。